平成14年10月7日


「国際文通週間(10月6日〜12日)
「電子メール時代の国際コミュニケーション事情」結果発表
〜普段は電子メールで気楽に、「大切なとき」は直接声が聞きたい〜


 遠く外国に暮らす友人、恋人、家族など親しい人とのコミュニケーション手段は、インターネットの普及により大きく変化しつつあります。今回、国際電話「0033」のNTTコミュニケーションズ株式会社(略称:NTT Com)では、海外の知人とのコミュニケーション事情を、電子メールと国際電話、国際郵便、それぞれの利用傾向をもとにアンケート調査を実施しました。

 10月6日〜12日は、「国際文通週間」です。これは、世界の人々が文通によって国際文化交流に努め、世界平和に貢献しようという趣旨で、万国郵便連合(UPU)により昭和32年(1957年)に設けられました。コミュニケーション手段は時代とともに変化しているものの、「国際文通週間」は、遠く離れた友人・家族と心温まるコミュニケーションをとっていただきたく絶好の機会です。

 今回の調査では、一般家庭への電子メールの浸透度が改めて浮き彫りとなりました。海外に住む友人・知人・家族との電子メールの利用頻度は、平均「週2回」となりました。これは「週1.7回」の国際電話と同等以上となっています。逆に、国際郵便の利用機会がやや減少している傾向が表れています。


<調査結果トピックス>

「2001.9.11日本を出発した長男が、無事カナダに緊急着陸した旨の連絡をくれた時は最も嬉しかった」(60代・男性)〜テロ・災害時の連絡手段は「国際電話」(93%)
遠距離恋愛は不安?〜恋人・妻・夫への電話回数は友人への3倍以上。
「大切な日」「記念日」には、電子メールより国際電話。クリスマスは伝統の国際郵便が圧倒。
全般的傾向では電子メールによる国際コミュニケーションが国際電話を上回る。利用シーンによって使い分ける利用像〜近況連絡は電子メール、お祝いごとは国際郵便、急ぎの用事や大事な人との連絡は国際電話。
“この世から無くなってしまうと困る”のは、「急ぎの用事に必要な」国際電話。20代に限ると電子メールがトップ。
20代・30代は「ベッカム」「中田英寿」とおしゃべりしたい!40代以上は「緒方貞子」「ブッシュ大統領」と話してみたい。
国際電話の不便なところ・欠点は、“料金”だと感じている。


【調査結果概要】
「2001.9.11日本を出発した長男が、無事カナダに緊急着陸した旨の連絡をくれた時は最も嬉しかった」(60代・男性)〜テロ・災害時の連絡手段は「国際電話」(93%)

 最も嬉しかった国際電話について自由回答で質問しました。昨年9月の同時多発テロ直後、最初のコミュニケーションが最も嬉しかったと答えた方が、263名中じつに10件に上りました。自由回答で同じケースが10件と言うのは極めて多い数字で、同時多発テロが与えた影響の大きさを感じさせます。テロ・災害時の連絡手段としては9割以上が国際電話を挙げており、“この世から無くなってしまうと困る”通信手段は国際電話であることが明らかといえます。


やっぱり遠距離恋愛は不安?
恋人・妻・夫への電話回数は友人への3倍以上

 国際電話の相手を聞いたところ「友人」という回答が4割と最も高くなりました。電話をかける回数に着目すると「恋人・配偶者」が断然多いのが目立っています。相手別の電話回数を調べてみたところ、恋人や妻・夫への連絡は月平均で5.9回(友人相手の3.7倍)行っているのに対し、友人相手には月平均にしてわずか1.6回となっています。恋人や妻・夫には毎週電話しているが、友人相手には月に1〜2回の電話しかしていないこととなります。
 これに対し電子メールの「恋人・配偶者」への利用頻度は、「友人」と比較して2.4倍となり、国際電話よりも低い割合となっています。遠く異国に住む恋人とは、やはり国際電話で直接会話したいのが実情のようです。


