試合日程・結果

勝点5を挙げ、ワイルドカード進出に望みをつなぐ。

ShiningArcs

36

VS

ヤマハ発動機ジュビロ

10

12月25日(土)、ShiningArcsは秩父宮ラグビー場でヤマハ発動機ジュビロと対戦した。残り2戦をトーナメント戦と位置づけ、正に必勝を期して試合に挑んだ。

キックオフ直後からShiningArcsが積極果敢に攻める。4分、敵陣に攻め込みCTBネルが相手防御ラインを突破、フォローしたWTB友井川がパスを受けると相手ディフェンダーをかわし、インゴールに飛び込みトライを決める。SO君島のゴールも成功、喉から手が出る程に欲しかった先制点をあげ、7対0とリードする。双方が1本ずつPGを決め、10対3となって迎えた31分、ShiningArcsがゴール前ラインアウトから形成したモールでじわじわと前進し、最後はPR山口がトライ。難しい角度のゴールも君島が決め、17対3とリードを広げる。前半終了間際にヤマハにゴール前まで攻め込まれるもののしっかりディフェンスし、そのまま前半戦を終了する。

後半も最初に得点したのはShiningArcs 。4分、相手陣深く攻め込み形成されたラックから、ボールを持ち出した友井川が相手防御の隙を突いて一気に加速、あっという間にゴール真下にこの日2本目となるトライを決める。ゴールも成功し、24対3と突き放しにかかる。続いて10分、自陣ゴール前に迫られるも起死回生のターンオーバーに成功すると、ボールをもらったネルがすぐさま力強い走りで前進、パスを受けた初先発のルーキーWTB沼尻がライン際を好走し、相手に捕まるやいなやボールは再びフォローしていたネルへ渡ると、そのままコーナーぎりぎりへ飛び込み29対3となる。その後、ヤマハにトライ&ゴールを決められ、更に自陣に押し込まれる時間が続いていた27分、途中出場のFBジェラードが、ヤマハBK陣のパスを狙い澄ましたようにインターセプトし、約80メートルを走り切る値千金の独走トライを決めてゴールも成功、36対10としサポーターの興奮も最高潮に達する。ヤマハが反撃を試みるも、ShiningArcsも強固なディフェンスで対抗し、試合はそのままノーサイド。ShiningArcsが勝ち点5を獲得して4勝目を飾った。チーム4人目となるマンオブザマッチには、2本のトライで勝利に貢献した友井川拓が選ばれた。

※ワイルドカードトーナメント | トップリーグの5~10位の6チームによって日本選手権出場を争う大会で、勝者2チームに出場権が与えられる。 6チームを2つに分け、3チームずつのトーナメント方式を行い、得点の多いチームを勝者とする。同点の場合には(1)トライ数が多いチーム(2)トライ後のゴール数が多いチーム(3)リーグ戦順位が上位のチームの順で勝者を決める。)

大沼照幸監督のコメント

大沼照幸監督

―今日の試合の感想を

今日のゲームは、我々にとってトーナメントでいえば準決勝だという位置づけ、つまり一敗もできないというメンタリティで臨みました。そして、見事選手がその期待に応えてくれて、素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれたと思います。今日の試合では、いつもよりキックを少し減らして、自陣からでもボールを動かしていくという戦い方を指示しました。それをしっかりと選手が実行してくれて、カウンター等でいいトライを取るなど、考えていた通りのパフォーマンスを出してくれたと思います。ただ、ペナルティなど修正していかなくてはならない点もたくさんありますので、そこを修正して、最後の決勝戦とみなしているコカ・コーラさんを破って、もうひとつ上のステージに行けるようにやっていきたいと思います。

―キックを減らして自陣からつないでいく戦術にした理由は?

我々のチームにはいいキッカーが揃っていて、キックでエリアマネージメントをしていくという戦い方をこれまでしてきました。ただ、この前のリコー戦もそうだったのですが、対戦相手が対策を取ってきてキック処理をうまくされて、ボールポゼッションが取れないという状況が続いていました。ですので、根本は変わっていないのですが、仕掛けるエリアを多少広げて、ボールをしっかりと動かしてからテリトリーを取っていくという戦い方になりました。

栗原徹ゲームキャプテンのコメント

栗原徹ゲームキャプテン

―今日の試合の感想を

なかなか勝ちきれない試合が続きましたが、今日このような結果になって本当にうれしく思っています。チーム一丸となって練習してきた成果が、今日出たんじゃないかなと思います。リーグ戦はあと残り一試合ですが、試合に出ているメンバーだけでなく全員で勝利を目指して頑張りたいと思います。

―ヤマハから移籍した選手が多いのですが、特別な意識はありましたか?

