試合日程・結果 / FIXTURES & RESULTS

2017年9月3日16時00分 KICK OFFジャパンラグビートップリーグ 第3節

NTTコミュニケーションズシャイニングアークスNTTコミュニケーションズシャイニングアークス

vs

近鉄ライナーズ近鉄ライナーズ

36vs10

前半10 - 10

後半26 - 0

後半4トライの猛攻で連勝!
近鉄を1トライに抑えて、ボーナスポイントも獲得。

試合写真

トップリーグは第3節に突入。我らがNTTコミュニケーションズシャイニングアークス(以下アークス)は、9月3日(日)、奈良・奈良県立橿原公苑陸上競技場で、近鉄ライナーズ(以下近鉄)と相まみえました。

試合写真

会場となった橿原公苑陸上競技場は、初代天皇である神武天皇と皇后を祀った橿原神宮に隣接。

観光にも好立地の競技場は、この日がトップリーグ初開催でした。

記念すべき初試合の当日は、天候に恵まれたこともあり、約5000人収容の会場に4023人が来場。メインスタンドは立ち見が出るほどで、会場はキックオフ前から熱気に満ちていました。

試合写真

対戦相手となったホームの近鉄は、アークスと同じレッドカンファレンスに所属し、1勝1敗(総勝ち点4)でカンファレンス7位。昨シーズンからスクラムなどのセットプレーを強化しています。

今シーズンはフィジー出身のセミシ・マシレワや、現役南アフリカ代表のルアン・コンブリンクといった強力ランナーが新加入。着実に成長しているチームです。

試合写真

そして、先週は東芝ブレイブルーパスから今シーズン初勝利を挙げたアークス。

順位は1勝1敗(総勝ち点5)で、カンファレンス4位につけました。

昨シーズンの近鉄との対戦では、第4節に18-3で勝利。ここは連勝を飾って次節のサントリーサンゴリアス戦へ向けて、勢いをつけておきたいところ。

連勝の懸かる第3節は、陽射しの照りつける午後4時、河野哲彦レフリーの笛でキックオフされました。

試合写真

立ち上がりは、お互いに敵陣でボールを失う展開が続きました。

前半4分、アークスは近鉄の角度をつけたスクラムに押されてボールを失います。しかし近鉄はその後、アークス陣ゴール前でノックオン。

風下に立ったアークスも前半6分、LOヴィリー・ブリッツがラックで絡んで攻撃権を奪いますが、連続攻撃でボールを前に落としてしまいます。

試合写真

角度をつけたスクラムに自信を持った近鉄は、自陣22m付近でもスクラムで勝負。前半12分にはアークスからペナルティを奪います。

しかしアークスも、この日好守に魅せたCTBシェーン・ゲイツのビッグゲインなどで反撃。

お互いの粘り強いディフェンスもあり、スコアの生まれないこう着状態が続きます。

試合写真

最初にスコアボードを動かしたのは近鉄でした。

前半24分、アークスは自陣ゴール前でボールを展開しますが、ここで近鉄の13番がインターセプト。すぐにトライラインを越えて先制トライ。10番のゴール成功で0-7とします。

しかし前半31分、アークスも鮮やかに反撃。

敵陣左ラインアウトからWTB小泉将が大きくゲイン。敵陣右隅でポイントを作ると、ここでSO小倉順平が逆サイドへキックパス。

これを大外にいたLOブリッツがキャッチし、掴まれながらも片腕一本でトライ!SO小倉のゴールは失敗も、5点を返します。

試合写真

【HIA/前半34分→後半0分】FL栗原大介→牧野内翔馬

しかし前半36分、アークスボールの自陣中央スクラム。

ここでレフリーは角度をつけたとして、アークスに対してアングルの反則をコール。

ペナルティを得た近鉄はショットを選択し、3点追加。スコアは5-10と近鉄がリードします。

試合写真

攻勢に転じたいアークスは前半37分。

SO小倉がギャップを突いてビッグゲインを披露。敵背後へのキックにより、一度は相手にボールが渡りますが、相手9番のキックをCTB石橋拓也がチャージ。

敵陣でボールを奪い返すと、ふたたびSO小倉が大外へキックパス!これを好調のWTB鶴田諒が空中で敵と入れ違いながらキャッチ!

