試合日程・結果 / FIXTURES & RESULTS

2016年9月30日19時30分 KICK OFFジャパンラグビートップリーグ 第5節

NTTコミュニケーションズシャイニングアークスNTTコミュニケーションズシャイニングアークス

vs

パナソニックワイルドナイツパナソニックワイルドナイツ

14vs42

前半0 - 23

後半14 - 19

相手にゲームコントロールされて失点が積み重なり、後半の猛追も及ばず。

9月30日(金)、秩父宮ラグビー場。トップリーグ第5節 vs パナソニックワイルドナイツ戦。

相手のパナソニックは、昨シーズンのチャンピオンチームながらここまで既に2敗。この時点の順位では8位に甘んじていますが、もちろんこのまま終わるチームとは思えません。
シャイニングアークスにとっては、上位進出のために最も倒したい相手でもあります。

試合写真

19時30分、シャイニングアークスボールでキックオフ。
パナソニック・SOバーンズ選手の効果的なキック等で自陣での守りを強いられます。3分にはインゴールに持ち込まれましたが、TMO判定の末ノートライに。

しかし前半7分、そのバーンズ選手にPGを決められ、0-3。

続いて前半11分にも、同じくオフサイドの反則からPGを決められ、0-6。

ミスと反則が多いシャイニングアークスですが、前半16分には敵陣45m付近からSO小倉順平がPGを狙います。これは惜しくもポールに当たり外れてしまいます。

前半20分、自陣5mでの相手ボールラインアウトからモールを押し込まれてトライ。G 0-13。

前半26分、自陣25mでの相手ボールスクラムを起点に、ラックからギャップを突かれて中央を突破されトライ。G 0-20。

前半31分、自陣40m付近からの相手のPGが決まり、0-23。

この後も相手の巧みなゲームマネージメントから抜け出すことができません。

試合写真

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パナソニックは、自陣で無理にボールを繋いでラックになることを避け、キックを効果的に使って常に敵陣で展開していきます。対してシャイニングアークスはキックで自陣に戻され、ボールを繋いで組み立てていく途中でのハンドリングエラーやブレイクダウンでの反則からアタックを継続できず、前半は半ばパニックに陥り何もできずに終わってしまいました。

ブレイクダウンの場面では、相手は人数をかける時と退く時の判断が的確で、なおかつジャッカルに入る動きが俊敏で強く、シャイニングアークスはノットリリースザボールの反則を重ねてしまいました。

特筆すべきは相手の9番田中史朗と10番ベリック・バーンズの、「特別な選手」二人が繰り広げる巧みなゲームコントロール。とりわけキックによって受けに回ってしまい、自分たちのアタックが何もできずに、連続2PGの後、2トライを奪われ、だめ押しに更に1PGを決められて、0-23で前半を終えました。

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後半開始。メンバーの入替はありません。

後半4分、自陣25mでの相手ボールラインアウトを起点に、オフロードパスを連続して繋がれトライ。G 0-30。

後半7分、選手入替。HO種本直人→三浦嶺。

後半10分、自陣5mでの相手ボールラインアウトからモールを押し込まれてトライ。G× 0-35。

後半12分、選手入替。LO杉浦直人→小林訓也、CTBブラッキン・カラウリアヘンリー→シェーン・ゲイツ。

この選手入替をきっかけに、シャイニングアークスがようやく自分たちのラグビーを取り戻し始めました。

後半18分、自陣でのキックキャッチからボールを繋いで押し上げていきます。ノーミスでワイドに連続攻撃を重ね、最後は中央でLOアイザック・ロスからのパスを受けたCTBシェーン・ゲイツが鋭く切り込んでゴール下にトライ。SO小倉のゴールも決まり、7-35。

後半20分、選手入替。PR庵奥翔太→上田竜太郎、PR佐藤勇人→甲斐尚哉、LOアイザック・ロス→ヴィリー・ブリッツ。

フレッシュな選手も入り、一度取り戻した自分たちのラグビーの勢いは止まりません。
後半23分には自陣ゴール前からボールを繋いで上がっていく中で、CTBゲイツ選手がビッグゲインしてパスを渡した後に危険なタックルを受けて相手FB選手がシンビン、10分間の一時退場となります。

