試合日程・結果 / FIXTURES & RESULTS

2017年9月23日17時00分 KICK OFFジャパンラグビートップリーグ 第5節

NTTコミュニケーションズシャイニングアークスNTTコミュニケーションズシャイニングアークス

vs

豊田自動織機シャトルズ豊田自動織機シャトルズ

32vs24

前半12 - 12

後半20 - 12

前半は苦戦も、後半は修正。
昨季敗戦の豊田自動織機から価値ある3勝目!

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1週間の中断を挟んだ「トップリーグ2017」は第5節へ。

2勝2敗の我らがNTTコミュニケーションズシャイニングアークス(以下アークス)は、9月23日(土)、敵地の愛知・ウェーブスタジアム刈谷に乗り込み、0勝4敗の豊田自動織機シャトルズ(以下豊田自動織機)と対戦しました。

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昨季は豊田自動織機に悔しい敗戦(●19-33/第11節)を喫したアークス。

昨季の雪辱を果たすべく臨んだアウェーゲームは、好天もあって約4000人収容のスタジアムに4933人が来場。雪辱戦の舞台は整いました。

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会場になったウェーブスタジアム刈谷は、刈谷市に本社を置く豊田自動織機のお膝元。

開幕4連敗でホワイトカンファレンス6位(総勝ち点1)の豊田自動織機ですが、同会場では今季唯一のトップリーグ開催とあって、チームの気合は十分。

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しかし決勝トーナメント進出(各カンファレンスの上位2チーム)を狙うアークスは、ここで負けるわけにはいきません。

所属するレッドカンファレンス4位(総勝ち点10)から、4戦全勝中の1位サントリーと2位神戸製鋼、そして3位トヨタ自動車を追いかける展開だけに、ここは着実に勝ち星を重ねておきたいところ。

必勝の課されたゲームは夕方5時、小川朋弘レフリーの笛が鳴り、アークスボールでキックオフとなりました。

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キックオフボールを確保したアークスは、小泉将、鶴田諒の両ウイングまでボールを回すアタックを展開。

序盤から他チームとは一線を画すダイナミックな攻撃を見せ、キックカウンターではCTB石橋拓也がライン突破。それぞれが持ち味を発揮します。

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しかし前半7分、先制点を挙げたのは豊田自動織機でした。

アークス陣内に攻め込んで7次攻撃を重ねた豊田自動織機は、ショートサイドで相手11番が内に切れ込んでラインを突破。

そのまま左中間にスコアされ、トライ後のゴールキックは不成功も、豊田自動織機に5点を先制されます。

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追いつきたいアークスは前半15分。ゴール前ラインアウトのチャンスを得ると、チームはNO8アマナキ・レレイ・マフィの突進を交えながら前進。

そしてこの日絶好調だったCTB石橋がディフェンスを切り裂くと、運動量豊富なPR庵奥翔太へ内返しのラストパス。そのままPR庵奥がインゴールへ突進して右中間にグラウンディング!

SO小倉順平のゴールキックも成功し、7-5と逆転に成功します。

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ホームの声援を受けた豊田自動織機も反転攻勢し、前半20分頃から14次攻撃を展開。

しかしアークスの粘り強いディフェンスに、最後は相手9番が防御裏へキック。ボールはタッチラインへ出て、自陣ゴール前ながら攻撃権を奪い返します。

ここで得たマイボールラインアウトから左へ展開したアークスですが、相手13番が狙いすましたインターセプト。

目の前のインゴールへ走り込んでタッチダウンし、相手10番のゴールも決まって7-12。思わぬ形で失点を喫しました。

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悪い流れを断ちたいアークスですが、チャンス時でのノックオンやターンオーバーもあってスコアにつなげることができず。

このまま後半突入と思われた、前半40分でした。

相手のハーフウェイライン付近のラインアウトが乱れ、ここまで全試合スタメンのHO三浦嶺がこぼれ球を確保。生まれたラックからNO8アマナキが一瞬のスキをついてピック&ゴー。

無人の右サイドを疾走し、相手11番に掴まれながらも同点トライ!ゴールは失敗も、前半終了間際に貴重な追加点を手にしました。

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前半を同点で折り返したアークスですが、「2年前に同じプレーをしていたら負けていたと思いますが、今年は違います」とは、ロブ・ペニー ヘッドコーチの試合後コメント。

