試合日程・結果 / FIXTURES & RESULTS

2016年10月29日13時00分 KICK OFFジャパンラグビートップリーグ 第9節

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス

vs

東芝ブレイブルーパス

34vs29

前半20 - 10

後半14 - 19

相手の分析と準備どおりに、「東芝らしさ」を出させず勝利!

10月29日(土)、ニッパツ三ツ沢球技場。トップリーグ第9節 vs 東芝戦が行われました。シャイニングアークスはここまで5勝3敗の6位。相手はここまで4勝4敗の8位と本来の力を発揮できない状態でいますが、トップリーグ創設以来トップ3の座を譲ったことは無く、1シーズンで4敗以上もしたことがないという常勝チームです。神奈川県ラグビー協会の制作したポスターに記された「真っ向勝負!」の軍配がどちらに上がるか、ラグビーファン注目の一戦となりました。

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13時、東芝ボールでキックオフ。このボールを相手にタップバックされて奪われると、守備陣に乱れが生じ、ボールキャリア―へのマークが定まらないまま突破され、開始10秒でノーホイッスルトライを奪われてしまいます。G0-7。

しかし前半4分、敵陣10mライン付近でのマイボールラインアウトからスムーズにSO小倉順平にボールが渡ると、パスフェイントでラインブレイクしてそのままステップで二人三人と交わし、約40mを走り切ってトライ。自身のゴールも決まり、7-7。波乱の幕開けとなりました。

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前半10分、敵陣30m付近において、マイボールでのこの試合ファーストスクラム。相手がコラプシングの反則を犯し、迷わずPGを狙って成功。10-7。

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前節のヤマハ戦に続き、キックで効果的にエリアを奪い敵陣で展開していきます。

前半17分、ハーフウェイ手前でのラックからSH友井川拓がボールを持ち出し、自らショートサイドを突いて大外をゲインしてからHO三浦嶺にパス。三浦がオフロードでまた友井川に戻し、そのまま走り切りトライ。G17-7。

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前半18分、選手交替。WTB小泉将→羽野一志。

この後もSH友井川とSO小倉を中心にキックを有効に使い、落ち着いたゲーム運びをしていきます。また相手の得意とするチョークタックル(ボールを持った選手を抱え上げてボールを奪い返すタックル)に対しても、すぐに二人目三人目が接点に駆けつけて後押しし、逆にゲインを奪っていきました。

前半31分、自陣30m付近での相手ボールスクラムでコラプシングの反則を犯してしまうと、相手はPGを選択。しかし、これは失敗。この後もしばらくは東芝の時間帯となりますが、早い戻りのディフェンスでトライを奪わせません。

前半33分、選手交替。PR庵奥翔太→上田竜太郎。

前半34分、自陣ゴール前15m付近から相手がPGを決めます。17-10。

前半のスクラムはほぼ互角に組み合い、逆にスクラムからチャンスを得ることもありました。

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前半40分、敵陣で攻め続けていましたがやや膠着状態になったところで、SO小倉がドロップゴールを狙い成功。20-10。ここで前半終了。


シャイニングアークスボールのキックオフで後半開始。メンバーの交代はありません。

後半1分、選手交替。PR甲斐尚哉→佐藤勇人。

後半6分、ハーフウェイ手前でのマイボールスクラムからSH友井川がブラインドサイドを攻めてFB小川優輔にパス。小川が相手を振り切って更に走りながら絶妙のショートパントで相手の頭上を越えてボールを落とし、自ら拾い上げてそのままインゴールまで持ち込みトライ。G27-10。

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この試合で特筆すべきは、ラインアウトでした。マイボールラインアウトは9/10を成功させ、逆に東芝ボールラインアウトでは14本中7本を失敗させました。特に後半は11本の相手ボールラインアウトの内、6本を失敗させてチャンスの芽をつぶしていきました。それによって、東芝は自らの大きな得点源であるラインアウトモールに持ち込むことが出来ませんでした。

