試合日程・結果

“FIRST” WIN!81点奪取の猛攻で快勝

ShiningArcs

81

VS

秋田ノーザンブレッツ

5

FIRST――。チームスローガンを新たに掲げたNTT Communications ShiningArcs。創部以来の悲願であるトップリーグ昇格をかけ、まさしくその第一歩となる2009年度トップイーストリーグ第1戦、ShiningArcs vs 秋田ノーザンブレッツが9月13日、ホームであるNTT千葉総合運動場グランドで行われた。

グランドを囲むフェンスには昨季以上の数の応援旗が見受けられ、有志による私設応援団が結成されるなど、ShiningArcsを心から応援するサポーターの熱い気持ちが十分に伝わってきた。また元オーストラリア代表であったマーク・ジェラードをはじめとする大型補強を行ったShiningArcsにはラグビーファンから熱い視線が注がれていることもあってか、これまで応援していただいているサポーターの方々ばかりでなく、この日新たにShiningArcsサポーターとして加わった方々も大勢グランドに詰めかけた。

「これまで積み上げてきたものを出すだけだ。自分の力を信じて」。試合直前、シャノン・フレーザーヘッドコーチによる鼓舞激励を受けた選手たち。その言葉通り、前半2分、いきなりWTB友井川拓が左隅に飛び込んで、先制トライを決めてみせた。ShiningArcsは 8分、10分、22分と友井川がトライを重ね、得点を順調に伸ばす。夏合宿以降、約1ヶ月試合がなかった影響か、ラインアウトにおけるキャッチミスやオフサイドなどの反則を犯し、ノーザンブレッツに攻め入られる局面も見受けられたものの、ShiningArcsが優位に試合を進めた。36分には、ラックでターンオーバーしたボールを展開、CTBヤコブス・ポールス・ネルがディフェンスラインを突破し、ゴールポスト左脇にトライ。SO君島良夫のゴールも成功し、29-0で前半を折り返す。

日本語、英語、そして韓国語が飛び交うハーフタイム。「モールをきちんとほぐしていこう」「相手に合わせるのではなく、自分たちができる適切なプレーをするだけ」。選手たちは開幕戦の緊張もなく、かといっておごりもなく、自分たちが具体的に何をすべきかが冷静に把握できているように感じられた。

そして後半に突入。試合再開直後、いきなりノーザンブレッツに自陣22mラインを越えられてしまう。そのままモールでゴールライン際まで押し込まれ、トライを許した。若干の油断があったのだろうか。しかし、以降は怒濤の攻撃を展開した。きっかけは7分、新戦力のマーク・ジェラードが出場してからだ。8分、素早いパス回しで友井川この日5本目のトライに貢献したかと思えば、18分には自身も密集を駆け抜けトライを決めた。さらに、FBで先発し途中からCTBに回った栗原徹も33分、38分と続けざまにトライとゴールを決め、存在を示した。

終わってみれば一方的な試合展開で、ShiningArcsは昨季苦戦を強いられたノーザンブレッツに、81-5で大勝。初戦を勝利で飾った。声援を送ってくださったサポーターの方も一様に笑顔だった。昨季以上の手応えを実感していただけたのではないだろうか。

まずは大事な第一歩を踏み出したShiningArcs。その先はまだ長いが、この素晴らしい勢いを持続したまま、リーグ戦を戦い抜いてもらいたいものである。次戦は9月19日、駒沢陸上競技場での日本航空戦も勝利を期待したい。

山本和林監督のコメント

山本和林監督

合宿以降、ゲームを組めなかったので、ゲーム勘が鈍っていてかみ合わない局面が出てくるのではないかと心配していましたが、思った以上に選手たちは踏ん張ってくれたと思います。2年間果たすことができなかったトップリーグ昇格を実現する、本当の意味で勝負の年です。皆さんの期待に応えうる結果を出す準備を、私たちは愚直に続けていくだけです。今季も力強い応援をよろしくお願いします。

シャノン・フレーザーヘッドコーチのコメント

シャノン・フレーザーヘッドコーチ

勝利はもちろんうれしいことですが、それ以上にこれまでの練習で積み重ねてきたことをこの試合の中でしっかりと表現できたのが、とてもよかったです。私たちは、チャレンジャーです。昨年の負けから学んだことはたくさんあり、それがこのチームの原動力になっています。ハングリー精神を貫き、昨年以上に一体感を持ったチームに仕上げていきます。

中山浩司キャプテンのコメント

中山浩司キャプテン

昨年から今年の春にかけて本当にキツい練習をしてきました。そうして得られた自分たちの力を信じています。キャプテンという自分の立場から見えるものは、選手たちの目の色が変わってきていることですね。選手層が厚くなり、ポジション争いも激しくなっていますので。多くの方々から「今年こそは」と期待していただいているいい意味でのプレッシャーを追い風にしながら、ShiningArcsは1戦1戦を確実に戦っていきます。

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