平成14年2月20日


世界初のグローバル広域イーサネットパッケージサービス
の提供開始について


  NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、Arcstarネットワークサービスとイーサスイッチレンタルサービスを組み合わせたパッケージサービス「Arcstarグローバルe-VLAN(*1)(ethernet-Virtual LAN)パッケージサービス」を本年2月より提供開始します。イーサネット(*2)技術を用いた広域イーサネットサービス(*3)をグローバルに提供するのは世界初となります。

  NTT Comは既に2001年4月より「e-VLANサービス(*4)」を日本国内で提供してきましたが、「Arcstarグローバルe-VLANパッケージサービス」は、これからのグローバルブロードバンド時代の先駈け、かつ牽引役として広域イーサネットサービスを海外にも展開するものです。

  本サービスは、Arcstarグローバルネットワークを利用することで、世界最大級のカバレッジ(54ヶ国)を有しています。また、多様なアクセスタイプが利用可能なエンド-エンド型サービスとして提供しますので、グローバルにブロードバンド化する企業イントラネットを中心とした多様なお客さまニーズに柔軟にお応えすることが可能です。

  本サービスの概要は、以下の通りです。

1. グローバル広域イーサネットパッケージサービスの特徴
(1) グローバル多拠点におけるLAN環境、および広帯域・高品質のプライベートネットワーク通信を実現します。
グローバル企業の現地拠点のLAN間のコネクティビティが飛躍的に向上します。
10Mbps、100Mbpsの広帯域によるプライベートネットワーク通信が可能です。既に運用実績のあるArcstarネットワークサービスとのパッケージ化により、高付加価値・高品質・信頼性を確保します。

(2) 容易なネットワーク移行と運用コストの低減を実現します。
お客さまの使い慣れた既存のLAN環境をそのまま利用でき、機器の有効利用が可能である為、移行に伴う設備投資や運用コストを大幅に削減します。

(3) 極めてカスタマイズ性の高い柔軟なネットワーク構築が可能です。
IP以外のプロトコル(SNA(*5)、IPX(*6)、Apple Talk(*7)など)の利用が可能です。
任意のルーティングプロトコル(RIP(*8)/OSPF(*9)/EIGRP(*10)など)の利用が可能です。
次世代インターネットプロトコルであるIPv6(*11)と既存のIPv4(*12)との混在環境が可能です。

(4) トータルなコストダウンを実現します。
お客さまのLANを本サービスへ接続するだけで、他の全ての対地との通信が可能となるプラグイン型サービスの為、トータルなコストダウンが可能となります。
更に、データセンターと組み合わせたアウトソース型サービスをお使いいただくことにより、ネットワークの運用、管理コストを含め、一層のコストダウンを図ることができます。

(5) 国内外シームレスを実現します。
NTT Comが日本国内で提供している「e-VLANサービス」などを国内側のアクセス回線として利用でき、NTT Comのサービス提供・運用ノウハウを活かし、高品質なサービスを国内外シームレスに展開します。

(6) 万全のアウトソース型サポートをご提供します。
海外部分のネットワークもNTT Comが一元的に運用・管理することにより、国内外のお客さま拠点までのエンド-エンドのサポート体制を提供します。また、24時間の監視・保守体制により迅速な故障対応を行います。
ワンストップ・ショッピング(オーダリング・ビリング・メンテナンス)を実現します。

(7) お客さまに最適なネットワークを短期間で構築します。
アジア・米国・欧州のバックボーンはギガビットクラスであり、拠点追加や回線速度増速といったネットワーク拡大のご要望にも、柔軟かつ迅速に対応いたします。


2. 提供対地
 国内外54ヶ国において、多様なアクセスサービスを提供することにより、世界最大級のカバレッジを実現します。

3. 提供開始時期
 2002年2月21日(木)


*1 VLAN(Virtual LAN):物理的なLAN上で、独立した仮想的なLANを設定すること。
*2 イーサネット:米Xerox社などが考案したLAN規格。企業などのLANで1億台以上の端末が利用しているとされる。
*3 広域イーサネットサービス:イーサネットの伝送技術を利用し、イーサスイッチを設置して提供する広域通信サービス。
*4 日本国内でNTTComは広域イーサネットサービスとして、e-VLANサービスのほか「ギガイーサ・プラットフォーム(GE-PF)サービス」を提供しております。
*5 SNA(Systems Network Architecture):米IBM社が、様々な製品群の互換性・相互接続性を実現する為に情報通信ネットワークのプロトコルなどを体系的に定めたもの。
*6 IPX(Internetwork Packet eXchange):米ノベル社が同社NetWareで使用することを目的としたネットワーク層プロトコル。
*7 Apple Talk:米アップル社のMacOSのネットワークプロトコル群。
*8 RIP(Routing Information Protocol):ルータ相互間の通信に使われるプロトコル。通過するルータ数がもっとも少ない経路を優先するようにルーティング情報を交換する。
*9 OSPF(Open Shortest Path Fast):大規模IPネットワークに適したルーティングプロトコル。ネットワークをエリアと呼ぶ小さな単位に分割し、階層化したルーティングを実現できる。また伝送路の帯域幅などを基に経路を決められる。
*10 EIGRP (Enhanced Interior Gateway Routing Protocol):IPネットワークの自律システム(AS)内のルーティングプロトコル。目的ネットワークまでの経路は、遅延、帯域幅、信頼性、負荷を考慮して決定される。
*11 IPv4 :インターネット・プロトコルのバージョン4。32ビットのアドレス空間を持つことが特徴だが、IPアドレスの枯渇が心配されている。
*12 IPv6 :IPの次期バージョン。アドレス空間をIpv4の32ビットから128ビットに広げた為、現在懸念されているIPアドレスの枯渇を解決できる。

<参考資料>
別紙1「Arcstarグローバルe-VLANパッケージサービス」イメージ
別紙2「Arcstarグローバル e-VLANパッケージサービスの利用例」
別紙3「グローバルデータ通信サービスのポジショニング」

<本件に関するお問い合わせ先>