平成17年2月18日
<報道発表資料>

NTTコミュニケーションズ株式会社
凸版印刷株式会社
ブリヂストンサイクル株式会社


三鷹市における電子タグ高度利活用に関する実証実験の実施について
―自転車駐輪場や自転車等保管場所において電子タグ活用を行い、その利便性を向上―


 NTTコミュニケーションズ株式会社(代表取締役社長:鈴木正誠、本社:東京都千代田区、以下NTT Com)、凸版印刷株式会社(代表取締役社長:足立直樹、本社:東京都台東区、以下凸版印刷)、ブリヂストンサイクル株式会社(代表取締役社長:服部 毅、本社:埼玉県上尾市、以下ブリヂストンサイクル)は、自転車駐輪場や自転車等保管場所を実証フィールドとする、電子タグ(ICタグ)を用いた「電子タグ高度利活用に関する実証実験」を、東京都三鷹市で実施します。三鷹市内の公共自転車駐輪場内などにおいて、駐輪自転車利用者に電子タグを活用してもらい、駐輪場などの利便性向上を目的とした情報流通の実証実験の場を構築します。

 なお、本実験は、NTT Comが受託した平成16年度総務省「電子タグの高度利活用技術に関する研究開発」に基づいて行われるもので、「あすのまち・三鷹(*1)」推進協議会(会長:前田隆正、事務局:東京都三鷹市、以下「あすのまち・三鷹」)の協力によって、3月7日より実施されます。


1.実証実験の概要(別紙参照
 本実験では、自転車に装着した電子タグに登録されている情報をPDAで読み取り、その情報をインターネット経由でNTT Com開発の「ネットワーク利用型RFIDシステム(*2)」に送り込み、定期的に情報更新することで、自転車駐輪状況の各種情報の把握・検索・参照を行います。
 これにより、自転車駐輪場での駐輪自転車の個体管理を実現するとともに、駐輪場利用状況(空き状況など)の確認や、駐輪場内の駐輪位置把握など、地域の自転車利用における利便性向上のための各種技術検証や、駐輪場や自転車等保管場所における電子タグを用いた管理業務支援の有用性検証、および自転車関連情報が保存された「ネットワーク利用型RFIDシステム」への認証・アクセス制御技術の検証を行います。


2.実証実験の詳細
<実験期間>
 平成17年3月7日〜

<実験場所>
 このたびの実験は、4ヶ所の三鷹市営駐輪場で実施します。
三鷹市産業プラザ駐輪場(東京都三鷹市下連雀3-38-4)
三鷹市すずかけ駐輪場(東京都三鷹市下連雀3-16-7)
三鷹市さくら通り駐輪場(東京都三鷹市下連雀3-21-32)
三鷹市自転車等保管場所(東京都三鷹市野崎3-2-3)

<実験内容>
[1]電子タグを用いた自転車駐輪場内の情報管理・把握方法の検証
 自転車駐輪場内の駐輪台数や駐輪位置を把握するため、自転車に装着した電子タグを、PDAを用いて読み取り、インターネットを通じて電子タグ情報を管理しているNTT Comの「ネットワーク利用型RFIDシステム」にアクセスし定期的に情報更新します。そこでは、自転車の駐輪台数、駐輪位置、読み取り時間などを登録、管理します。また、その駐輪自転車の情報検索機能を合わせて提供することにより、駐輪場内の自転車駐輪状況を的確に知ることも可能となります。
 これらを通じて、駐輪場などでの電子タグを用いたサービスの可能性や自転車利用者の利便性向上の可能性を検証します。

[2]自転車への電子タグ技術高度利活用手法の検証
 電子タグ技術を自転車に応用するための手法や、その適用領域の可能性、電子タグを用いた様々なアプリケーション、新しいサービスの有用性検討を行います。

[3]各種認証方法に基づく電子タグ属性情報へのアクセス制御技術の検証
 ネットワーク経由で電子タグ属性情報を参照する際に、ユーザ認証や端末認証(およびその組み合わせ)を用いることにより、情報データベースへのアクセス許可範囲を制御する技術の検証や、オープンな環境での情報開示手法の検証を行います。

<実験参加方法と時期>
 このたびの実験実施場所となる駐輪場のうち2ヶ所(産業プラザ駐輪場、すずかけ駐輪場)にて、実験期間中に実験参加者を募集します。詳しくは、当該駐輪場の実験スタッフまでお問い合わせください。


3.各社の役割
 NTT Comは、本実証実験の企画、運営の主体となるとともに、実験情報をインターネット経由で保存する「ネットワーク利用型RFIDシステム」の運用や、電子タグ高度利活用におけるセキュリティ適用制御技術の研究開発を行います。

 凸版印刷は、包装技術・製本加工技術で培った電子タグの実装および二次加工技術を活かした自転車への電子タグ装着手法の検討を行います。

 ブリヂストンサイクルは、40年以上国内トップシェアを誇る自転車事業の実績をもとに、電子タグ技術を自転車に応用するための手法や、その適用領域の可能性などを助言します。

 「あすのまち・三鷹」は、三鷹市が基本方針とする「人間のあすへのまち」を、市民満足度の向上や自体体経営の視点から有効に実現するために、本実証実験の推進に協力します。また、実験期間中、市民向け展示室「みたかショーケースe(*3)」にて、本実証実験のデモを展示します。


4.今後の予定
 このたびの実験で得た成果を総務省や学会、標準活動機関などに報告し、広く標準化を進め、電子タグの高度利活用に資するよう事業化に向けた研究を進めていきます。


*1あすのまち・三鷹
 教育・福祉・環境など、さまざまな分野での「先導的モデル事業」「実証実験事業」を、三鷹市をステージとして展開し、IT、ロボット、eデモクラシーなどの新しい技術やシステムが、人間の、より自由で豊かな生活に寄与する地域社会を体験できる「モデル展示場」にしていこうとする三鷹市のプロジェクト
http://www.asutaka.gr.jp/home.htm

*2ネットワーク利用型RFIDシステム
 電子タグで個体識別された商品の位置情報や商品情報などを複数のデータベースで分散管理し、それらの情報をネットワーク上のサーバによって連携させるNTT Com開発のシステム

*3みたかショーケースe
 「あすのまち・三鷹」推進協議会の取り組みを通して三鷹市が目指している「あすのまち」について、三鷹市民を始めとする多くの人々に理解してもらうために、具体的な先進機器やアイディアを展示する場として開催している展示室(東京都三鷹市下連雀3-38-4三鷹市産業プラザ地下1階)
http://www.asutaka.gr.jp/Sanpura_Tenji/renewal/top/showcase_top.html


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