試合日程・結果 / FIXTURES & RESULTS

2017年12月24日13時00分 KICK OFFジャパンラグビートップリーグ 第13節

NTTコミュニケーションズシャイニングアークスNTTコミュニケーションズシャイニングアークス

vs

クボタスピアーズクボタスピアーズ

17vs23

前半0 - 16

後半17 - 7

後半猛攻も"千葉ダービー"に惜敗。
2017-2018シーズンのリーグ戦成績は6勝1分6敗に。

試合風景

国内最高峰の戦い「ジャパンラグビー トップリーグ2017-2018」は、いよいよリーグ最終戦となる第13節を迎えました。

クリスマスイヴの12月24日(日)、NTTコミュニケーションズシャイニングアークス(以下アークス)は、千葉・フクダ電子アリーナでクボタスピアーズ(以下クボタ)と激突。

同じ千葉県に本拠地を持つ者同士の"千葉ダービー"となりました。

試合風景

アークスは6勝1分5敗でレッドカンファレンス5位(総勝ち点30)。前節のトヨタ自動車戦に惜敗(15-22)し、カンファレンス5位が決定していました。

一方、5勝7敗(総勝ち点22)でレッドカンファレンス6位のクボタは、第13節の展開次第で下部リーグとの入替戦へ回る状況。

入替戦を回避するべく、高いモチベーションで挑みかかってきました。

試合風景

この日のアークスは、南アフリカ代表の司令塔に成長したエルトン・ヤンチースが、10番で今シーズン初先発。小倉順平はポジション最後方のフルバックでの先発となりました。

試合風景

曇天の下、千葉ダービーは午後1時2分に戸田京介レフリーの笛でキックオフ。

前半2分、ファーストスクラムで反則を取られたアークスは自陣へ後退。

しかし相手の波状攻撃に対し、自陣22m内でPR三宮累がラックでプレッシャーをかけ、イーブンボールを確保してターンオーバーに成功。

ピンチを脱出したものの、ふたたび自陣インゴールを背負ってのディフェンスで反則(ラインオフサイド)を犯してしまい、ここでクボタがショットを選択。

相手10番がPG(ペナルティゴール)を決め、クボタが3点を先制します。

試合風景

前半11分にはSH光井勇人のボックスキックに対し、追いかけたWTB鶴田諒が空中戦に勝ってボールを確保。すぐさまSH光井が無人エリアにキックを放り込み、アークスが敵陣へ侵入します。

迎えた敵陣右でのラインアウト。

NO8ヴィリー・ブリッツの突進を交え、右展開からのリターンパスを受けたFB小倉がラインブレイク。

さらに抜群のサポートランからFL山下弘資→FL金キャプテンへとボールはつながり、右展開からHO三浦嶺が防御裏へグラバーキック。

トライこそなりませんでしたが、鮮やかな攻撃を披露します。

試合風景

しかし前半は反則に苦しみました。

キックの応酬からハーフウェイラインに戻ったアークスは、ラックでの反則(ノットロールアウェイ)により自陣左ゴール前のピンチ。

ディフェンスではクボタのアタックを問題なく止め続けますが、ここでふたたびラインオフサイドを犯してクボタがショット選択。

前半18分、クボタのPG成功で、スコアは0-6となります。

試合風景

自陣ゴール前のピンチをしのぐなどディフェンスで奮闘を続けますが、アークスは前半28分のスクラム戦でふたたび反則の笛を吹かれ、クボタのPG成功でさらに3点を失います。0-9。

さらに3分後には南アフリカ代表の相手13番(ライオネル・マプー)に右サイドを突破され、ゴール下を奪われます。相手10番のゴール成功でビハインドは16点(0-16)に。

