
2025年7月15日
NTTドコモビジネス株式会社
船舶においてStarlinkを活用したインターネット環境を最適化する通信管理ソフト「ShipLINK」の提供を開始
NTTドコモビジネス株式会社(旧 NTTコミュニケーションズ株式会社、以下NTTドコモビジネス)は、東北電技ソリューションズが開発・提供する船舶向けの通信管理ソフト「ShipLINK」(以下、本サービス)を2025年7月15日に提供開始します。本サービスは、NTTドコモビジネスが提供する衛星インターネットサービス「Starlink Business」を導入した船舶における通信管理を効率化し、通信コストの削減と最適化が実現できます。
1.本サービスの概要
本サービスは、船舶に搭載されたLTE回線と衛星通信の一元管理を提供します。LTE回線と衛星通信の「自動切り替え機能」を備えており、通信環境に応じた最適な通信経路を選択することにより、通信コストの最小化を図ることができます。
また、最近では船員の福利厚生や労働環境の改善を目的とした「Starlink Business」の提供が進み、船員のスマートフォンによる通信利用も増加しております。
本サービスでは、船員ごとに利用する通信容量を割り当てることで、「Starlink Business」の従量課金プランにおける、予期しない通信費の増加や、通信増加に伴う業務上必要な通信に影響を与えるリスクなどを防ぎます。船上での通信管理のほか、船主は陸上から船毎のデータ利用量や利用端末などをクラウド上で一括管理することができ、簡易で分かりやすいユーザインタフェースと柔軟な運用が強みを持つサービスです。

通信管理ソフト「ShipLINK」のイメージ
2.海底ケーブル敷設船「きずな」への導入実証
NTTドコモビジネスのグループ会社であるNTTワールドエンジニアリングマリン(以下、NTT-WEマリン)が所有する海底ケーブル船「きずな」へ、本サービスの導入実証を2025年2月に実施しました。また、NTT-WEマリンが提供している船上LTE回線サービス「マリタイムモバイル」とのセット利用による船上のトータルネットワークソリューションも実現可能になっています。

実証導入を行っているケーブル敷設船「きずな」
3.提供開始日
2025年7月15日
4.ご利用料金
NTTドコモビジネスの営業担当にお問い合わせください。
5.今後の展開について
NTTドコモビジネスは、今後も船舶向けの通信管理ソリューションの提供を通じて、船員の福利厚生向上と業務効率化の支援進めてまいります。また、船員の福利厚生のみならず、船上の様々なデジタルトランスフォーメーション(DX)展開パートナーとして顧客に寄り添った提案を推進していきます。
*本お知らせは、NTTグループ各社等が展開する宇宙ビジネスのブランド「NTT C89」の取り組みの1つです。
「NTT C89」は、日本電信電話株式会社の商標です。「NTT CONSTELLATION 89 PROJECT」の略称であり、社会へのソリューション提供を通じて宇宙関連事業の拡大および宇宙産業全体の発展に貢献していく取り組みです。
関連リンク
- 株式会社東北電技ソリューションズ https://tdsol.co.jp/