「大切な日」「記念日」には、電子メールより国際電話。クリスマスは伝統の国際郵便が圧倒。

 元旦や誕生日など「記念日」「大切な日」は、遠く外国に暮らす知人との大切なコミュニケーション機会です。電子メールの利用が増えている現在でも、アニバーサリーでは、国際電話や国際郵便が利用されていることが明らかになりました。
 元旦は、国内では「年賀はがき」が多用されていますが、海外文化の影響からか海外在住者とのコミュニケーションは国際郵便が意外に少ない(27.8%)結果となりました。国際電話がトップで38.8%となっています。逆にクリスマスでは過半数が国際郵便(55.9%)を利用しています。


一般家庭でも電子メールによるコミュニケーションが国際電話を上回る(週に2回電子メール)

 海外に住む友人・知人・家族との電子メールの利用頻度は、平均「週2回」となりました。これは「週1.7回」の国際電話を既に上回っています。電子メールの利用場面を聞いた質問では、「近況を連絡したい時(1位・132名)」「何気ないことを伝えたい時(2位・97名)」となっており、手軽にコミュニケーションする際の海外向けの電子メールは、手軽さ・便利さという電子メールのメリットに合致しているようです。


利用シーンによって使い分ける利用像
 〜近況連絡は電子メール、お祝いごとは国際郵便、急ぎの用事は国際電話

 電子メールの普及に伴って、コミュニケーション手段を明確に使い分けている利用者像が明らかとなりました。「近況連絡(1位・132名)」や「何気ないことを伝えたい時 2位・97名」には電子メールを、「大切な人にお祝いの言葉を伝えたい時(1位・88名)」、「時候の挨拶をしたい時(2位・68名)」には、国際郵便が使われているようです。「急ぎの用事の時(1位・201名)」や「安否が気遣われる時(2位・158名)」は国際電話が使われています。


“この世から無くなってしまうと困る”のは「急ぎの用事に必要な」国際電話。
20代だけに限ると電子メールがトップ

 “この世から無くなってしまうと困る”のは、電子メール、国際電話、国際郵便のどれかを質問しました。結果は、第1位が国際電話(66%)となりました。緊急時の必要性から高い数字となったと思われます。
 しかし、これを20代に限ると電子メールがトップ(48%)となりました。若い世代の電子メールへの浸透度の高さを物語る結果となっています。


20代・30代は「ベッカム」「中田英寿」とおしゃべりしたい!
40代以上は「緒方貞子」「ブッシュ大統領」と話してみたい。

 最もコミュニケーションしたい海外在住の著名人について聞いてみました。20代・30代では、いまだワールドカップサッカーの影響があるのか「ベッカム」がトップで、2位が「中田英寿」でした。40代以上では、「緒方貞子」がトップで2位が「ブッシュ大統領」でした。昨年の同時多発テロ以来、イラクや北朝鮮情勢などさまざまな国際問題が噴出する中で、国連などで活躍する「緒方貞子」とコミュニケーションしたいのは当然の結果なのかもしれません。全体でも2位となった「ブッシュ大統領」に対しては、何を話しかけたいのでしょうか?どちらの世代も3位は「イチロー」で、全体で第1位となりました。

 (最もコミュニケーションしたい海外在住の著名人・上位3位)

全体
20代〜30代
40代〜
1位 イチロー(51/19.4%)
ベッカム(25/24%)
緒方貞子(43/27%)
2位 ブッシュ大統領(50/19%)
中田英寿(23/22.1%)
ブッシュ大統領(33/20.8%)
3位 メグ・ライアン(44/16.7%)
イチロー(19/18.3%)
イチロー(32/20.1%)
()内は(選択人数/%)


国際電話の不便なところ・欠点は、“料金”だと感じている。
良いところは、「相手の声が直接聞けるところ」「相手との距離が縮まるところ」

 国際電話の不便なところ・欠点として最も上げられたのは、「料金が高い(1位・197人)」でした。国際電話は、料金が過去に「非常に高かった」印象がこうした欠点につながっていると考えられます。規制緩和が進み競争が激化したことにより、国際電話料金は過去10数年で大幅に値段が下がっています(下記図参照)。また、今後は、IP電話などの登場でますます廉価な選択肢が増えてくる国際電話は、電子メール時代でも重要なコミュニケーション手段として利用されるでしょう。


【国際電話の料金の低廉化(参考)】

日本・アメリカ間 平日 昼間3分間料金の推移


※ 調査内容の詳細につきましては、別紙「アンケート調査結果詳細(PDF)」をご参照ください。

<ご参考>[調査目的][調査概要]

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