チームとしては、特別な意識はありませんでした。これから二つ勝たないことには我々はワイルドカードに上がることができないので、…勝っても上がれないかもしれませんが、とりあえず勝たないと上がれないということで、準決勝、決勝という位置づけで試合に集中していました。ただ、個人的には木曽とかは昔からの友人ですし、僕も第8節のサントリーとの試合の時には人には言えない熱い想いというものがありましたので、彼らヤマハ組の気持ちが昂ぶり過ぎないように、一プレーヤーとして声はかけました。

―栗原選手も、ものすごいタックルをしていましたが

毎試合しなくちゃいけないんですけどね(笑)。次の試合もできるように頑張ります(笑)。

シャノン・フレイザーヘッドコーチのコメント

シャノン・フレイザーヘッドコーチ

―今日の試合の感想を

まず今日の試合は、やろうと決めていたことを個人としてではなくチームとしてしっかりできていたことがよかったと思います。今までの試合ですと、個人のパフォーマンスに頼ってしまったところがあったのですが、今日はチームとしてやりきろうと決めたことを15人がまとまりとしてプレーできたと思います。

―敵陣でペナルティを取った時に、今日はPGではなくトライを狙いに行きましたが

今週一週間、ヤマハ戦の準備をしてきて、相手の過去の試合映像を見てきましたが、ディフェンスのいくつかのところにアタックのチャンスがあると考えていましたので、試合前までの練習では、もっともっとボールを手に持って回していこうという話はしていました。実際の試合になったら、ペナルティゴールを狙うのかボールを回していくのかは選手の判断になるのですが、アタックの準備はしてきました。

―相手にも優秀なキッカーがいて、自陣でペナルティを多く犯してしまうことが心配だったのですが

もちろん相手の15番の選手のキックが非常にいいということはミーティングの中でも言ってきましたし、ペナルティを犯さないという意識もこれまで以上に高めてきました。また今日のレフリーの戸田さんの過去の試合映像を見まして、他のレフリーと同様にディフェンスに入っているチームにペナルティを課すという傾向が見えましたので、それを選手に伝えて、ディフェンスに回らないでアタックに時間を割いていくことによってペナルティを減らそうということを、準備の中でやってきました。

―今シーズンの「決勝戦」と位置付ける最終戦に向けて

まず、皆さまに伝えたいことは、本当にいつも多くのファンが応援にグランドに駆けつけてくれるので、それがあって今日いいプレーができたと思います。秩父宮ラグビー場に限らず、どこの会場に行っても多くのファンが来てくれて大きな声援を送ってくれ、常に我々をバックアップしてくれることに感謝していますし、今後も続けていただきたいと願っています。次の、「決勝戦」と位置付けている最終戦に向けては、今日の試合の「準決勝」に勝った勢いというものを次の試合にそのまま持っていきたいと思いますので、もっともっとアタックに時間を割くことによってペナルティを減らしていくことができると思います。そういった基本的な考えは変わりませんので、今日の試合でできなかったことをしっかりと修正して次の「決勝戦」に向けて頑張っていきます。今日ファンの皆さまがくださったような素晴らしい声援が我々の力になっていることはチーム全員が感じていますので、更なる応援よろしくお願いします。

友井川拓選手(マン・オブ・ザ・マッチ)のコメント

友井川拓選手

―マン・オブ・ザ・マッチ、おめでとうございます。

ありがとうございます。でもフォワードのおかげです。

―友井川選手らしいトライでしたが

ちょうどいいところで、ボールが回ってきたのでよかったです。ちょっと、トライが久々だったもので(笑)
そろそろしたいなあと思っていたところでした。

―相手に対しては、どんな意識で試合に臨みましたか?

相手のバックスはスピードもあるしスキルも高いので、守る側のバックスとしては恐いなあと思っていましたが、フォワードが頑張ってくれたので楽でした。

―残り一試合に向けてファンの皆さまへ

どうしても勝たなければ次のステージに進めないので、ぜひ今までと変わらない熱い応援をお願いします。

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