試合日程・結果 / FIXTURES & RESULTS

2018年12月8日13時30分 KICK OFFジャパンラグビー トップリーグ 総合順位決定トーナメント戦 2回戦

NTTコミュニケーションズシャイニングアークスNTTコミュニケーションズシャイニングアークス

vs

クボタスピアーズクボタスピアーズ

36vs13

前半14 - 8

後半22 - 5

選手・スタッフ一丸で「完璧に近いパフォーマンス」
36得点で千葉ダービーに快勝。

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勝てば5・6位が確定する「ジャパンラグビー トップリーグ総合順位決定トーナメント 2回戦」

NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス(以下アークス)は12月8日(土)、東京・秩父宮ラグビー場で、クボタスピアーズ(以下クボタ)と対戦。

アークスは浦安市に拠点を置き、クボタは船橋市が本拠地。

同じ千葉県内で活動する者同士の“千葉ダービー”が、順位決定戦で実現しました。

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アークスは先週ヤマハ発動機に敗れて4強を逃しましたが、気持ちを切り替えて「みんなの『勝ちたい』という気持ちがひとつにまとまっていました」(FL鶴谷昌隆)。

良い準備をして試合当日を迎え、先週はサントリーと2点差(26-28)の激闘を繰り広げるなど、好調を維持しているクボタへ挑みました。

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この日のアークスの先発メンバーはこちら。

PR庵奥翔太、FL鶴谷昌隆が先発を飾り、小倉順平は今季開幕戦以来のスタンドオフでのスタメン。ディフェンスが光るルテル・ラウララはセンターに入りました。

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クボタには、昨季リーグ戦13節(17-23)で、そして今季の練習試合(40分×3本/33-38)でも破れており、借りを返さなければならない相手。

午後1時30分キックオフの試合で、アークスは序盤から好スタートを切りました。

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先制点はスタンドオフ・小倉の右足から。

アークスはキックカウンターからSO小倉がステップワークで突破。

するとふたたびボールを手にしたSO小倉が、前半3分、オープンサイドの広いスペースへキック。これをWTB石井魁が快足を飛ばして捕球。

ミスなく攻撃を続けたアークスが、鮮やかな先制トライ。CTBラウララのゴールも成功し、7点を先制します。

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ラインアウトではLOロスアイザックが身長(201センチ)を活かしてスティール。

右展開から巧みなパスワークで敵陣へ入るなど、攻勢を強めます。しかしPGが失敗し、迎えた前半13分。

相手13番がパスをインターセプト。そのまま独走を許してトライを奪われます。7-5

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インターセプトから一発で取られはしましたが、アークスは集中力高くディフェンス。

すると次第に相手の反則が増え、相手の2つの反則で敵陣22メートル内に侵入。しかし3度目の反則で狙ったペナルティゴール(PG)は外れます。

ただ献身的なキックチェイスなどでキックゲームを制するアークスは、前半25分。

キックを追いかけたFL金正奎キャプテンが、十八番のジャッカル(密集でボールを奪取するプレー)を披露。

攻守交代が起こり、すかさず無人エリアへ放り込んだキックをWTB石井魁が確保。敵陣で猛攻し、前半28分にCTBラウララのトライが生まれました。ゴール成功14-5

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好守により失点は少なく、自慢の攻撃力も披露。

ただ前半38分には自陣で反則(ノット・ロール・アウェイ)を犯してしまい、相手が3点追加。前半を14-8とリードして折り返します。

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後半もディフェンスは光りました。

HO三浦嶺、LO中島進護がラックでファイトして攻撃権を奪えば、CTBラウララは相手を弾き飛ばすタックル。

しかし相手WTBの好走、アークスの反則などで自陣を脱出できない時間が続きます。

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すると相手の圧力が増し、前半11分に右隅で失トライ。ゴール失敗14-13

さらにNO8アマナキ・レレイ・マフィがシンビン(10分間の一時退出)となり、後半20分頃まで14人で闘うことに。

ピンチとなったアークスですが、ここからFL金キャプテンも「良い導き方ができた」と振り返る、会心の試合展開に持ち込みます。

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まずリスタートのキックオフで、CTBゲイツのタックルで相手を押し出し攻撃権を奪取。

そこから敵陣で連続攻撃を仕掛けると、SO小倉が難しい姿勢から、相手背後へ難易度の高いキック。

相手ゴール前で圧力をかけてマイボールにすると、SH湯本睦がフェイントからインゴールへグラウンディング!ゴールは失敗しますが5点を追加(19-13)。

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さらにアークスは14人で攻勢。

うまくキックゲームに持ち込むことができた上、相手のキックが短くなり敵陣へ。さらにラックを制圧するなどし、敵陣で攻撃を続けます。

すると後半21分、相手フォワードのキックミスから敵陣でカウンター。

手薄な右サイドを攻略し、2つのリターンパスをWTB羽野一志につなげ、そのままインゴールへ!ゴール成功で26-13とリードを広げました。

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【後半23分】PR庵奥翔太→上田竜太郎
【後半29分】PRレイルアマーフィー→平井将太郎
【後半31分】WTB羽野一志→石井勇輝

後半はスクラムでも優勢が明確に。

後半3度目のスクラムでコラプシング(スクラムを崩す反則)を奪って敵陣へ。さらに相手ゴール前スクラムでふたたび相手反則を誘発し、後半35分にPGを選択。

PGはこの日5度目で初成功。29-13とします。

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【後半35分】SH湯本睦→鶴田諒
【後半36分】FL鶴谷昌隆→山下弘資/HO三浦嶺→白隆尚/LO中島進護→牧野内翔馬
【入替/後半39分】CTBシェーン・ゲイツ→石橋拓也

トライ後のディフェンスは気をつけたいアークス。

猛攻を受けますが、相手のノックオンがありトライを免れると、後半40分でした。

敵陣に入ったアークスは、左展開から入ったばかりのCTB石橋拓也がラインブレイク。独走状態となりそのままゴール下へトライ!