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後半21分、No.8アマナキ・レレィ・マフィがラックで相手を抱えて頭から落としてしまい、シンビンとなり10分間の一時退場。

後半22分、選手入替。HO三浦嶺→須藤拓輝、CTBブラッキン・カラウリアヘンリー→シェーン・ゲイツ。

後半25分、自陣ゴール前での相手ボールスクラムを起点に展開されてトライ。G27-17。

後半28分、選手入替。LO目崎啓志→山下弘資。

後半31分、敵陣22m付近でのスクラムを起点に、WTB羽野一志が抜け出してオフロードでFB小川にパス。小川がスピードに乗って走り切り、自身後半2本目のトライを決めます。G34-17。

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そして、No.8マフィのシンビンが解けてフィールドに戻ります。

後半34分、選手入替。WTB羽野一志→西橋勇人。

後半35分、東芝がターンオーバーからの連続攻撃でトライ。G34-24。

後半36分、選手入替。LOアイザック・ロス→ラーボニ・ウォーレン・ボスアヤコ。

後半41分、ラストワンプレーを告げるホーンが鳴った後、東芝が連続攻撃からトライを挙げます。G×34-29。ここでフルタイム。

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先制トライを奪われましたが、すぐにトライを奪い返して同点にし、それ以降は「東芝らしさ」を出させずに終盤まで1トライ&1ゴール以上のリードを保ちました。相手を的確に分析し、この一週間十分に準備をしてきたことを、勝因として感じさせるゲーム運びでした。

この試合でのマンオブザマッチは、後半に試合を決定づける2本のトライを挙げたFB小川優輔選手に授与されました。

これで6勝3敗となってリーグ前半節を終え、ウィンドウマンスを迎えます。11月の一か月で更にチーム力が磨かれ、怪我をしていた選手が戻って来るのも楽しみです。また、11月の日本代表テストマッチでは、アマナキ・レレィ・マフィ選手と初選出の小倉順平選手の活躍も期待されます。こちらも応援よろしくお願いします。

次節は12月3日 vs サントリー戦。それではまた、グランドで会いましょう。

ロブ・ペニーHCの試合後共同記者会見でのコメント

ロブ・ペニーHC

――今日の試合の感想を。

相手の東芝さんは最近の試合では苦戦していますが、強豪チームですので勝ちを収めることが出来てうれしく思っています。選手のパフォーマンスに関しては、課題も有り完璧ではありませんでしたが、成長を感じました。

とりわけ友井川選手と小倉選手がランニングとキックを使い分けて、いいゲームの流れを作ってくれました。ディフェンスに関しては、東芝さんを勢いつかせてしまった場面もありましたが、試合を通じて強固なディフェンスができていたと思います。

――チームの成長の要因は?

何か特別なことをしているわけではありません。選手もコーチ陣も共に成長を求めて、日々の練習からハードワークを続けてきた結果です。

――ラインアウトに関して。

アイザック・ロス選手と大久保コーチ、大内コーチが中心となってこの一週間相手のラインアウトを研究してきました。その積み上げが、いい結果に繋がりました。

友井川拓ゲームキャプテンの試合後共同会見でのコメント

友井川拓ゲームキャプテン

――今日の試合の感想を。

尊敬する東芝さんを相手に勝ちを得ることが出来たことは、素直にうれしく思いますし、後半節に繋がるいいゲームができたと思います。トライはBKが獲りましたが、勝利は東芝さんの強力FW陣に対して我々のFWが体を張ってくれたおかげでもあり、FW陣を誇りに思っています。

――日本代表に選ばれた小倉選手のプレーに関して。

もともとランプレーが優れた選手でした。試合を重ねるごとにキックを含めていいエリアマネージメントができるようになって、更に我々のチームの強みになっています。

――この試合に臨む前のチームの意気込みは?

