佐野厚生農業協同組合連合会 佐野厚生総合病院 診療情報課 課長 加藤 智則氏

佐野厚生農業協同組合連合会
佐野厚生総合病院
診療情報課 課長

加藤 智則氏

「ほぼ1年かけて病棟メインで順調に整備が進められました。ひと段落ついたので、今後は外来エリア、救急エリアにもWi-Fi環境を拡張する計画です」

佐野厚生農業協同組合連合会 佐野厚生総合病院 管財課 主任

佐野厚生農業協同組合連合会
佐野厚生総合病院
管財課 主任

大島 悠希氏

「先日、私自身が入院しましてWi-Fiのお世話になりました。映画などの動画視聴が快適だったことは非常にありがたかったです」

 

課題

コロナ禍で高まった院内におけるWi-Fi待望論
安全面、運用面の課題を解消する打開策が必要に

佐野厚生総合病院は1937年に開院した歴史、伝統ある二次救急病院(手術や入院が必要な重症患者の対応を担う医療機関)だ。同院は『地域に寄り添い信頼される病院』を当院運営の基本理念に掲げ、地域の中核病院を目指している。さらに同院は妊娠22週~生後1週間未満の期間の妊娠、分娩に関わる母体・胎児管理、新生児管理を行う周産期医療機関にも指定されており、妊婦を受け入れる体制構築の一環として患者用Wi-Fi環境の導入検討を進めていた。

「お産で入院する妊婦さんは健康なため、病棟にWi-Fi環境があれば喜んでいただけるという思いから導入を検討していました。しかし、新型コロナ感染症の蔓延で施策は一時ストップ。感染症対策に最優先で院内のリソースを割く必要が生じたのです」と診療情報課の加藤智則氏は当時を振り返る。

消毒・検温の徹底、入退館口の制限、面会謝絶などの対策を行う中、患者やその家族から新たなニーズが浮き彫りになったと加藤氏は続ける。「たとえば、中学・高校生の患者さんから受験が近いのでオンライン授業を受けさせて欲しい、ご家族からもモバイルWi-Fiルーターを病室に持ち込みたいといった相談があったのです。さらに、リアルな面会を制限していたため、せめてオンラインで面会がしたいという声もありました。しかし、モバイルWi-Fiルーターの持ち込みは電子カルテなどの院内システムに電波干渉する懸念があるため安易に認められないため、再び患者用Wi-Fi環境の導入が急務になってきました」

加えてコロナ禍を経て職員の業務環境も大きく変わる。会議や研修などもオンラインで実施する頻度が増え、病棟などで利用できるWi-Fi環境が欲しいという職員からの声も聞かれるようになっていた。

もともと、同院内にWi-Fi環境は存在していたものの、一部の医師などに利用は限られていた。「院内システムで利用するネットワークでWi-Fiを利用するため、回線負荷がかかると業務に影響が出る懸念もありました。さらに運用面でもセキュリティに配慮し、個別に申請を受けてMACアドレスを登録、許可するプロセスを手作業で行っていたため、不特定多数の患者さん、職員が対象になると、とても自前では対応できないのは明らかでした。なんらかの打開策が必要になっていたのです」(加藤氏)

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対策

コストを抑えスピーディに導入、運用負荷も抑えられる
トータルな視点でドコモビジネスのWi-Fi導入を決断

こうして、従来の院内システム環境のネットワークから完全に独立したWi-Fi環境の構築プロジェクトはスタートする。加藤氏とともにサービスパートナーの選定にあたった管財課の大島悠希氏は、次のように経緯を語る。「複数のWi-Fiサービスを比較検討しました。結果、コスト、納期、使い勝手、運用のしやすさなど、トータルな視点でこちらのニーズに合致していたドコモビジネスをパートナーに選定します。旧システムで利用していたLANを流用してコスト、納期を大幅に抑える提案が決め手になりました」

