NTTコミュニケーションズは新薬開発に貢献します

NTTコミュニケーションズは、日本中のどこからでも医療・ヘルスケア情報にアクセスでき、誰もが平等に最適な治療を選択できる社会をめざしています。その取り組みの1つとして、新しいくすりや治療法の開発(臨床試験・治験)について情報発信することで、日本の新薬開発の促進と、医療提供環境の向上に貢献します。

薬の開発に欠かせない「治験」

治験とは、新薬や新しい治療法の安全性および有効性を確認するために行われる臨床試験のことです。1つの薬を開発する期間は、9~17年といわれており、長い研究開発期間を必要とします。まずは、薬の候補となる物質を選び出し、培養細胞や動物で作用・効果・安全性を調べます。そして、最後の段階でヒトを対象に行う試験が治験です。健康な人や患者さんの協力によって、ヒトでの効果や安全性、治療方法(適切な投与量や投与方法)などを確認します。治験の結果を国(厚生労働省)に申請し、審査を受けて薬として承認されてはじめて、多くの患者さんに安心して使われるようになります。
治験は、医療の進展に不可欠なプロセスであり、患者に新しい治療の選択肢を提供するための重要なステップです。

治験参加は新薬開発のボランティア

治験はアルバイトではなく、有償のボランティアです。
治験に参加する治験参加者には検査や通院の交通費負担を軽減する目的で負担軽減費が支払われますが、これは給与を得ることを目的としたアルバイトや仕事で得る給料とは異なります。
同じ病気を持つ患者さんに1日でも早くよい薬を届けること、次世代により良い治療法を残すこと、治験は社会貢献のひとつです。