試合日程・結果 / FIXTURES & RESULTS

2017年1月14日11時30分 KICK OFFジャパンラグビートップリーグ 第15節

NTTコミュニケーションズシャイニングアークスNTTコミュニケーションズシャイニングアークス

vs

クボタスピアーズクボタスピアーズ

27vs17

前半15 - 10

後半12 - 7

最終節を勝利で飾り、チーム最高成績の5位でシーズンを締めくくる

2016-2017シーズンのトップリーグ最終節 vs クボタスピアーズ戦は、この冬一番の寒さの中、秩父宮ラグビー場で行われました。「市川ダービー」となったこの試合は、負ければ5位から9位まで一気に順位が下がってしまう可能性のある、絶対に落とせない最終ゲーム。ロブ・ペニーヘッドコーチ体制になってからの3年間の集大成を見せる意味でも、チーム一丸となって試合に挑みました。

試合写真

11時30分、シャイニングアークスボールでキックオフ。そのボールをマイボールにして攻撃を仕掛けると、敵陣40mライン手前でクボタがオフサイドの反則。PGを狙える距離でしたが、タッチキックを選択。トライを奪いに行きます。

そして敵陣22mでのラインアウトモールから、No.8アマナキ・レレィ・マフィがパワーで相手を引きずりながらインゴールに持ち込みましたが、惜しくもグラウンディングできず。

前半6分、再開の敵陣ゴール前5mスクラムから落ち着いて展開。最後は、SH友井川拓からパスを受けたCTB石橋拓也が、タックルを受けながら絶妙のタイミングで大外のWTB鶴田諒にオフロードパスで繋ぎ、鶴田がインゴールをゴールポスト近くまで走り込んでトライ。SO小倉順平のゴールも決まり、7-0。思い描いた通りの試合の入りを見せてくれました。

試合写真

試合写真

ただスクラムでは、1stスクラムから相手の強さを感じていました。

前半11分、自陣中盤での相手ボールスクラムでやや下げられたところにボールを展開されてラインブレイクを許し、トライを奪われます。G7-7。

その後もスクラムでは劣勢になりますが、ブレイクダウンでは速く激しく集散して、ターンオーバーを奪っていきます。

前半21分、敵陣ゴール前10mでの相手ボールラインアウト。スローイングされたボールが逸れてこぼれたところを、HO三浦嶺が鋭い出足で拾い上げそのまま走り込んでトライ。
G×12-7。

試合写真

前半35分、自陣中盤でオーバーザトップの反則を犯してしまうと、クボタはPGを選択。これが決まり、12-10。

前半37分、敵陣中盤でのクボタボールスクラム。ボールが中に入る前に相手FLが足で掻き出してしまい反則。PGを選択し、正面約30mの距離から決めて15-10。ここから得点は動かず、前半終了。

試合写真

素晴らしい試合の入り方をして先制トライを奪いましたが、クボタもそこから崩れずに喰らいついてきました。特にスクラムでは圧力を受けてしまいました。ただ持ち味のワイドに展開するアタックで相手を崩し、またブレイクダウンで何度かターンオーバーを奪うなど、試合を有利に進めることが出来ました。


クボタボールのキックオフで後半開始。

やはり前半同様に、スクラムで劣勢になってしまいます。

後半11分、自陣ゴール前5mでの相手ボールスクラムからじっくりと近場を攻め続けられ、トライを奪われます。G15-17。

後半13分、選手入替。LO目崎啓志→栗原大介、LOアイザック・ロス→ヴィリー・ブリッツ。

後半14分、その相手トライ後のリスタートからノーホイッスルトライが生まれます。キックオフボールをNo.8マフィが走り込んでキャッチ。そこからワイドに展開。ノーミスでボールを繋ぎ切り、最後はSH友井川拓→PR庵奥翔太→CTB石橋拓也→LOヴィリー・ブリッツ→FB小川優輔→CTBブラッキン・カラウリアヘンリーへとボールが渡り、カラウリアヘンリーが鋭くコースを変えて切り込みトライ。FWとBKが一体となって攻撃を形作った、シャイニングアークスらしいトライでした。G×20-17。

試合写真

試合写真

試合写真

後半19分、敵陣22mライン付近で相手がオフサイドの反則を犯しましたが、PGを狙わずタッチへ。

そして後半21分、敵陣ゴール前5mでのマイボールラインアウトからラックになりサイドアタック。再びラックになったところからSH友井川がパスダミーで相手を一瞬外に振ってから隙間に低く飛び込んでトライ。ゴールも成功して27-17。

試合写真

後半23分、選手入替。SH友井川拓→光井勇人。

後半26分、選手入替。CTBブラッキン・カラウリアヘンリー→エルトン・ヤンチース。

後半31分、選手入替。PR庵奥翔太→上田竜太郎、FL鶴谷昌隆→白隆尚。

後半21分のトライの後、クボタが反撃に転じます。粘り強くボールを繋いで何度か自陣22m内に入り込まれてピンチになりますが、鋭い出足のパスインターセプトやブレイクダウンでのターンオーバーから逆襲に転じ、また相手のミスにも助けられ、トライは許しません。

そして最後の10分近くは、相手が20フェーズ以上を繋いで長い攻撃を続けると、耐えきってから逆襲に転じたシャイニングアークスが相手ゴールを脅かすアタックを何度も仕掛ける等、大いにスタンドを沸かせました。

