エバンジェリスト
経歴
CAREER1996年、日本電信電話株式会社に入社。以来、法人事業領域における新規事業・事業開発に従事。ICT業界およびモビリティ・シティ業界向けのビジネス開発を担当。現在はNTTドコモビジネス株式会社
ビジネスソリューション本部 ソーシャルイノベーション部 シティ・モビリティ部門長として、自動運転、MaaS(Mobility as a
Service)、スマートシティを軸とした社会実装を推進。自動車業界・自治体・官公庁とも連携しつつ、自動運転を支える通信インフラ、遠隔監視プラットフォーム、スマートポールなどの路車間協調インフラの実証・社会実装を推進しています。
「AIと通信事業をコアに、街の価値向上に資する次世代の事故ゼロ・移動の自由を実現する次世代モビリティ基盤を構築する」ことを自己テーマとし、産学官連携による地域課題の解決と都市価値の向上をめざしています。
趣味は、ドライブ、アウトドア、読書、ジム、サウナ活動。全国各地のモビリティの取り組み、まちづくりに実際に足を運び、その土地ならではの移動のしやすさや、街の使われ方、産業や社会の成り立ちを観察することが、仕事のアイデアの源に。「都市や地域ごとの強みを生かした街とモビリティの在り方」を考えることがライフワーク。
活動履歴
PROFESSIONAL ACTIVITIES| 主な所属団体 |
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Eva note
NTTドコモビジネス エバンジェリストの公式noteアカウントです。
地域・産業DXに関する最新情報を発信しています。
インタビュー
INTERVIEW-
エバンジェリストとしての得意分野とミッション
モビリティ・自動運転を専門としています。自動運転をはじめとする次世代モビリティを、まちづくりと一体で「使われ続ける社会インフラ」に変えることです。自動運転、MaaS、通信、AIを個別の技術として導入するのではなく、地域の移動課題や都市の価値向上から逆算し、実装と事業化までつなげています。
次世代モビリティは、車両の進化だけでは社会に根づきません。途切れない通信、道路側のセンシングやスマートポール、車両の運行判断を支える情報、セキュリティに加え、運営主体、費用負担、制度までを一つの仕組みとして設計する必要があります。私は、自動車メーカー、自治体、官公庁、学術機関、パートナー企業の皆さまと同じテーブルにつき、技術・事業モデル・制度を同時に前へ進めることを大切にしています。
強みは、約30年にわたり法人領域の新規事業・事業開発に携わり、技術の可能性を、関係者が合意できる構想と継続可能なビジネスへと組み上げてきた経験です。1999年のNTTコミュニケーションズ(現 NTTドコモビジネス)の黎明期のブロードバンドインターネット、データセンターからモビリティ、スマートシティへと経験を広げる中で、「誰が担い、どうコストを抑え、どう全国へ展開するか」までを具体化してきました。構想や実証で終わらせず、現場で使われ、地域や都市に定着する仕組みを目指していくことが、私の強みです。
もう一つのミッションが、AI・計算資源・通信・セキュリティを基盤に、事故ゼロと移動の自由を支える次世代モビリティ基盤を、それぞれの地域に最適な形で届けることです。移動の課題を起点に、地域の活力や街の価値まで高めたい。そのために、課題の整理から構想、実証、事業化、展開まで、お客さまと同じ目線で伴走します。モビリティやまちづくりで「構想はあるが、実装・継続の道筋が見えない」というテーマがあれば、ぜひ一緒に具体化していきたいと考えています。
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これまでの活動を代表するプロジェクト
私の活動を代表するプロジェクトは、事故ゼロと自動運転社会の実現を支える「道路・通信・管制」の基盤づくりです。車両単体の高度化だけでは解決できない課題に対し、通信・ICT事業者の立場から、自動運転を安全に、持続可能な事業として運用する仕組みを構想し、関係者とともに具体化を進めています。
自動運転では、道路や周辺環境の情報を車両へ確実に届け、運行を支援する仕組みが欠かせません。しかし、すべてを新たな専用規格や設備で構築すれば、導入コストと時間が膨らみ、全国展開の壁になります。そこで、各自動車メーカーが活用するコネクテッドの仕組みと、通信事業者が持つネットワーク・計算基盤を組み合わせ、交通情報や路車環境の情報を共有・配信する、標準技術を最大限に生かした現実的な方式を提案しています。道路側でも、センシングやスマートポールなどを含む次世代道路インフラについて、全国展開に耐え得るコスト構造と役割分担を実現すべく事業化検討を進めています。
このプロジェクトで重視しているのは、技術検証だけを先行させないことです。自動車メーカーとの協業、自治体・官公庁との議論、NTTグループやパートナー企業との役割整理を並行して進め、技術、事業モデル、制度を一体で設計していきます。現在はNTTドコモビジネスのモビリティ事業を率いる立場として、NTTとトヨタ自動車による「モビリティ×AI・通信」の共同取り組みや、全国各地の自動運転実証を推進し、交通事故ゼロ社会と移動の自由の実現をめざしています。
さらに、スマートシティ・ビル分野で培ったデジタルツインやデータ活用の知見を生かし、AIが街、建物、エネルギー、モビリティの運用を支える「AIネイティブな街区とモビリティ基盤の構築」にも取り組んでいます。
私が提供できるのは、個別技術の導入支援だけではありません。構想を描き、関係者をつなぎ、実証から事業化・水平展開までの道筋をつくることです。自動運転で、技術、コスト、制度、関係者調整の壁に直面しているお客さまと、地域の課題解決と都市・産業の価値向上を両立する仕組みを、ともに形にしていきたいと考えています。
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NTTドコモビジネスと共に描く未来
これからのモビリティに求められるのは、車両性能の進化だけではありません。人口減少や人手不足が進むなかでも、誰もが移動でき、地域の暮らしと産業が持続する仕組みへ進化させることです。そのためには、モビリティを「クルマの話」に閉じず、まちづくり、エネルギー、ロボットなどともつなぎ、地域全体の価値を高める社会インフラとして捉える必要があります。
そこで鍵となるのが、モビリティやロボットを支える途切れない通信、フィジカルAIを動かす計算基盤、モビリティの状況をリアルタイムに把握・制御するデータ連携、そしてセキュリティです。これらのICTの要素を一体で提供し、社会インフラとして長期的に運用できることは、NTTドコモビジネスの大きな強みです。私たちはこの強みを、AI-Centric ICTプラットフォーム®やAIOWN構想と結びつけ、実際の次世代のモビリティ社会で使われるデジタルインフラへ変えていきます。
私たちがめざすのは、全国一律の仕組みを押しつけることではありません。国、自治体、自動車メーカー、交通事業者、学術機関、地域企業のみなさまと、その地域や産業が守りたい価値と解決すべき課題を共有し、最適なモビリティとまちづくりをともに設計します。そして、一つの地域で得られた知見を共通基盤として磨きあげ、自動運転、EV、ドローン、ロボット、エネルギーなどへ広げ、日本各地、さらにはグローバルへと展開していきたいと考えています。
私の役割は、技術を紹介・実証することだけではなく、お客さまの構想を実装可能な計画へと変え、技術・事業モデル・制度をつなぎ、社会に定着するまで伴走することです。まずは地域や事業・社会が抱える移動課題を一緒に整理し、小さく確かめ、継続可能な仕組みへ育てていく。「移動」が人と街の可能性を広げる未来を、NTTドコモビジネスとともに、皆さまと実現していきたいと考えています。
※本記事の内容は取材時のものであり、組織名や役職などは取材時点のものを掲載しております。