そのままインゴールへボールを運び、笑顔の同点トライが生まれました。コンバージョンキックは失敗も、スコアは10-10のイーブンに。

試合写真

前半終了間際には、この日トップリーグデビューのSH湯本睦がラックサイドを突破。

NO8ラーボニ・ウォーレンボスアヤコの突進も重ね、相手ゴールへ迫りますが、ここは近鉄が守りきり、10-10で前半を折り返します。


試合写真

【選手交替/後半0分】FL栗原大介→牧野内翔馬

後半はアークスが多くの見せ場を作りました。

風上に立ったアークスは、SO小倉のキックで敵陣を目指します。後半10分頃からはキックを交えた長い攻防が続きますが、近鉄が攻勢をかけたところで、HO三浦嶺がラックでノットリリースを誘発する好プレーを披露。

試合写真

【選手入替/後半14分】CTBシェーン・ゲイツ→ブラッキン・カラウリアヘンリー

【選手入替/後半15分】PR上田竜太郎→庵奥翔太

【選手入替/後半15分】PRレイルアマーフィー→白隆尚

すると後半16分でした。

近鉄が自陣で反則を犯すと、SH湯本がすぐにクイックリスタート。途中出場したばかりのブラッキン・カラウリアヘンリーがさらに突進し、相手インゴールの目前へ。

最後はSH湯本がスキを突いてインゴールへ潜り込み、勝ち越し&トップリーグ初トライ。SO小倉のゴールも成功し、17-10と勝ち越しに成功します。

試合写真

勢いに乗ったアークスは、さらに5分後。確実にゲインを切る小泉、鶴田の両WTB、そして途中出場のPR庵奥らが地道なキャリーを繰り返し、迎えた11次攻撃目。

キレのある動きを見せるカラウリアヘンリーから、今シーズン初先発のFB小野寛智へロングパス。

大外でボールを受けたFB小野が、タックラーを振り切り、左隅へグラウンディング!ゴール成功でリードを14点(24-10)に広げます。

試合写真

【選手入替/後半23分】LOヴィリー・ブリッツ→アイザック・ロス

後半25分頃からは、近鉄がアークス陣内でスクラム勝負。さらに連続攻撃を仕掛ける近鉄ですが、最後はノックオン。アークスはゴールを背負って好守を続け、インゴールを守り切ります。

【選手入替/後半32分】HO三浦嶺→種本直人

【選手入替/後半32分】SH湯本睦→友井川拓

この日チーム5本目のトライは、後半35分。

ラインアウトから連続攻撃を仕掛ける近鉄に対して、FL金正奎キャプテンがラックでボールを奪い取る十八番を披露。

ボールを奪ったアークスはすぐに左サイドへボールを振ると、大外にいたSO小倉が左タッチライン際を疾走し、左中間にトライ(ゴール失敗)!29-10とさらにリードを広げます。

試合写真

【選手入替/後半37分】NO8ラーボニ・ウォーレンボスアヤコ→マックス・ウッドワード

トドメは後半38分。

各種のキックを捨ててトライを狙う近鉄。すると9次攻撃目で相手のパスアウトをFB小野がインターセプト!約60メートルを走り切り、ゴール下にこの日2トライ目!SO小倉がゴールも沈めて36-10としました。

試合写真

ラストワンプレーは、自陣右でのマイボールスクラム。

ここはFW8人が安定したボールを供給し、途中出場のSH友井川拓がタッチへ蹴り出してノーサイド。

最終スコアは36-10。今シーズン初の連勝に加え、今シーズン初めて3トライ差以上のボーナスポイント「1」も獲得。マン・オブ・ザ・マッチには2試合連続でSO小倉が選出されました。

試合写真

開幕戦を落としたものの連勝したアークスは、2勝1敗(総勝ち点10)でレッドカンファレンス4位と変わらず。

次節は同じレッドカンファレンスに所属するサントリーサンゴリアスと中5日での対戦。決戦の舞台は、9月9日(土)、東京・秩父宮ラグビー場です。

試合写真

ロブ・ペニー ヘッドコーチの声

ロブ・ペニーHC

まずは、勝利できたことを誇りに思います。近鉄さんはフィジカルの強いチームで、我々のレベルがまだ足りないと思っています。ミスが多かったですし、まだまだ成長できると思います。

――後半に得点を重ねることができた要因はどこにあるのでしょうか?