しかし、そのまま得点は動かずにフルタイムを迎えます。

27-17でシャイニングアークスの勝利。シーズン最終順位を5位に確定させ、チームの新しい歴史を築くことが出来ました。

試合写真

振り返れば、ウィンドウマンス前までのシーズン前半で6勝3敗の好成績を残しながら、ウィンドウマンス明けで2連敗。特に第11節の豊田自動織機戦の敗戦は深い痛手となりましたが、そこからずるずると崩れずに立て直すことが出来ました。

ロブ・ペニーヘッドコーチ体制になってからぶれずに3年間続けてきた自分たちのラグビー「Arcs ATTACK」が、また更に大きく花開こうとしています。

今シーズンは、アマナキ・レレィ・マフィに加えて金正奎、石橋拓也、小倉順平の3選手も日本代表メンバーに初選出され、また羽野一志の7人制ラグビー日本代表での活躍、エルトン・ヤンチースの南アフリカ代表復帰など、うれしいトピックスもたくさんありました。

そして、シーズンを通してファンの皆さまの熱い応援ありがとうございました!!

来シーズンも、グランドで会いましょう。

ロブ・ペニーHCの試合後共同記者会見でのコメント

ロブ・ペニーHC

――今日のゲームの感想を。

今日の両チームのパフォーマンスは、日本ラグビー界にとっても、素晴らしい試合をお見せできたのではないかと思っています。今シーズンの我々のチームに関しては、リーダー陣たちがとても良い働きを示してくれました。そして個々の選手もそれぞれの役割をはっきりと自覚して、リーダー陣とうまく嚙み合って成長していくことが出来ました。

――今シーズンの手応えを。

3年前に自分がヘッドコーチに就任した時は、チームの大きな変革期でありました。今シーズンに、リーダーシップを発揮する選手がたくさん出てきたことが、このチームが成長した証だと思っています。今のランキングに関しては、まだまだこれから成長できる伸びしろがあるということでもありますので、今後がとても楽しみです。

金正奎キャプテンの試合後共同記者会見とその後のコメント

金正奎キャプテン

――今日のゲームの感想を。

15節終わった後に一番強かったのは我々であると言えるように、チームとして1年間フォーカスしてやってきました。それをメンバー、ノンメンバー、それにスタッフも含めて、グランドで出そうと準備して、今日の結果を出せたことは本当に素晴らしいことだったと思います。チームメンバー全員に感謝していますし、全員を誇りに思っています。

自分たちが望んでいた最終結果では無いのかもしれませんが、一戦一戦素晴らしい準備をしてきて、最終節に1年間の集大成のような結果を出せたことは本当に良かったと感じています。

――前節のキヤノン戦での敗戦後のチームの雰囲気は?

落ち込むことはありませんでした。最終戦の結果によって5位を狙えるか昨年よりも順位を落としてしまうか、この一戦は大きな意味のある試合でしたので、緊張感を持って今日の試合に臨めました。

――今日の試合内容に関して。

ゲーム展開としては、競ったゲームになるということは予想していましたので、途中で逆転されても動揺することはありませんでした。

――ブレイクダウンでのターンオーバーから形成逆転する場面が多くありましたが。

特にブレイクダウンを試合前に戦術としてフォーカスすることは無かったのですが、全員が意識を高く持って、スタッフからの提示以上のパフォーマンスができたかなと思います。

――試合前のロブ・ペニーHCからの指示は?

基本的には、言い訳をせずに、やって来たことを出していこう、ハードワークしようということでした。そこをチーム全員で体現できたかなと思います。

――今シーズンのチームと金選手自身を総括して。

昨シーズンと一番変わったことは、まずチーム力です。ロブが言ったようにリーダーグループの底上げが出来て、チームが更に一つになることが出来ました。特に自分がいない時期に、須藤拓輝選手や鶴田諒選手がリーダーシップを発揮してくれて、僕自身が助けられたこともたくさんありました。

個人としては、怪我をして抜けていた時期にチームに対して縁の下から力を注いでまいりました。そして、怪我を含めていろんな経験をできたことが糧となっています。まだまだ成長していかなくてはいけないので、これからまた頑張ります。

――昨シーズンまではウィンドウマンス明けの後半戦に失速してしまっていましたが、今シーズンは、どんな違いがありましたか。

ウィンドウマンス明けのサントリー戦と豊田自動織機戦で躓いてしまいましたが、それでも変わらず、外に向かわずに自分たちにフォーカスを置けたところが大きいのではないでしょうか。そこで自信を取り戻せたことが、一番大きな要因だと思っています。

――来シーズン以降へのチームとしての課題は?

まだまだセットプレーを強くしていかなくてはなりませんし、アタックの精度も上げていく必要があります。それが出来ればもっと上の順位を狙えることが、全員わかったと思います。

――1年間応援してくださったファンの皆さまへ。

いつも熱い応援をいただいて、それが自分たちの力になりました。ファンの皆さまが望んでいた結果で終わることが出来なかったかもしれもせんが、これが今の自分たちの全力の結果です。応援してくださったサポーターの皆さまに、本当に感謝します。ありがとうございました。

試合写真
試合写真
試合写真
試合写真
試合写真
試合写真
試合写真
試合写真
試合写真
試合写真
試合写真
試合写真
試合写真
試合写真
試合写真
試合写真
試合写真
試合写真

*試合写真は、公式facebookページにも多数掲載しています。