陽が落ちて照明の色濃くなった後半は、しっかりと修正し、アークスらしさが光りました。

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後半最初のスコアはアークス。

後半1分、キックゲームに勝利して敵陣に入ったアークスは連続攻撃を開始。

ここで豊田自動織機がオフサイドの反則を犯し、ショットを選択したアークスはSO小倉がHポールを射抜いて3点追加。幸先よく15-12と勝ち越します。

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さらに相手ボールのキックオフで再開された直後の後半3分、ボールをつないだアークスは、自陣からCTBブラッキン・カラウリアヘンリーがビッグゲイン。

タックラーに触れられず突破した回数を示す「クリーンブレイク数」が12回でリーグ単独トップ(第5節終了時)の29歳が実力を披露。

さらに大外ではSO小倉のキックパスをLOアイザック・ロスが空中キャッチ。アークスの多彩な個性が会場を沸かせます。

しかし直前のプレーでFL栗原大介がシンビン(10分間の一時退場)となり、不運な形で14人になると、一転、豊田自動織機が波状攻撃。

最後はクイックリスタートから相手10番がトライ(ゴール成功)を決めて、15-19と逆転を許します。

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流れを戻したいアークスは後半15分。

相手のキックからカウンターを仕掛けると、CTB石橋からパスを受けたLOアイザック・ロスがラックを飛び越えて前進!チーム7年目、身長201センチの大型LOのジャンプにスタンドからどよめきが起こります。

さらにオフロードパスを受けたCTBカラウリアヘンリーが、そのまま左タッチライン際を疾走!インゴールへ駆け上がってスコアし、SO小倉のコンバージョンも成功。

14人のアークスが22-19と逆転します。

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【選手入替/後半16分】FL栗原大介→鶴谷昌隆

さらに3分後の後半19分。

ルーキーSH湯本睦のビッグゲインからチャンスメイクしたアークスは、さらにCTB石橋、WTB鶴田とつないで敵陣へ。

すると豊田自動織機がオフサイドの反則。ここはSO小倉がペナルティゴールを成功させて、リードを6点(25-19)に広げます。

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引き離すか、接戦に持ち込まれるか――。追加点の欲しい6点リードのアークスは、後半21分でした。

WTB小泉の粘り強いゲインなどを足場に、敵陣でボールを右展開したアークス。LOアイザック・ロスがふたたびライン突破を見せ、さらにオフロードパスを受けたCTB石橋がそのまま右中間へ!

日本代表4キャップ、慶應大出身のCTB石橋のトライ(ゴール)が決まり32-19。リード拡大(13点)に成功します。

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【選手入替/後半23分】FB小川優輔→マックス・ウッドワード

【選手入替/後半25分】HO三浦嶺→種本直人

ホームで負けられない豊田自動織機も諦めません。

後半25分にはWTB鶴田がレイトタックルでシンビン判定を受け、アークスはふたたび14人に。

チャンスと見た豊田自動織機ですが、アークスはFL金正奎キャプテンが「苦しい場面があったが意識高く守り切った」と振り返ったディフェンスを披露。

スクラム戦でもコラプシングを犯すなどした豊田自動織機を、敵陣へ追いやります。

【選手入替/後半29分】PR三宮累→小野慎介/SH湯本睦→友井川拓

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逆にアークスは後半30分、マイボールスクラムを強烈にプッシュ。ペナルティを獲得した状態でNO8アマナキが流石のビッグゲインを見せます。

【選手入替/後半34分】PR庵奥翔太→楢山直幸/LOアイザック・ロス→ラーボニ・ウォーレンボスアヤコ

後半終了間際、逆転の望みをつなぎたい豊田自動織機に攻め込まれ、スクラムを基点に1トライ(ゴール失敗)を返されますが、最後は相手をタッチラインに引きずり出して、ノーサイド。

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前半は苦しみながらも後半に魅力的なアタックを見せたアークスが32-24で勝利。マン・オブ・ザ・マッチには再三のライン突破で魅せたCTB石橋が選出されました。

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3勝2敗となったアークスは、レッドカンファレンス4位残留も、勝ち点4を上積みして3位トヨタ自動車ヴェルブリッツとの勝ち点差を「1」に縮めました。