ひとつは風です。前半は風下で、敵陣に行くのが難しかったです。この日の風の強さは、(点数に換えれば)10点から15点くらいだったでしょう。

また、前半の入りの部分で、我々の方が少し“フラット”でした。後半はしっかり切り替え、選手たち自身がチームを刺激し、強度と精度を高めることができました。それが要因だと思います

――次節のサントリー戦へ向けて。

素晴らしいチャレンジになると思います。私はチーム4年目になりますが、まだサントリーに勝ったことがありません。(サントリーは)1番から23番、そしてメンバー外でも強い選手がおり、良いスタイルがあります。しかし、もちろん勝ちにいきます。

金正奎キャプテンの声

金正奎キャプテン

チームメイトのハードワークが素晴らしかったからこそ、勝てた試合だと思います。前半は受けるシーンが多かったのですが、良い我慢をして、良い状態で後半を迎えることができました。

――開幕からの3試合で成長している点は?

去年は波のあるチームでしたが、今年はそれがなくなっています。本当に去年と比べてメンタルの成長が大きくなっているなと感じています。メンタルトレーナーの小沼(健太郎)さんが入ってからもすごく変わっていますし、あとは全員が戦術の理解を深めて、システムを信じてプレーできるからこそ、精神的にも余裕ができて、リードされていてもパニックになりませんでした。

第1節から成長しているところでいうと、我慢強くアタックできているなと思います。ディフェンスに関しても、一貫して全員がいいパフォーマンスができています。

――次節のサントリー戦へ向けて。

組織としても個々のキャラクターとしても、強いチームだと思います。しかし僕たちはそこにチャレンジするだけです。相手がどうこうというより、しっかり自分たちのやりたいラグビーをやるだけです。そこを一貫して80分間出すことができれば、絶対に勝てます。

SH湯本睦選手の声

SH湯本睦選手

――トップリーグ初出場・初先発を飾りましたが、試合を振り返ると?

前半は厳しい部分が多かったのですが、前半が終わるまでに同点まで追い上げることができ、チームのモチベーションにつながりました。後半は勝負所で良いアタックができたと思っています。

――後半16分に勝ち越しのトライを挙げました。

持ち味を出していくという部分で、強気でいこうと思っていました。そういう中でプレーに現れたということは成長する部分でもありました。トライにつながるプレーも自分の役割だと思っているので、そこで少しは、チームを前に出すことができたかなと思います。

トップリーグ初出場ということで、大学とは違ったコンタクトレベルも感じました。まだまだ成長できる部分がいっぱいあると思うので、これから充実した毎日を過ごせると思っています。

HO三浦嶺選手の声

HO三浦嶺選手

――今日のスクラム戦を振り返ってください。

僕たちとしては自分たちにフォーカスをすれば大丈夫だと思っていました。近鉄さんが今日のように組んでくるのは予想していました。しかし、やはりゲーム中の修正というのがまだまだ足りないなと思っています。修正ができている時と、上手くできていない時がありました。そこは一貫性をもってできれば良かったかなと思っています。

――近鉄の攻勢時にボールに絡み、ボールを奪うシーンがありました。

自分のフォワードとしての仕事を必死にやり切った、というだけです。あの場面はしっかりコンテストできたかなと思います。

――次節のサントリーサンゴリアス戦へ向けて、ひと言お願いします。

やはり自分たちのラグビーをやりきること、出し切る、ということにフォーカスしてやっていきたいです。チャレンジャーなので、絶対に勝つという気持ちでやっていきたいと思います。

試合写真
試合写真
試合写真
試合写真
試合写真
試合写真
試合写真
試合写真
試合写真
試合写真
試合写真
試合写真

*試合写真は、公式facebookページにも多数掲載しています。