News Release
平成18年12月20日


次世代ネットワーク(NGN)のフィールドトライアルへの参加について


 NTTコミュニケーションズ(以下NTT Com)は、日本電信電話株式会社、NTT東日本・西日本が本日より実施する次世代ネットワーク(以下、NGN)のフィールドトライアルに参加します。
 本トライアルにおいて、NTT ComはNTTサイバーソリューション研究所と共同で提供する映像配信プラットフォームを活用したハイビジョン映像配信サービスの実験(別紙)を行うほか、NGN網とOCN網のNNI(網間インターフェース)相互接続の実験を行います。


1.ハイビジョン映像配信サービス実験について
 コンテンツ提供会社9社(*1)から提供を受けたハイビジョン映像を、NGNを利用した映像配信プラットフォームを活用して、IPTV共通技術仕様対応テレビ(*2)に配信します。

(1)映像配信プラットフォームについて
 NTT ComおよびNTTサイバーソリューション研究所と共同で提供する映像配信プラットフォームは、ハイビジョン・マルチキャスト送出システム、ハイビジョン・ビデオオンデマンド送出システムなどから構成され、NGNを利用して高品質なハイビジョン映像を配信する仕組みを提供します。本プラットフォームには以下のような特徴があります。
<高品質映像>
 最新の映像符号化方式であるH.264コーデックを使用しています。H.264コーデックでは、映像データの高い圧縮が可能であり、少ない通信帯域でも高品質な映像を提供できます。

<QoS対応>
 NGNの特徴であるQoS(品質制御)に対応した映像配信を行うことにより、例えばハイビジョン映像配信サービスとインターネット接続サービスを同時に使用する場合でも、映像が乱れる心配がありません。

(2)映像配信プラットフォーム提供機能
 本プラットフォームは以下のような機能を提供します:
<ハイビジョン・マルチキャスト配信>
 同時に複数の視聴者に同じ映像を配信します。また、テレビ画面上の電子番組表(EPG)から、コンテンツを選択して、視聴できます。

<ハイビジョンVOD(ビデオオンデマンド)配信>
 ハイビジョンの映像を、視聴者任意のタイミングで視聴できます。

<対話型サービス>
 映像ごとにあらかじめ結び付けられたメタデータ(*3)を利用して、関連した別の映像や、オンラインショッピングなどと連携したサービスが提供できます。

(3)ハイビジョン映像配信サービス実験 〜次世代の映像視聴形態について〜
 NTTサイバーソリューション研究所およびコンテンツ提供会社と共同で、お客さまの利便性を高める次世代の映像視聴形態を提案します。
<チャプター選択再生>(提供:株式会社WOWOW)
 VODにおいて画面上のメニューから、希望のチャプターを選択すると、そのシーンの映像から再生することが可能です。

<アーカイブ番組のオンデマンド視聴>(提供:日本放送協会)
 アーカイブされた過去の番組や放送時に見逃ししてしまった番組を、IPTV共通技術仕様対応テレビの画面上から指定することで、見たい時に視聴することができます。

<CM挿入>(提供:株式会社博報堂DYメディアパートナーズ)
 VOD視聴時にお客さまの年齢や性別などに合わせたCM映像を自動的に挿入します。 映像をご覧になるお客さまに関する情報をあらかじめ登録しておくと、本編が始まる前に、お客さまの属性に合わせたCM映像が流れます。

<オンラインショッピング連携>(提供:株式会社東北新社)
 映像をタイトルや、製作者、内容、ジャンルなどを記述した「メタデータ」と結び付けておくことで、メタデータを使って、関連のある別の映像や対話型のサービス(オンラインショッピングなど)を呼び出すことができます。

(4)ハイビジョン映像配信サービス実験の展示
 本実験については、12月20日より1年間の予定で、NGNのフィールドトライアルのショールーム「NOTE」で展示を行います。

  ・NOTE大手町 :東京都千代田区大手町1丁目5-1
 大手町ファーストスクエアWESTタワー1F・2F
  ・NOTE梅田 :大阪府大阪市北区梅田1丁目
 大阪駅前ダイヤモンド地下街 ディアモール大阪内


2. OCNのNNI(網間インターフェース) 接続実験
 NTT ComのインターネットサービスプロバイダであるOCNとNGNをNNI(網間インターフェース)で相互接続し、NGNをOCNのアクセス回線として利用するサービスに関する実験を行います。


3. その他
 今後、準備が整い次第、順次新しいサービスメニューをフィールドトライアルに追加提供する予定です。



(*1)本実験では、以下の各社のご協力をいただいています。
(50音順、敬称略)
 ● 株式会社INFASウェーブ
 ● 株式会社小学館
 ● 株式会社第一興商
 ● 株式会社東北新社
 ● 日本放送協会
 ● ニューズ・ブロードキャスティング・ジャパン株式会社
 ● 株式会社博報堂DYメディアパートナーズ
 ● 株式会社バンダイチャンネル
 ● 株式会社WOWOW

(*2)IPTV共通技術仕様対応テレビ
 IPTV共通技術仕様注)を採用したテレビまたはセットトップボックス(STB)を利用しています。
  注)通信サービス事業者(KDDI、NTTグループ各社)と家電メーカー(シャープ株式会社、ソニー株式会社、株式会社東芝、株式会社日立製作所、松下電器産業株式会社、三菱電機株式会社)が連携して検討しており、成果の一部をITU-T IPTV-FGなどに提案しています。

(*3)メタデータ
 コンテンツの内容をコンパクトに記述したデータです。番組コンテンツにおいては、番組タイトル、出演者、あらすじ、ジャンルなどがメタデータです。本実験におけるメタデータはIPTV共通技術仕様に準拠しています。


<本件に関するお問い合わせ先>
【報道機関からのお問い合わせ先】
お問い合わせはこちらまで