最後のトライコンバージョンをLOロスが決め、36-13で見事勝利を勝ち取りました。

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勝利したアークスは、最終順位の5・6位以上が確定!

そして順位決定トーナメント最終戦(3回戦)の相手は、トップリーグ優勝4回のパナソニック ワイルドナイツに決定。相手に不足はありません。

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ロブ・ペニーHCの声

ロブ・ペニーHC

まずはチーム全員のことを誇りに思います。これまででもっとも完璧に近いパフォーマンスでした。これを自信につなげて、残りのシーズン、チームがこの先成長していく上で、この結果を求めて頑張ってほしいです。

――先週から良くなった点を挙げるとすると?

キックはかなり良いオプションを選択することができていました。12番のラウララ選手がいたことでオプションが増え、小倉選手に対するプレッシャーが減ったためです。それがディフェンスのプレッシャーを減らすことにもつながりました。アンストラクチャー(崩れた局面)のディフェンスも上手くいきました。

あともうひとつ、称賛に値するのがフォワード・パックです。やはりクボタはフォワードが強みです。そこをしっかり制圧することができたことは良かったです。

金正奎キャプテンの声

金正奎選手

やっと自分たちの出したい形を80分間出し続けることができました。

今日出た選手だけではなく、ノンメンバー、スタッフ、メディカルを含めて良い準備ができたことで、良い結果が生まれたと思っています。そこに関して全員のことを誇りに思っています。

ずっとチームに言ってきたのは、80分間小さな積み重ねをしていこうということです。その部分を一週間通して練習で意識できたことが、結果として良かったのではないかと思います。とにかく勝てて良かったです。

――後半にシンビンで14人になりましたが、逆に2本トライを取りました。

とにかくハードワークし続ける。ここで受けに回るのではなく、アグレッシブにディフェンス、アタックでとにかく前に出て挑戦し続けようと。その結果、2トライすることができました。そこは良い導き方ができたと思います。

FL 鶴谷昌隆選手の声

鶴谷昌隆選手

――先週からチームでどのようにモチベーションを上げたのでしょうか?

一番大事なことは自分たちのラグビーをしっかりやることです。みんなの勝ちたいという気持ちがひとつにまとまって勝てた試合だったと思います。

――ディフェンスも素晴らしかったように見えましたが、チームとしてはどこにフォーカスしていましたか?

ディフェンスでは自分たちのシステムをしっかり守ろう、ということにフォーカスしていました。練習から個人個人でプレーせず、全員でディフェンスをしていくということを意識していました。

――鶴谷選手自身も良いディフェンスがたくさんあったと思いますが、今日のご自身のプレーについてはいかがですか?

自分自身も試合へ向けて良い準備ができました。試合のパフォーマンスは「準備が90%」だと思っています。そこがしっかりできたことが良いパフォーマンスにつながっていると思います。

――14人になりましたが、逆に10分間で2トライを取りました。

円陣を組んで、キャプテンの金正奎が「今までのプレーよりひとつレベルを上げてハードワークしていこう」と。それを全員で遂行できたことが良かったのではないかと思います。

今シーズンは自分ができることの“プラスワン”をしっかりやっていこうということを意識しながらやっているので、みんなが自分のプラスワンを意識してできたかなと思います。

――双子の鶴谷知憲選手も男子セブンズ日本代表で頑張っています!

彼も頑張っていて「楽しい」と言っています。僕も彼に追いつこうという気持ちも出ているし、彼も頑張ろうという気持ちになっていると思います。良いライバル関係なのかなと思っています(笑)

――次戦はリコーとパナソニックの勝者(のちにパナソニックに決定)です。意気込みをお願いします。

なにかを変えることはなく、自分たちのラグビーをしっかりやる。相手にフォーカスするのではなく、自分たちにフォーカスして、ディフェンス・アタックのシステムを守って、それをしっかり遂行する。そこだけかなと思います。

LO ロスアイザック選手の声

ロスアイザック選手

――今日の試合を振り返ってください。

良い試合でした。チームとして本当に良かったと思います。

――ラインアウトはいかがでしたか?

相手がプレッシャーをかけてくることは知っていました。結果的として良いチャンスを作ることができていました。

――ご自身のパフォーマンスはどうでしたか?

チームを助けることにチャレンジしましたが、リーダーシップも取れました。良かったと思います。

――ファンの方々へメッセージをお願いします。

先週のヤマハ戦など、ファンの方々は遠くから応援に来てくれます。ファンの皆さんが力をくれています。来週もしっかりプレーしたいと思います。(通訳:金キャプテン)

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※ロス選手の提案で、取材ゾーンに居合わせた金キャプテンが通訳を務めることに!

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