次戦は10月1日(日)、宮城・ひとめぼれスタジアム宮城で、開幕5連勝中のパナソニックワイルドナイツと対戦します。

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ロブ・ペニー ヘッドコーチの声

ロブ・ペニーHC

最初の入りからミスが多く、前半があまり良くありませんでした。しかし後半はボールをキープしてフェイズを重ねることができ、勝利することができました。2年前に同じプレーをしていたら負けていたと思いますが、今年は違います。チームが成長しているので勝利することができたと思います。

――今日は3人の大卒新人選手(PR三宮累、LO牧野内翔馬、SH湯本睦)が先発出場しました。

3人全員がチームにポジティブな影響を与えてくれました。(初出場初先発の)三宮はタイトヘッドプロップとして70分間出場して、思いきりよく、素晴らしい努力を見せてくれました。今日のスクラムはルイ(三宮)のおかげで良かったと思います。

(初先発の)牧野内はスキルが高く、良い選手になると思います。4、5、6、8番でプレーすることができますし、良いリンクプレイヤーでもあります。ディフェンスも成長しています。

湯本はエキサイティングなプレイヤーです。ベーシックなスキルが高く、今日のようにいつでもラインブレイクできます。さらに成長することができたなら日本ラグビーにとって良い選手になるでしょう。

――次戦のパナソニック戦へ向けてひと言をお願いします。

強いチームだということは分かっています。今日より来週の方がいい試合ができるよう、良い準備をしたいと思います。

FL金正奎キャプテンの声

金正奎キャプテン

勝てたことが何よりも良かったです。ただ内容としては満足していません。ロブ(ペニー ヘッドコーチ)が言ったように、たくさんのエラーがありました。自分たちがコントロールして防げるようなミスをたくさんしてしまい、まだまだ成長できるとあらためて感じました。

――次節のパナソニック戦へ向けて。

ロブが言ったように、良い準備をするだけです。自分たちにフォーカスを向けて、姿勢の部分などを高めていきます。そこを試合で100パーセント出せるよう、しっかり準備していきます。

LOアイザック・ロス選手の声

LOアイザック・ロス選手

――今日はラインブレイクなど好プレーがたくさんあったように見えました。

今日はラッキーだっただけです。みんなのサポートのおかげで良いプレーができました。私のプレーはゲームの一部で、これからも自分のできる限りのことをするだけです。

――ラックをジャンプで乗り越え、その後トライをアシストをしたシーンもありました。

運が良かったですね(笑)。私は足が長いので飛ぶことができました(笑)

CTB石橋拓也選手の声

CTB石橋拓也選手

――今日の試合を振り返ってください。

80分を通して自分らしいプレーができたと思います。今週は「落ち着いてやろう」「自分のプレーを集中してやろう」と臨んだのですが、自分のイメージ通りにできた試合かなと思います。

チームとしては、後半もけっこう押されましたが、それまでは自分たちの良いアタックやディフェンスができていて、チームの流れは良かったです。

――チームの課題を挙げるとすると?

後半の最後の方は、みんなが「これは勝った」と思って、気が緩んだ部分があったのかなと思います。そこは修正していきたいです。

――パナソニック戦へ向けて。

僕たちはチャレンジャーなので、臆することなく挑んでいきたいと思います。

WTB小泉将選手の声

WTB小泉将選手

――今日の試合を振り返ってください。

前半は全体的にも、個人的にもミスが多く、ミスが続いてしまい悪循環でした。後半は「ゼロスタートでいったん忘れよう」と自分たちの攻めに変えて、なんとか勝つことができました。しかし非常に課題の残る試合でした。

――第2節東芝戦の今季初先発から好プレーが続いているように見えます。

うちのチームは強い選手がたくさんいるのですが、自分的には一番ゲインを獲れる選手かなと自負しています。そこでなんとかみんなと違いをつけているので、試合に出ることができているのかなと。しかし、今日はそういう(大外で粘って味方を待つといった)プレーができなかったので、またコーチ陣にレビューをしてもらいたいと思います。

――パナソニック戦へ向けてひと言お願いします。

パナソニックはトップリーグのトップチームという形なので、そういったチームに勝っていかないと自分たちが優勝することは難しいので、運ではなく、自分たちの力をしっかり出して勝利を掴みにいきたいと思います。

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*試合写真は、公式facebookページにも多数掲載しています。