チームは日本一を目指していますので、今まで落としている試合があり、これ以上は負けられないと思って試合に臨みました。

鶴谷昌隆選手の試合後コメント

鶴谷昌隆選手

――今日の試合の感想を。

今日の試合は、我々にとってのテストマッチだという位置づけで臨みました。その準備を一週間してきましたので、フィジカルでも対抗できたと思います。

ラインアウトで相手にプレッシャーをかけることが出来たので、我々の流れに引き寄せることができ、勝利につながったかなと思います。スクラムに関しては、ペナルティも多かったので、そこは課題として残りました。

相手のチョークタックルに関しても、分析して想定通りでしたので、二人目三人目が早く入っていけました。

――ゲーム開始直後の相手のノーホイッスルトライに関して。

リアクションやコミュニケーションが不足してしまった結果だと思いますが、すぐにトライを獲り返せましたし、チームとして引きずることはありませんでした。

――真っ向勝負で、面白い試合でしたね。

まあ、やっている方としてはきつかったですけど(苦笑)。ディフェンスでしっかり相手を止めることが出来ましたので、その部分では勝てていたかなと思います。我々はディフェンスのチームだと思っていますので、そこでしっかり相手にプレッシャーをかけてターンオーバーできたことは、試合を積み重ねてきて成長できた部分だと感じています。

――今のチームの課題は?

やっぱりスクラムですね。スクラムをもっと安定させることが出来れば、試合も楽に展開できるようになると思いますので。ラインアウトではしっかりプレッシャーをかけることが出来ていますので、一試合を通してスクラムで相手にプレッシャーをかけられれば、いい結果につなげることが出来ると思います。

庵奥翔太選手の試合後コメント

庵奥翔太選手

――今日の試合の感想を。

入りの10分で相手より上だということを見せつける戦いをしようと試合に臨みました。逆にノーホイッスルトライを奪われてしまいましたが、気持ちを切らさずに焦らず戦えたのが良かったと思っています。

――ヤマハ戦に続き、前一列にとって燃える試合だったと思いますが。

ロブさんからも、タイト5がこの試合では重要になると言われていましたし、ファイトすることを意識しました。自分としてはまだ足りないところも多かったと思うのですが、ちょっとはできたかなという思いもあります。

――トップリーグデビューの神戸戦では、相手の3番にやられたという感想をもらいましたが、自分自身で成長したという思いは?

急激に成長しているかどうかはわかりませんが、日本代表クラスの相手と戦っているうちに少しは対応できてきたかなとは思います。大久保コーチや大内コーチからも個別で教えてもらったり、映像を見ながら一緒に分析もやってもらっていますので、少しは成長できていると思います。

最初の神戸戦で日本代表の3番にやられてすごく悔しかったので、相手が日本代表だからといって恐れることなく、自分のスクラムを組んでいこうという思いでやっています。気持ちの部分がすごく大事だなと、この前半節で思い知らされました。

――ウィンドウマンスの間に改善したい点は?

やっぱりスクラムと、自分からボールをもらいに行ったりすることなど、もっと積極的にプレーして自分の強みを出していくことを課題とします。

小川優輔選手の試合後コメント(本日のマンオブザマッチ)

小川優輔選手

――今日の試合の感想を。

攻めることはできていたのですが、ミスによって相手ボールになってしまった場面がありましたので、そこは反省点としたいところです。

――ディフェンスも良かったですね。

みんな戻りが早くなって、良くなってきていると思います。

――小川選手自身、今シーズン好調の要因は?

去年も調子は悪くなかったのですが...怪我もあり途中から試合に出られなくなってしまいました。コンディションの持っていき方は、昨シーズンよりもうまくなっているかとは思います。

――チームとしてキックをうまく使うようになりましたね。

他の選手から、強引に繋いでいってごちゃごちゃになってしまう場面でもっとコントロールしてもらえるとありがたいと言われていましたので、キックが有効に使えたと思います。
自分としては今まであまりキックを使っていなかったのですが、チームミーティングでも相手の裏が空くという話が出ましたので、キックを多めに使いました。

――ウィンドウマンスの間の自分自身の課題は?

状況判断の部分と、体の切れの部分をもっと上げることが出来ると思っていますので、しっかり修正していきます。

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*試合写真は、公式facebookページにも多数掲載しています。