試合写真

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そして後半24分、敵陣22m内でアタックを継続して徐々に相手のスペースをこじ開けて、最後はCTBゲイツから余らせた大外WTB諸葛彬に振ってトライ!かと思いきや、これは惜しくもスローフォーワードの反則を取られてしまい、トライは認められず。

しかし、その後も攻撃の手は止まず。アタックを継続しラック状態になってもクリーンアウトからクイックでボールを配給し、徐々に相手ディフェンスの混乱を招いていきます。

後半31分、敵陣22m内での連続攻撃で数的有利を作っていき、最後は大外のWTB彬から内にサポートしていたFL山下弘資に渡りインゴールを回り込んでトライ。G 14-35。シャイニングアークスの猛攻にスタンドのボルテージが上がります。

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この後も追加トライを狙っていきましたが、ホーンが鳴った後自陣深くから攻めあがっていく途中にパス・インターセプトされ、そのまま相手がトライ G 14-42。試合終了。

終わってみれば、最後の失トライによって相手にボ-ナスポイントを与えての敗戦。何よりも試合序盤からのゲームマネージメントにおいて、勝敗を決定づけられてしまいました。

しかし、敗戦の中にも光明が見えました。後半のように、いつもの自分たちの「Arcs ATTACK」を繰り広げられれば、トップ4のチーム相手でも十分にやっていけることが確認できました。

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10月9日のコカ・コーラ戦に向けて、今日の敗戦を糧にチームは更なる改善を積み重ねていきます。

金曜日のナイターゲームに大勢のファンの皆さまがグランドに駆けつけてくださり、大きな勇気をいただきました。本当にありがとうございました。次節はアウェー鳥取での開催となりますが、できればグランドで、もしくは各種メディアで会いましょう。

ロブ・ペニーHCの試合後の共同記者会見でのコメント

ロブ・ペニーHC

結果に関しては、残念に思います。今日のようなパフォーマンスでは、トップ4のチーム相手に勝つことはできません。相手選手のフィジカルがまさっていました。また相手のベリック・バーンズ選手と田中史朗選手の二人のミラクルなキックやランによって、やられてしまいました。ただ後半にとても良いアタックをしてトライを重ねたことは、我々のアタックがどんな相手にも通用することの証明になりますし、誇りに思います。

栗原大介選手の試合後の共同記者会見でのコメント

栗原大介選手

ロブの言うように、パナソニックさんの試合巧者の部分で序盤から流れを持っていかれてしまい、前半が終わってしまいました。田中選手とバーンズ選手を起点として、キックで試合をコントロールされてしまいました。そこのケアが足りずに前に進もうとしてペナルティを取られ、トライを奪われてしまいました。ただ我々選手としては、全然失望していません。自分たちの強みの出し方がトップ4との差であり、自分たち本来のラグビーをできれば通用することがわかりましたので、そこは自信を持って、これからの試合でどれだけ自信を持ってパフォーマンスできるかが課題になると思います。

小林訓也選手の試合後コメント

小林訓也選手

――前半、外から見ていた印象は?

トライを先に獲られて、元気が無くなって下を向いてしまい、パニックに陥っているように感じました。ボールはキープできないし、トライを先に獲られるし、たぶん試合前に思い描いていた展開とかけ離れてしまったかなと思います。まあ、相手はパナソニックですからね。僕らは相手のキックに対して無理に繋ごうとして逆に陣地を取られて簡単にトライを奪われてしまいましたね。

若さ故にいい時はビッグプレーも出ますが、パナソニックのようなディフェンスのいいチームに対しては我慢できなくなってしまったと思います。あとはブレイクダウンじゃないですか。それと普通のエラー、ミス、ノックオンが勝敗を分けたなと僕自身は思いました。

――ノットリリースザボールの反則が多かったのは?