ゲームが拮抗する前半に反則を重ね、主導権を掌握できないアークス。しかし後半からマインドを切り替えて、16点差を跳ね返す展開となりました。

試合風景

【選手入替/後半 0分】LOアイザック・ロス→アマナキ・レレイ・マフィ

陽射しものぞいた後半は、アークスがスタートダッシュ。

クボタの反則から敵陣右へ侵入したアークス。相手の反則があり、迎えた2度目のラインアウト。

精度の上がったラインアウトからモールを組むと、相手の勢いをいなしながら相手インゴールへ猛進。

そのまま相手インゴールへなだれ込み、途中出場のアマナキ・レレイ・マフィがグラウンディング!ゴール失敗も5点を返します。5-16。

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さらにトライ直後のキックオフで、相手3番がノーバインドタックルによりシンビン(10分間の一時退出)。相手が14人となり、流れはさらにアークスへ傾きます。

アマナキ・レレイ・マフィが豪快な突進で再三相手を押し込めば、SOヤンチースのキックパスをNO8ブリッツが大外でキャッチ――。

クボタを翻弄しながら押し込むと、後半7分、SOヤンチースの巧みなランから、パスを受けたWTB鶴田が右大外でフィニッシュ!

ゴール失敗もさらに5点を返し、6点差(10-16)に迫ります。

試合風景

ここからさらにクボタが再三にわたり反則を犯しますが、アークスもチャンスを仕留めきれず一進一退。

しかし自陣でPR三宮がラックで絡みつきノットリリースの反則を奪うなど、これ以上の失点を許したくない状況で好守を続けます。

すると後半27分でした。

敵陣での長い連続攻撃から、ノックオンからの相手のアタックを受け続けるアークス。ここでクボタもノックオンでボールロスト。

体力的に厳しい状況でボールを手にしたアークス。ここでショートサイドでボールを受けたCTB溝口裕哉が、防御裏へWTB鶴田を走らせるキックを披露。

試合風景

これをWTB鶴田が快足を飛ばして確保すると、献身的にフォローしていたNO8ブリッツへボールが渡り、そのまま左隅へ独走!インゴールに押さえると、SOヤンチースが難しい角度のゴールキックを見事に成功。

自陣でのターンオーバーからトライを取り切り、試合時間残り約10分でこの日初めてリードを奪います(17-16)。

試合風景

【選手入替/後半 29分】PR三宮累→小野慎介/LO牧野内翔馬→石神勝/SOエルトン・ヤンチース→ブラッキン・カラウリアヘンリー/CTB溝口裕哉→小野寛智

しかし後半31分でした。

自陣ラックでアークスの攻撃権を奪ったクボタは、ハーフウェイライン付近から右奥へキック。

これがラッキーバウンドとなってチェイスしていた相手13番の懐に入り、そのまま左中間を奪われ逆転トライ。ゴール成功でふたたびビハインドは6点(17-23)に。

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【選手入替/後半 38分】PR上田竜太郎→楢山直幸/SH光井勇人→湯本睦

試合時間残り3分。

これ以上の失点を許したくないアークスは、クボタの連続攻撃を受け止め、最後はFL金キャプテンが十八番のジャッカルで攻撃権奪取。

敵陣へ入って再逆転に懸けるアークス。

相手のハイタックルがあった直後、ボールキャリアーと戸田レフリーが衝突するアクシデントがあってプレーは中断しますが、アークスボールでプレーは再開。

試合風景

フルタイムまで残り30秒。

相手陣左ゴール前ラインアウトからモールで勝負に出たアークス。しかし両選手が入り乱れてモールが崩れ、レフリーはクボタボール(モール・アンプレイアブル)を宣告。

直後にホーンが鳴り、スクラムからクボタがボールを蹴り出してノーサイド。最終スコアは17-23となりました。

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6敗目を喫したアークスはレッドカンファレンス5位。

7点差以内の敗戦によるボーナスポイント「1」を獲得して、今シーズンのリーグ戦は6勝1分6敗の総勝ち点「31」という結果になりました。

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しかしアークスには順位決定トーナメント(T)という戦いが残されています。

