平成14年7月17日
報道発表資料


NTTコミュニケーションズ株式会社
IBMコーポレーション


NTTコミュニケーションズとIBM、Webサービス分野で協力
アジア初のパブリックUDDIビジネスレジストリ構築において、IBMの技術を採用


 NTTコミュニケーションズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木正誠、略称:NTT Com)とIBMコーポレーション(本社:米国ニューヨーク州、CEO:サミュエル・パルミサーノ、略称:IBM)は、IBMのソフトウェア製品「WebSphere」(ウェブスフィア、※1)と「DB2」(※2)をはじめとする製品と技術を利用し、NTT ComのパブリックUDDI(Universal Description Discovery and Integration)ビジネスレジストリ(以下:UBR)(※3)の構築を共同で進めていきます。

 このたびの技術協力によって構築されるNTT ComのUBRは、様々な業界の複数の企業が、素早く簡単にかつダイナミックにお互いの情報を発見し電子商取引などを行うことを可能とするものであり、本格的なWebサービス(※4)実現に向けて中核的な役割を担うものです。また、アジア地域における企業間電子商取引の拡大にも寄与するものです。

1.技術協力の背景
 一般にUBRは、企業が提供しているビジネスやサービスを登録するためのグローバルなカタログです。UBRを利用することにより、企業は他企業のビジネスやサービスを簡単に発見し利用することができるようになります。
 NTT Comは、日本最大の長距離・国際電気通信事業者であり、昨年12月にUDDIプロジェクト(※5)より、アジア初のUBR運営事業者として承認されています。NTT Comは、IBMが先進的なWebサービス技術標準を主導し、IBMの製品ポートフォリオが幅広いWebサービス技術標準に対応していることから、このたびIBMとの技術協力に至りました。

2.技術協力の内容(別紙参照
 NTT Comは、IBMのUBRをベースとして、ユーザインタフェースおよび管理コードを日本語化することにより、NTT ComのUBRを構築します。またNTT Comは、WebSphereランタイム環境(※6)でUBRを運営し、データ・レポジトリ(※7)としてDB2データベース・ソフトウェアを利用します。これによって、今後のWebサービスの急速な成長にも柔軟に対応でき、Webサービスの標準に準拠したUBRシステムを構築することが可能になります。
 UBR運営事業者は他運営事業者のUBRで登録されたサービス情報をもとに、定期的に各運営事業者のUBR内の情報を更新していきます。 この仕組みによって、利用者は世界中のWebサービスを利用することができるようになります。

3.今後のスケジュール
 平成14年7月以降、NTT Comは、IBMと共同でUBRのシステム構築を開始し、平成14年10月にUBRの運用を開始する予定です。

4.Webサービスへの活用
 NTT Comは今後、UBR運営事業者としてWebサービスの普及促進に取り組むとともに、Webサービスへの導入障壁を低くするため、ユーザ認証代行機能やメッセージ到達確認機能といった企業間商取引におけるメッセージ交換に共通的な機能を追加します。以上のようなプロセスを経て最終的には、Webサービスプラットフォームの展開を目指していきます。

(※1) WebSphere: WebSphereは市場をリードするインターネット・インフラストラクチャー・ソフトウェアです。様々なコンピューティング・プラットフォームにわたるe-businessアプリケーションを構築、稼動、統合するミドルウェアであり、J2EEやXML、その他、新しいWebサービスなどのオープンな標準に準拠しています。

(※2)DB2: DB2は、豊富な機能、優れたコスト・パフォーマンス、安心のサポート体制が高い評価を受けているデータベース管理製品です。

(※3) UDDIビジネスレジストリ: グローバルかつパブリックなオンライン上のデータベースであり、統一された記述方法に従って、各企業が企業情報や自らの提供するサービスに関する情報の登録を行い、新規取引先の発見および企業間電子商取引の相互接続に必要な技術情報を提供します。UDDIビジネスレジストリは、Webサービスを実現するための枠組みの中で重要な構成であり、UDDIプロジェクトにより策定されたUDDI仕様に基づいて構築されます。UDDI仕様についての情報は、UDDIプロジェクトのオフィシャルサイト(http://www.uddi.org)で確認することができます。

(※4) Webサービス: UDDI、XML、SOAP、WSDLなどの最新のインターネット技術を利用し、アプリケーションの横断的な統合やシステム構築がインターネットを介して行われることによって提供される電子商取引サービスの一種。

(※5) UDDIプロジェクト: インターネット上における企業間取引の一層の発展と効率化を目的として、2000年9月に北米で設立された団体です。現在では、ビジネスやテクノロジー分野でのトップ企業など、300社以上の企業が参加しております。NTT Com、IBM、Hewlett-Packard、Microsoft、SAPが、UDDIプロジェクトからUBR運営事業者として、承認を受けています。


(※6) WebSphereランタイム環境: WebSphereランタイム環境は、e-ビジネス・アプリケーションを展開・統合・管理するための中核となるアプリケーション実行環境です。ダイナミックなWebプレゼンテーションから複雑なトランザクション処理までのあらゆるアプリケーションをサポートします。

(※7) データ・レポジトリ: 企業情報やその企業が提供するサービス、そして、そのサービスがどのような形で提供されているかといった、重要な情報を保管し、必要があればすぐに取り出せるようにするための仕組みです。


エンドースメント
 「NTT Comは、アジア地域初のUBR運営事業者として、Webサービスの特徴を活かしてお客さまやパートナの方々のビジネスのお手伝いをすることができるようになる。NTT Comは、IBMの信頼性およびWebサービスの実績を評価して、IBMの製品と技術を選択した 」(NTTコミュニケーションズ株式会社 ビジネスプロダクト開発営業部長 小谷昭)

 「UDDIはWebサービスのインフラストラクチャの基本コンポーネントである。UDDIによって、企業はお互いに容易に発見し商取引が行うことができるようになり、Webサービスが促進される。NTT ComがUBRの構築によって、アジア地域でWebサービスを促進するために、IBMのWebSphereおよびDB2の製品を選択したことに感謝している」(IBMコーポレーション エマージング・テクノロジー担当バイス・プレジデント ロドニー・スミス)

NTTコミュニケーションズについて
NTT Comは日本電信電話株式会社(NTT)のグループ企業であり、日本国内および世界200カ国以上において長距離・国際通信サービスを提供しています。また、『NTT/VERIO』ブランドの下、世界規模でIPサービスを提供しており、各種『Arcstar』サービス、マネージド・サービス、マルチメディアサービスなどを提供しています。詳しくは、ホームページ(http://www.ntt.com/)をご覧下さい。

IBMについて
IBMは世界最大の情報技術企業で、80年間に渡ってビジネスの革新を牽引しています。IBMソフトウェアは、あらゆるタイプのコンピューティング・プラットフォームを対象に、基盤となるソフトウェアを最も幅広く提供しており、これによってお客さまは新しいe-business時代における進展を図ることが可能となります。詳しくは、ホームページ(http://www.ibm.com/jp/software/)をご覧下さい。


IBM、DB2、WebSphereは、IBM Corporationの商標です。
その他の会社名や製品名などはそれぞれ各社の商標または登録商標です。



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