加えて、運用面の不安が払しょくできることも選定のポイントになった。「機器からネットワークまで常時監視してもらえ、故障時には修理もしてくれる。フリーWi-Fiの認証システムで管理も楽にできる。懸念材料だった運用もすべておまかせできる点も高く評価しました」(加藤氏)

同院が導入を決めたサービスは「ドコモ光ビジネスWi-Fi」。Wi-Fi導入から運用・管理までをプロにおまかせできるサポート付クラウド型Wi-Fiサービスだ。初期費用、事務手数料は無料※1、全国どこでもWi-Fi機器1台から利用でき、モバイル端末最大100台程度※2まで安定して利用できる特長がある。さらにフレッツ光回線などの設備を使ってドコモビジネスが提供するプロバイダー一体型の光インターネットサービス「ドコモ光」を導入。同サービスは超高速通信が使い放題、動画視聴なども快適にできる特長を持っている。

「アクセスポイントの最適な設置、認証画面のカスタマイズ、申し込み用紙、設定表の記入など、導入にあたりドコモビジネスの担当者さんの親身なサポートにも感謝しています。しかも半導体不足の時期にも関わらず機器を速やかに調達してもらったおかげで、速やかに導入できました」(大島氏)

同院はWi-Fi環境は産婦人科病棟を皮切りに、外科・内科といったほかの病棟、そしてコロナ病棟という3ステップで導入が進んでいった。そして、とくに大きなトラブルもなく院内Wi-Fi環境の整備は完了する。

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効果

患者向けWi-Fi環境の安定感を評価し職員にも開放
職員間の情報連携の強化、働き方改革にも貢献

患者用Wi-Fi環境の稼働にあたり、加藤氏、大島氏は簡単なWi-Fi接続マニュアルを制作し、入院患者に配布して周知を図った。このため、当初、想定していた患者からの問い合わせはほとんどないという。「もっと患者さんから接続に関する質問が来る覚悟をしていたのですが、杞憂に終わりました。現在、300人以上の入院患者さんがいらっしゃいますが、つながらないという声もありません。こちらでWi-Fiの利用状況も見ることもできますが、とくにトラブルがないのでチェックする必要もないですね」(加藤氏)

アクセスポイントを抑えたものの、とくにWi-Fiのつながりづらいエリアはないと大島氏は続ける。「1病棟3カ所にアクセスポイントを設置したのですが、当初は隅々まで届くのか不安はありました。しかし、導入前に入念に電波調査していただいたおかげで、エリアフリーで安定して使えています」

患者向けに安定してWi-Fi環境が提供できている成果を得て、現在、同院では職員向けにもWi-Fi環境を開放。オンラインの会議、研修会、eラーニングなどで多くの職員が利用している。「仕事で個人スマホなどの容量を使いたくない職員には、自由に使えるWi-Fi環境は喜ばれていると思います。会議や研修会もリアルとオンラインのハイブリッド開催にしたおかげで、参加率も上がっているようです」(加藤氏)

病棟を中心に院内にWi-Fi環境が整備されたことで、今後はさまざまなシステムと連携される展望を加藤氏は描いている。「現在、働き方改革の一環で勤怠システムの導入を計画しているのですが、Wi-Fi環境を使えば院内にサーバー、端末を置く必要がなくなります。個人の端末からクラウド上ですべて処理できるようになれば、コスト削減効果はもちろん、業務効率もアップできると見込んでいます」

地域に寄り添い信頼される病院を目指し、佐野厚生総合病院の挑戦は続いていく。

※1 設置工事などが必要な場合は、別途料金が必要になります。

※2 同時接続可能な端末台数は推奨値です。お客さまのご利用環境・端末により異なります。

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佐野厚生総合病院

佐野厚生総合病院

外観写真

事業概要
1937年(昭和12年)前身の佐野病院として設立。21の診療科と531の病床数を有し、佐野市における二次救急医療機関、がん診療連携拠点病院、災害拠点病院といった複数の役割を担っている。

URL
https://jasanoko.or.jp/


(掲載内容は2023年9月現在のものです)


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