多店舗ネットワークの運用監視・保守業務
アウトソーシング事例

多店舗・多拠点のネットワーク運用に課題を抱えるお客さまは少なくありません。
その多くは、ネットワーク利用時の制限や通信遅延などのトラブル、店舗や拠点拡大時の対応など、ビジネスに多大な影響を与えるものばかりです。
IT担当者が不足している現在、社内リソースのみで安定した運用を継続していくことは厳しい状況でもあります。
そのような課題解決の糸口となる、多店舗ネットワークマネジメントを活用したアウトソーシング事例をご紹介します。

多店舗,他拠点,ネットワーク,可視化,運用コスト,アウトソース,リテール業界 多店舗ネットワーク

適用業界・分野

  • リテール業界

導入用途

  • 約6,000拠点のネットワーク運用・監視
    および約60,000台のネットワーク機器のハードウェア保守

効果/目的

  • ネットワーク全体の機器最適化/
    運用コスト削減
  • 各拠点の構成可視化
  • 故障対応の迅速化、震災対応の自動化

従来の課題

日本国内の小売りグループとして、約6,000拠点のネットワーク運用・監視および約60,000台のネットワーク機器を抱えていたお客さま。
当時、数名の社員により運用が行われていましたが、手が回らずコア業務にも支障が出てしまう状態でした。
そのような状況のなか、機器保守の集約により最適化/コスト削減を図るとともに、社員がコア業務に専念できるようにすることや、ネットワークの運用による故障復旧時間の短縮、運用状況の見える化が大きな課題となっていました。

解決手段/導入効果

既存の他社ネットワークはそのまま利用し、監視用ネットワークとしてドコモビジネスのArcstar Universal Oneを採用。
同じくドコモビジネスの「X Managed」を活用することで、お客さまも把握できていない各店舗の構成可視化を実現しました。
合わせて運用保守をアウトソースすることで、お客さまは本業に集中することが可能となりました。

さらに、可視化により保守機器が明確になったことで影響範囲の特定と調査がスムーズになり、運用コストを約10%削減することに成功。
コスト面以外にも、故障対応の迅速化や震災対応の自動化なども大きなポイントとなっています。

現在も、お客さま経営層との定例会や改善会議にて随時課題や提案を議論しながら、ServiceNow基盤を利用した窓口業務などの効率化を目指しています。

サービス導入イメージ

ドコモビジネスだから実現できた、他社回線のマルチキャリア対応による一元監視運用

既存のX社ネットワーク、Y社ネットワークはそのまま利用し、監視用ネットワークとしてArcstar Universal Oneを採用。X Managedを活用して故障検知、故障対応、震災影響確認、機器リプレース通知、拠点解説、依頼ベースの設定変更、その他(定期点検、メンテナンス)、HW保守(保守契約、24時間365日対応、店舗からのお問い合わせに対する駆け付け対応業務(マルチベンダー保守))、無線APサポート(故障ポイント切り分け、クライアント調査)を提供

課題を解決したソリューションサービス

多店舗ネットワークマネジメント

国内に多数の拠点、店舗を展開する流通・サービス業のお客さま向けの安価な運用保守メニューです。
ドコモビジネスの持つ多数の実績と経験をもとに、店舗内LANも含めた高品質・高信頼な運用サービスを提供します。

一言ヒント!

多店舗ネットワーク運用における課題は、インフラの整備や維持、セキュリティの確保、集中管理と可視化、故障対応、コスト面や柔軟性・拡張性と多岐にわたります。
社内で人材を確保する場合、属人化や過負荷のリスクは避けられません。

ドコモビジネスが提供する「多店舗ネットワークマネジメント」は、回線サービス、接続機器を含むネットワークシステム全体の保守運用を、24時間365日の窓口とネットワークキャリアゆえの豊富な経験・実績にもとづいた体制で、「ワンストップ」で「一元的」に対応します。

故障が発生した場合には、監視装置により速やかに故障を検知し、お客さまへ故障連絡するとともに、故障箇所を特定し復旧対応します。
また、サービスマネージャーを配置し、再発防止対策、故障の予防処置、より効果的でお客さまの利用形態にマッチしたネットワークシステムへの改善提案など、幅広い運用保守管理サービスを提供します。

「守りのIT」をアウトソースし強化することで、社内リソースを「攻めのIT」業務に集中させることが可能となります。

関連用語

可視化

多店舗ネットワークにおける可視化とは、各店舗のネットワーク状況や通信状態、機器の稼働状況、セキュリティリスクなどをリアルタイムで把握・監視できるようにすることを指します。
単に見えるようにするだけでなく、運用を最適化することや迅速な故障対応、セキュリティ強化のための重要な基盤となります。

Arcstar Universal One

お客さまのご利用用途に合わせて、閉域網やインターネット、セキュリティ対策など、多彩なネットワーク環境でクラウドサービスをワンストップサポート。クラウド時代の課題を解決する高品質・高信頼なVPNサービスです。

今回の事例では、Arcstar Universal Oneを監視用ネットワークとして採用することで、既存のネットワーク構成は維持したまま、運用保守体制を構築することが可能となりました。

関連記事

IT投資における「攻めのIT」と「守りのIT」とは?

IT人材不足が深刻化する理由とは?ITエンジニア不足が企業に与える影響やとるべき対策について解説

シングルベンダーが多忙なIT部門を救う切り札になる

このページのトップへ