News Release
平成19年4月19日

通信管理技術「m2m-x」の標準化を受けた接続実験の一般募集、
およびIPv6対応小型アダプターの開発について

 NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)が開発した情報機器接続管理の通信技術「m2m-x」 (※1) において、ユビキタス・オープン・プラットフォーム・フォーラム(UOPF)(※2)にて標準仕様が策定されたこと(※3)を受け、接続実験「m2m-xトライアル」を平成19年4月19日から一般事業者に無料で提供します。
 また、同時にNTT Comは小型アダプターの開発が可能なことを実証し、本仕様に準拠したハードウェア化を世界で初めて実現しました(平成19年4月現在)。本アダプターを機器と接続することによりスピーディーで簡単に暗号化通信や機器接続管理が可能となります。
 異なるメーカやISP間で相互接続を実現する共通プラットフォームとしてのM2Mリアルタイム通信(※4)の普及を目指し、NTT Comは利便性向上と、それによる新しい市場立ち上げに向けた取り組みを進めていきます。


1.「m2m-xトライアル」の実施拡大について

 NTT ComではUOPF参加各社と協力して技術標準仕様の策定を進めるとともに、接続実験「m2m-xトライアル」をUOPFメンバーを中心に実施してきました。UOPFによる技術仕様の一般公開を受け、本実験への参加対象を一般事業者へ拡大し、平成20年3月31日まで実施します。
 「m2m-x」は高度なセキュリティや様々なアプリケーション通信を実現するために必要な、情報機器本体や通信網の処理負荷を大幅に軽減しているため、低コストで製品化・サービス化が可能です。


2.UOPF技術仕様に準拠したIPv6小型アダプターの開発について

 NTT Comは、情報機器に接続するアダプターの名刺サイズへの小型化(※5)・ワイヤースピード並み(※6)の高速化を実現できるよう、アイピースクエア社( http://www.ip-square.com/ )のIPv6、IPsec対応の高性能IPコア技術を活用し、UOPF技術仕様に準拠の「m2m-x」通信機能を搭載したハードウェアを開発しました。(別紙1参照)
 今後、各種機器ベンダーと協力して小型アダプター(別紙2参照)を実用化し、特定端末(PCやOA機器などの非PC系端末)へのセキュアな接続サービスや、端末単位での確実な遠隔管理サービスなどへ活かしていきます。


2.トライアル実験成果の展示について

 平成19年4月19日に開催されるUOPFの総会にあわせて、実験中のアプリケーションや、開発中のIPv6小型アダプターの展示を行います。また、UOPF総会での展示に加え、今後、各種展示会でも広く公開していく予定です。


別紙1:IPv6小型アダプターのField Programmable Gate Array (FPGA)ボード(※7)
別紙2:IPv6小型アダプターの筐体モックアップのイメージ図

※1 m2m-x技術:NTT ComがIP電話の呼制御プロトコルであるSIPとIPsecをベースに開発した新しいend-end通信マネジメント方式。ネットワークに接続されるPCはもちろんのこと、家電や制御機器などのNon-PC機器同士("m"achine to "m"achine)でも安全・簡単・低コストな双方向リアルタイム通信を実現するプラットフォーム技術です。NTT Comは、M2Mリアルタイム通信を活用した市場の早期立ち上げを目指しています。
※2 UOPF(ユビキタス・オープン・プラットフォーム・フォーラム):「利用者の視点から、特定のISP、家電メーカによらず、『誰でも・簡単に・安全に』使える『情報家電×ブロードバンド』を共同で提案し、新たなマーケットの創出に寄与する。」という趣旨で2004年2月10日に、ISPおよび家電メーカ14社で創設されました。2007年3月末時点で55社が参加しています。
※3 技術仕様の一般公開:NTT Comが開発したm2m-x技術をベースに技術仕様の策定をUOPF参加各社で進め、また、本仕様に準拠したm2m-xサーバによる接続実験「m2m-xトライアル」を、UOPF参加組織限定でNTT Comが実施してきました。平成19年4月9日、この技術仕様が一般公開されました。
※4M2Mリアルタイム通信:機器同士(Machine-to-Machine)によるダイレクトなリアルタイム通信
※5名刺サイズへの小型化:外形寸法 幅48mm、奥行き87mm、高さ23.5mm
※6ワイヤースピード並みの高速化:通信ケーブルの理論上の最高通信速度のことで100Mbpsのケーブルを使用すれば、ほぼ同じ程度のスピードを得ることができます。
※7 FPGA:利用者が独自の論理回路を書き込むことのできるLSIのこと。目的に応じて集積回路の内部論理回路を定義・変更でき、設計時に動作シミュレーションを行うことが可能。

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