次戦の決勝T第1節は、新年明けて2018年1月6日(土)。福岡・ミクニワールドスタジアム北九州が舞台です。

声援に応える2連勝でシーズンを締めくくりたいアークス。第1戦の相手は、今シーズンの第5節で勝利(32-24)している豊田自動織機シャトルズです。

試合風景

ロブ・ペニー ヘッドコーチの声

ロブ・ペニーHC

まずクボタさんに「おめでとう」と伝えたいです。クボタさんは良い準備をしていて、最初からプレーの強度が高かったと思います。

我々は前半、メンタル面で準備ができていなかったと思います。16点差から逆転しましたが、16点差から勝つことはやはり難しいです。

――後半最初からアマナキ・レレイ・マフィ選手を投入しました。

ハーフタイムで何かを変える必要があり、ナキ(アマナキ)を入れました。彼は素晴らしい選手で、チームに良いインパクトを与えてくれます。

――SOヤンチース選手が今シーズン初出場でしたが、今日の評価は?

前半の入りは良くなかったと思います。彼が日本に来たのは2週間前で、(司令塔とも言われる)スタンドオフにとって、シーズン後半に合流するのは難しいことです。

しかし後半にチームが良くなると、彼のプレーも良くなりました。今日の彼はまあまあだったと思います。

FL金正奎キャプテンの声

金正奎キャプテン

本当に自分たちの精神面の弱さがでました。前半の40分にそれが出てしまいました。

チームとして良い準備ができましたが、そこにメンタリティが乗ってこないとやりたいこともできません。リーダーが強くメンタルを持ち続けないといけないところで、そこは本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

――今日のスクラムについてはいかがですか?

後半節は自分たちのスクラムに自信をもってやってきています。

最初の1本目、2本目でペナルティを取られてしまいました。

途中からは良く組めていましたが、「ペナルティをしないように」という守りのスクラムになってしまったかなと。1本目、2本目に(ペナルティを取られたことで)制御が掛かってしまいました。

SOエルトン・ヤンチース選手の声

エルトン・ヤンチース選手

今シーズンはあまりプレーできませんでしたが、今週は兄弟たち(アークスメンバー)とプレーできたことは本当に楽しかったです。

結果としては残念でしたが、これからまた成長して、改善して、次の2試合へ向かいたいと思います。

――今シーズンもライオンズ(スーパーラグビーの南アフリカチーム)、そして南アフリカ代表の10番として、忙しいシーズンだったと思います。

(クルセイダーズに負けたスーパーラグビーのプレーオフ決勝は)まだ悔しいです。ライオンズの本拠地であるエリスパークでの決勝は楽しかったですが、結果的に負けてしまいました。前半でのレッドカードが大きく響いて、タフな試合になりました。

――現在のコンディションはいかがですか?

ケガはありません。この4年間はアークスで良い練習ができています。アークスのトレーニングはプロフェッショナルで、ジムでの練習も素晴らしいです。

NTTコムさんに本当に感謝しています。ここで良い練習をして、コンディションをつくれば、これからもっと上手くフィットできると思います。

私のスタイルは「今、今、今」です。今は思いきりアークスに集中します。

CTB溝口裕哉選手の声

溝口裕哉選手

――今日の試合を振り返ってください。

前半に乗り切れなかったというところが一番大きいです。前半からしっかりと自分たちのプレーを出していけなかったことが敗因だと思います。

後半は良いアタック、良いディフェンスができていました。しかし前半が響いて勝ち切れなかった、というところが一番大きいです。

――後半ガラリと変わったように見えたのですが、ハーフタイムではどんな話を?

ハームタイムで「しっかりボールをキープして、ゲインラインを取っていこう」という話をしました。ゲインできそうなところでボールをキープしてキャリーしていけば問題ないということで、それを実行できたので、後半は良い流れになりました。

(順位決定トーナメントは)一番良い結果で9位なので、そこを目指して頑張っていきたいと思います。

試合写真
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*試合写真は、公式facebookページにも多数掲載しています。