CSR 担当役員からのメッセージ

サステナビリティ推進に向けた役員からのメッセージをお届けします。

常務執行役員 安藤 友裕

常務執行役員
安藤 友裕

サステナビリティ基本方針のもと、ICT/DXの無限の可能性を追求し、
2030年度カーボンニュートラル※1の実現、SDGs達成への貢献、
2040年ネットゼロ※2、そして、その先の持続可能で夢のある、
Well-beingな未来の実現に取り組みます

深刻化する気候変動問題をはじめとするSDGs/ESGなどに示された、地球規模での課題やリスクへの対応は、持続可能な社会を次の世代へ、そして、その先の未来につないでいく上で、今日、一層喫緊となっています。NTTコミュニケーションズグループでは、「企業理念」「信条」のもと「事業ビジョン」の推進を通じて、こうした状況に対応し、未来をひらくべく、「サステナビリティ基本方針」を策定し、「環境」(E)「社会」(S)「ガバナンス」(G)および「人材」の4つの重点領域ごとに、「目指す未来」を掲げ、一連の重点活動項目/KPIの達成に取り組んでいます。そして、幅広い協働・共創をベースに、また、PDCAサイクルにもとづく的確なマネジメントとガバナンスのもと、自らの事業活動がもたらす、バリューチェーン全体を通じた社会への「負の影響の最小化」と「正の効果の一層の発揮」を進め、その積み重ねにより、”Your Value Partner”としての企業価値の持続的な向上を図りつつ、人と世界の可能性をひらき、「社会全体のDX、GX、WX、SX」の推進、「SDGs達成」への貢献、そして、その先の、「サステナブルな未来」の創造に向けて取り組んでいます。また、私たちのサステナビリティ基本方針は、全員参加型で作り上げた「企業理念」「信条」のもと、目指す未来に向けて、私たち一人ひとりが、「自ら始め」「共に高め」、事業ビジョンや日々の業務・事業活動などを通じて、「社会に応えて」自分らしく活躍していくことを、その取り組みのベースに置いており、こうした点を大切にして推進しています。

2023年は、その一環として、これらの取り組みの基礎となる人的基盤の充実に向けて、社員の自律的なキャリア形成と成長に資する機会や環境の一層の充実を進めるとともに、中長期的な人材戦略の充実を図る人事戦略委員会を新たに設置し、また、社員エンゲージメント率を含むサステナビリティ評価の報酬連動制の適用対象を全管理職に拡充しました。喫緊の課題となっている気候変動関連では、エネルギー総使用量(Scope1,2)の95%以上を占める電力の再生可能エネルギー使用率を約5割(48.6%)に引き上げるとともに、クラウドサービスの再生可能エネルギー使用率100%(Scope2)を実現しました。また、Scope3を含めた2040年ネットゼロ実現に向けた具体的な計画の策定や次世代社会を支えるゼロカーボンかつ生成AIなどの進展に必要な高発熱対応型の「グリーン&超省エネルギーDC」の構築に向けた取り組み、新「生物多様性枠組」(2022年12月採択)に沿ったネイチャーポジティブに寄与するICT/DXサービス/ソリューションの共創、世界的に懸念が高まっている経済安全保障面を含む地政学的リスクを踏まえた、サプライチェーンのレジリエンス強化や海外子会社のガバナンス強化などを進めています。

私たちが先端技術を駆使して提供する「Smart World」「Smart Data Platform for X」 などのDXソリューション/プラットホームや、5G・IoT、そして、ゼロトラストでレジリエントかつワンストップな次世代の「移動固定・閉開域網融合型」の統合ICTサービスなどは、気候変動、大規模災害、少子高齢化や情報・サイバー空間上の脅威への対応など現代社会が抱える複雑かつ多様な課題の解決、そして、その先の未来社会を支える価値創造の切り札にもなり得るものです。SDGs/ESGを起点に、あらゆる分野、世界がよりよい未来に向けて結束していかなければならない今、こうした事業活動を通じてあらゆる分野・世界をつなぎ社会に貢献できる喜びは社員にとっても大きな価値を持つものとなっています。

NTTコミュニケーションズグループは、中長期的リスクと機会を的確に把握・対応しつつ、ドコモビジネスブランドのもと、これからも次世代、そして目指す未来社会を支えるサービス・基盤を開発・提供し続け、一層複雑化・多様化する社会課題を解決し、「あなたと世界を変え」、未来をひらくべく、サステナビリティ基本方針のもと、グループ一丸となって取り組んでまいります。そして、社会の期待・要望に応えるべく、ICT企業ならではの「事業活動を通じたCSV/CSR」を実践し、SDGs/ESGの推進、イノベーティブで創造的、強靭で、安心・安全、グリーンで自然と共生し、活力ある地域社会で構成される、誰もが尊重され、互いに高め合い、社会に応えて自分らしく活躍できる、持続可能で夢のあるWell-beingな未来の実現に、さまざまなステークホルダーの皆さまと共創・価値創発しつつ、積極的に取り組んでまいります。

※1 対象はGHGプロトコル:Scope1(自らの温室効果ガスの直接排出)、およびScope2(他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出)

※2 2023年5月、NTTグループ新「中期経営戦略」に基づくScope3(Scope1、Scope2以外の間接排出)を含む取り組み

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