それは高さで負けているのと、しっかりと1対1で剥がせてないこと。それとまずボールキャリアがゲインできていないのも原因だったと思います。そうすると相手にとってジャッカルしやすくなってしまいます。後半のようにボールキャリアが前に出られれば、ジャッカルされることも無くなるわけです。

――その部分で前半は劣勢になってしまったと感じますか。

負けていたと思います。全然前に出られないし、自陣から無駄に攻めていたし。

――小林選手自身が、見事に決めたジャッカルに関して。

自分は途中出場でしたので、自分の存在価値を出す意味でも狙っていたところはあります。何かやってやろうという思いはありました。

――今シーズンはリザーブの途中出場が多いですが。

そこはやりづらいとか言っている場合ではないので、自分が出たときはしっかりと準備してきたものを出すように心がけています。

――試合後半のチームパフォーマンスに関して。

いい感じに料理して最後仕留めるところまで出来ていましたので、次のゲームに向けていい材料になったんじゃないですか。こういう若いチームにとって、いい勉強になったと思います。

――小林選手もいつの間にかベテランの域になりましたね。

もちろんですよ。マヤさん(馬屋原誠選手。2015年度引退)がいなくなったので、今日だってイシ(石神勝選手)もアキさん(秋葉俊和選手)もいないから、僕が最年長じゃないですか。僕とヒラク(友井川拓選手)とかが引っ張っていくべきだし、僕らは何があっても動じないというか、場数は踏んでいますので、態度とか言葉で示さないといけない段階に来ていると思います。

今日は大介がゲームキャプテンをやりましたが、やっぱり自分で抱え込んでしまっていた部分はあったと思います。そうなると大介は自分らしいプレーが出来なくなるし、大介にとってはすごくいい経験で勉強にもなったと思います。負けはしましたけど、いろんな意味で収穫もあったと思います。

小倉順平選手の試合後コメント

小倉順平選手

――試合を通しての感想を。

負けたということが事実です。今まで準備してきたことを出し切れませんでした。

――前半は、どうしてあんなに劣勢になってしまいましたか。

自分たちが攻めていくことで逆にペナルティを取られて、自分たちのやりたいことをさせてもらえませんでした。また、相手にうまく裏を突かれてしまいました。そして、セットプレーの多くが自陣5mぐらいからになってしまいました。

――試合中、選手同士ではどんな話を?

ブレイクダウンでやられていましたので、そこの部分を話し合いました。相手は必要な時だけブレイクダウンに人数をかけてきました。

――ハーフタイムでロブHCからはどんな話がありましたか。

やはりブレイクダウンのところを言われました。それとしっかりとボールを継続していこうということでした。

――後半は、怒涛の攻めを見せてくれましたが。

リザーブの選手が入ってから変わりましたが、遅かったですね。あのアタックをゲームの初めから出せていれば良かったのですが。すごく勉強になりました。

――自分自身のパフォーマンスに関して。

相手のバーンズ選手は、一つ外しただけで後は全部キックを決めていますし、狙ったところを決められる選手になりたいです。

――次節のコカ・コーラ戦に向けて。

落ちること無く、次で盛り返せるようにやっていきたいと思います。

三浦嶺選手の試合後コメント

三浦嶺選手

――今シーズン初出場ですが、自分自身のパフォーマンスに関して。

春シーズンに怪我をしてしまいました。去年もパナソニック戦で怪我をしてしまったのですが、今シーズンもこのパナソニックとの試合で戻って来れました。自分的にはスクラムとラインアウトに関しては、試合の結果とは別にまあまあの出来だったと思います。

前半パニックになっていたところがあったと思いますので、後半に自分が入った時はパニックを直すこととしっかりインパクトを残すことを意識しました。

――怪我していた箇所は?

春シーズン初めまでは去年の怪我がまだ治らずに休んでいて、それからまた腰を痛めて長引いてしまいました。ようやく帰って来れました。

――今日のスクラムに関して。

もっと行けそうなところもあったのですが、自分たちのディシプリンが守れずペナルティを取られてしまいました。

――前半を外から見ていた印象は?

2枚目の寄りが遅かったり、自分たちのプレーができていなかったという印象でした。

――セットプレー以外の自分自身のジェネラルプレーに関しては?

ボールを持った時にはしっかり前に出ることが出来ていたと思います。

――次の試合に向けて。

自分たちのラグビーをやり通すことが大事だと思いますので、そこにフォーカスしてチーム一丸となって頑張ります。

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*試合写真は、公式facebookページにも多数掲載しています。