株式会社荏原製作所

ネットワーク・クラウドを活用した遠隔メンテナンスにより
設備点検における人員不足の課題を解決!

導入の背景と課題

設備点検における人員不足

日本国内のビル・マンションや商業施設、工場の空調や給排水などの機械設備の監視においては、労働人口の減少による「点検巡回にかかる保守人員の不足」、「メンテナンスにおけるコスト」などの課題を抱えている。

ポンプやファンは高所や地下にも設置されており、人手による点検には手間がかかる。万が一保全が行き届かず機器が故障した場合には、顧客への影響は大きい。

このような課題へ対応するため、巡回人員に代わり遠隔で機器の状態を収集・可視化する仕組みを検討することとなった。

対策

独自センサー・クラウドを用いた遠隔メンテナンスサービスの開発

自社開発の小型センサーを用い、振動・温度データを遠隔でクラウドに収集し異常を検知するサービス「EBARAメンテナンスクラウド」を開発。

EBARAメンテナンスクラウドにより、点検巡回員の代わりに機器の状態を監視することによって、点検時間や人件費の削減など、低コストでの設備の保全管理を実現。

対象となる機器(ポンプ・ファン等)は全国の屋内・屋外・屋上・地下問わず様々な場所に設置されており、モバイル回線を利用して遠隔でクラウドに接続するためには、電波が届く範囲についても考慮する必要がある。そこで、NTTドコモのモバイル通信網をベースとし、幅広いエリアに対応するモバイルネットワークサービスであるNTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)のIoT Connect Mobile Type S(以下、ICM(S))を採用している。

効果

モバイル回線の利用により全国各地での状態監視サービス展開が可能に

今まで知ることのできなかった、顧客が使用している機器(ポンプ・送風機等)の状態が遠隔でわかることで、新たなビジネスモデルの構築につながった。

また、幅広いエリアに対応するICM(S)を利用することで、全国各地・様々な場所への状態監視サービスの展開が可能となった。また、ICM(S)には通信頻度・容量に合わせた様々なプランの選択肢があり、トータルでの初期費用・月額利用料を抑えサービスを構築することができた。

EBARAメンテナンスクラウドの仕組みを活用し、今後は顧客のメンテナンスビジネスの拡大を目指している。

NTT Comを選んだ理由

  • NTTドコモのモバイル通信網をベースとした対応エリアの広さ
  • 通信困難な状況に対する支援体制
  • 将来的に海外への展開を考慮し、グローバルの対応カバレッジが広い

導入サービス

IoT Connect Mobile® Type S

NTT Comとの契約のみで、日本だけでなく196の国と地域で、eSIMを活用したIoT向けモバイル通信が利用できるサービス。

Smart Data Platform は、
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