平成14年4月2日


ICカードを用いた企業・特定会員向けハイセキュア認証・接続サービス
「セーフティパスビジネス」の提供開始について
―社員証にも対応、インターネットで社員、代理店、相手企業とセキュア接続を実現―


 NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、企業とその社員間(BtoE)や企業間(BtoB)、事業会社とその代理店・販社などの特定会員間における情報のやり取り並びに決済を、インターネット上でICカードを用いて極めて安全性高く、簡便に実現できるハイセキュアな認証・接続サービス「セーフティパスビジネス」を、平成14年4月から提供開始します。
 「セーフティパスビジネス」は、既にNTT ComがBtoC向けに提供しているICカードを用いた認証決済サービス「セーフティパス」と同じプラットフォームを用いて実現するもので、カード利用者は1枚のICカードでセーフティパスとセーフティパスビジネス双方のサービスを共用することも可能となります。


1.サービスの概要(別紙参照
 カード利用者である企業の社員や特定会員には、NTT Comまたは当該企業・事業者がICカードを発行します。セーフティパスビジネスでは以下のような高いレベルのセキュリティサービスを提供し、カード利用者がインターネット経由で当該企業・事業者のイントラネットサイトへアクセスすることを可能とします。

(1)  アクセス者が正しく該当社員または特定会員であることを認証します。
(2)  アクセス者とNTT Comセンタ間でインターネット上にインターネットVPN(IPsec)方式による高いセキュリティの暗号路を設定します。このインターネットVPNは、アクセス者側のルータ、ファイアウオールおよびプロキシサーバにも対応可能です。
(3)  NTT Comセンタでは、企業イントラネット内の予めアクセス者に許可された特定サーバのみへの接続に制限します。接続にあたっては、多くの種類のウイルスの遮断を可能としています。

 このようなセキュリティにより、企業、事業者は、社員、特定会員との間で、企業内データ、企業メールその他情報のやり取りを、インターネットを用いて世界中どこからでも安全、低コストで、しかも簡便な操作で実現することが可能となります。
 また、セーフティパスビジネスでは、金融機関との提携により、決済サービスも同時に提供することができます。


2.適用分野とセーフティパスビジネスの特徴
 主に以下の4つの分野に適応させ提供していきます。

(1)社内イントラネットへのリモートアクセス
     【インタ−ネットを用いた社内イントラネットへの接続】
 社員が自宅や出張先などからインターネットを用いてハイセキュアに企業イントラに接続するサービスです。
 従来のリモートアクセスでは、セキュリティ上、インターネットを用いず電話接続による認証(RAS:remote access server)が一般的であるため、出張先での利用が難しい、ADSLなどのブロードバンドアクセス回線が利用できず在宅勤務に適さない、などの問題点があります。また、企業側も、アクセス者個人の本人認証が不確実となる、接続されるとイントラネット内全てのサーバにアクセスが可能となる、リモートアクセス経由でイントラネットにウイルスが侵入する、などのセキュリティ管理上の不安を抱えています。
 セーフティパスビジネスでは、ICカードを用いたインターネット上での本人認証とインターネットVPN暗号路の形成によりこれらの問題を解決しています。アクセスにインターネットを利用することで、世界中どこからでもアクセスが可能となるほか、自宅でのブロードバンドアクセス回線の利用、今後普及が予想される無線LAN(ホットスポット)の利用も可能とします。
 また、接続毎の厳密な本人認証により、セキュリティ管理の難しい建設事務所などでの利用にも適します。更に、NTT Comセンタで企業イントラネット内のWebサーバ(グループウエアサーバなど)に対するアクセス制御、ウイルスの遮断を行うことで、セキュリティが一層向上します。

(2)メンバーシップ向け認証・決済 【職域ポータルへの拡張】
 支店と本店間、代理店や販売店とメーカ、卸店間、特定会員と事業者間などでの、注文書送付などの取引や情報交換並びに決済を、インターネットを用いて、ID、パスワード方式や認証用電子証明書の交付などよりも安全性高く、しかも使い勝手よく低コストで実現します。
 また、企業が、社員とその家族、退職者などに対する福利厚生、教育、年金、各種優遇情報などを、該当者に限定し、その自宅並びに企業内へネットで提供するいわゆる職域ポータルも、セーフティパスビジネスの利用により容易に構築できます。

(3)BtoB認証 【BtoB取引の権限まで認証】
 インターネット上の企業間取引において、サービス提供企業が、取引相手企業の社員を正当な権限者と認証するためのサービスです。この場合、取引相手企業は当該取引の権限を許諾する自社社員向けにカードを配布しますが、セーフティパスビジネスはその管理を一括して行い、利用企業の管理負担を大幅に軽減します。
 eマーケットプレイスでのBtoB取引の認証、ファームバンキングでの利用企業社員の認証に最適です。

(4) ICカードのリアル・バーチャル統合プラットフォーム 
      【金融、自治体ICカード向けプラットフォーム提供】
 主にリアルで利用される各事業者発行のICカードを、低コストでネット利用に拡大するインターネットプラットフォームを提供します。具体的には、社員証、会員証、金融(キャッシュ、クレジット)カード、交通カードなどに対し、セキュリティを保ちつつ、新規投資をほとんど必要とせず、ネット上で利用可能となるための機能を、それぞれのカード発行事業者に提供します。



3.適用カード

摘要カード表


4.料金

料金表


5.今後の取組み
 NTT Comは、ICカードを用いたセーフティパスビジネスの展開を軸に、各事業分野の専門企業と提携し、各種グループウェア連動、福利厚生の職域ポータル展開、社員証・会員証システムなど、高い付加価値を企業に提供していきます。
  更に、金融ICカード、自治体ICカード、交通ICカードなど普及が予想される各種ICカードに対し、カード発行企業向けのインターネット上の高セキュリティプラットフォームとしての提供も目指していきます。

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