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2006年7月は、日本初の専用線の誕生から数えて100年の節目にあたる。 専用線はなぜ誕生し、100年の歳月の間にどのように進化し、そして何故、今ふたたび注目を集めるのか。 まずは専用線が誕生した歴史を紐解いてみよう。 |
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●1906年、日本初の専用線が誕生 日本における専用線の歴史は、1906年(明治39年)7月20日、東京と横浜間を結ぶ市外専用電話が初めて敷設されたことに始まる。当時、日本経済は日露戦争後の活況に沸いており、通信需要も拡大の一途をたどっていた。しかし、急激に電話が普及したことにより、交換機などの故障も増加し、回線混雑のため重要な連絡が取れないといった事態も頻発するようになっていた。 ![]() そうした中、金融機関が市場の状況を一刻も早く相互に連絡するためのホットラインとして、東京と横浜の銀行間を結ぶ市外専用電話が西園寺公望内閣の逓信大臣より認可されたことで、日本初の専用線は誕生したのである。 ![]() それから100年。専用線は、日本の重要な社会インフラを支え続けてきた。 加入者同士を物理的に1対1で直接つなぐ専用線は、交換機を介して加入者を相互に接続する通常の電話やインターネットと異なり、単純な仕組みゆえに故障が少なく、高いセキュリティを誇ることから、警察、国防、航空管制、金融、新聞、放送などのミッションクリティカルな領域を中心に採用され、決して止まることの許されない重要な社会インフラにおける通信を担ってきたのである。 ●当時は特別な存在だった専用線 日本初の専用線(東京-横浜間)の使用料は、年間1,536円。教員初任給を基に現在の物価に換算すると、約2,500万円に値する。さらに、専用線を敷設するための工事費用を含めると6,000円、現在にしておよそ1億円程となり、当時の専用線がいかに特別な存在であったかが分かる。 仮に現在、同レベルで最新の専用線を敷いたとすると、その年間使用料は約90万円*。一概に比較することはできないが、誕生当時の専用線は、限られた業種の限られた企業・団体でしか使うことができないものだったのだ。 *東京〜横浜間0.5Mbpsを利用した場合(7.5万円/月) ![]() |
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