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NTTコミュニケーションズグループCSR報告書2008

社員座談会

写真:社員座談会

豊かな社会の実現と地球環境保全に向けて「全員参加型」の多彩なCSR活動を実践する

ネットワークデザインに期待されるCSRと
ビルの電源管理による省エネ施策の推進

田村
CSRと一口に言っても非常に幅が広く奥深いものがあります。特に近年、地球環境問題が取りざたされており、地球市民のひとりとして何ができるかが問われています。さらに言えばICTを提供することそのものがCSRに深くかかわることであり、その意味で私たちのCSRへの取り組みはとても重要であると言っていいでしょう。今日は、皆さんの取り組みから、私たちの進むべき道を考えていきたいと思います。
志田
私はネットワークのグランドデザインを策定する業務に携わっていますが、まず信頼性を確保したネットワークを築くこと自体に社会貢献の要素があると思います。さらに業務として、サービスネットワークの統合など、シンプルなネットワーク構築を進めています。これによって、低コスト化、高信頼化を図るとともに、省エネにつながる効率的なサービスの提供を実現します。
田村
光スイッチや光ルーターなどの新技術も、省エネに寄与する要素がありそうですね。
志田
はい、さらなる高速・広帯域化や省エネルギー化を実現する新技術の導入も視野に入れて取り組んでいます。また、電源の高効率化を図るため、交流電源から直流電源への転換も積極的に進めています。
根本
私は当グループの給電設備の保守、エネルギー管理を担当しており、今、志田さんから話に出た直流電源への転換はテーマのひとつです。
田村
根本さんは、他にも省エネ施策を担当されていますね。
根本
はい、各ビルのテナントを訪問し、省エネに向けたディスカッションの場を設け、高効率の空調機の導入、パソコンや照明の省電力化などを推進するとともに、化石燃料に頼らない発電に向けて、太陽光パネルを導入するプロジェクトを進めています。太陽光をはじめとした自然エネルギーの導入は、CSRの観点からもより積極的に推進していくテーマだと思います。

“仮想化技術”による大幅な省エネの展開と
物品調達における環境保全に向けた取り組み

田村
高橋(純)さんは環境負荷の低減に大きなインパクトをもたらすことが期待できる“仮想化技術”の導入を進めているそうですね。
高橋(純)
これまでサーバーは、メールやWebなどアプリケーションごとに設置するケースが多かったのですが、仮想化技術は論理的にこれを1台のサーバーに集約します。2台以上のサーバーを1台にするわけですから、消費電力は論理的には50%以上の削減が期待できます。これを我々は、「グリーンホスティング」というサービスで提供しています。
根本
仮想化技術が浸透・拡大すれば、省エネだけでなく、省スペースや廃棄物の削減などでも大きな環境負荷低減が実現しますね。
高橋(純)
さらに「グリーンホスティング」の導入によって、メンテナンスの際にシステムを休止する必要がなくなり、ユーザーの利便性が向上します。また、仮想化技術が近い将来見据えているものに“シンクライアント”があります。
志田
私たちのワーキングスタイルを大きく変え、省エネ効果も生みますね。期待大です。
高橋(純)
ええ、シンクライアントは、サーバー側でアプリケーションやファイルなどの資源を管理するため、使用するコンピュータにはハードウエアは必要なく、必要最低限の機能でよいことから、パソコンの消費電力は現状より大きく削減できると思われます。
田村
高橋(哲)さんは、物品の調達業務にかかわっていますね。CSRの観点から言えば、“グリーン調達”の要となる存在ですね。
高橋(哲)
私たちが進めているグリーン調達では、購入する物品の環境配慮基準などを定めた「グリーン購買ガイドライン」を策定し、それに基づいた物品調達をすることが、サプライヤー全体の環境配慮レベルの底上げにつながると考えています。
根本
物品調達とネットワーク構築、私が担当するエネルギー管理、また他の業務でも個々に省エネ活動を推進していますが、さらに効果を上げるためには、今後より複合的・有機的に連携する必要があります。
高橋(哲)
そうですね。省スペースなどに配慮した物品調達を行うなどの取り組みなどを考えていくべきですね。
櫻田
高橋さんのセクションは、業務とは別に環境保護活動を行っていると聞いていますが、それはどのような取り組みですか。
高橋(哲)
“地球環境防衛隊”と命名し、社員の日常生活に溶け込んだ、自然体での取り組みを公募し、ペットボトルのキャップ収集によるポリオワクチン購入支援、東京・お台場のゴミ拾い、不用品を持ち寄ってのバザー開催などを実施しています。

担当業務の枠を超えたコミュニケーションによって
“全員参加型”CSR活動の実現を目指す

田村
先日、私は埼玉・秩父の「棚田再生プロジェクト」に参加しましたが、非常に楽しく、また意義深いものでした。櫻田さんも参加されていましたね。
櫻田
はい、プロジェクトはその名の通り、棚田を再生するというもので、田植えから収穫まで携わります。その中で、地域の人たちとの交流や多様な生き物とのふれあいなどがあり、子どもたちにも有意義な時間でした。また、田植えの終わった棚田の美しさにも感動しました。
田村
そうでしたね。子どもたちにとって、自然を大切にする気持ちを養う教育・啓発の場にもなったようですね。この経験が、地球環境保護のために、自分たちに何ができるかを考える出発点になればと思います。
櫻田
今回参加したことで、私自身のCSRへの意識が高まったことに加えて、人脈・社内ネットワークも広がりました。今年度から始まった参加型プログラムは富士山清掃活動を皮切りに、今回の棚田再生がふたつ目ですが、人が集まると大きな力を生むことを強く実感しました。こうした参加型の新しいCSR活動の展開にも期待したいですね。
志田
棚田再生のように参加者全員が共通の目的意識を持ち、達成感を共有することは重要です。省エネも同様に成果を“可視化”することが重要だと感じています。
高橋(哲)
省エネの可視化として、私のセクションでは、消費電力の削減によるCO2削減量をコナラの木に換算して、壁に貼り出しています。
根本
可視化というのは、単なる“見える化”ではなく、ある種の実感であり、それがCSR活動のモチベーションを上げ、推進する力になると思いますね。
田村
今日は、CSRに関するさまざまな取り組みについて話をし、それぞれの部門での取り組みの徹底や参加型CSR活動の拡大の重要性を話し合いました。そして、さらに効果をあげるために、部門をまたがった複合的・有機的な連携など、より高次な取り組みの必要性なども感じました。私たちはネットワークを預かる者の使命として、すべてのステークホルダーに、確かな社会貢献を遂行し、地球環境保護に邁進していくことを約束したいと思います。本日はありがとうございました。
  • 写真:田村 正衛

    田村 正衛

    代表取締役副社長

    グループCSR委員長

  • 写真:志田 一真

    志田 一真

    ネットワーク事業部

    ネットワークグランドデザイン室

    担当課長

  • 写真:根本 勲

    根本 勲

    ネットワーク事業部

    統合ネットワーク部

    担当課長

  • 写真:高橋 純

    高橋 純

    ITマネジメントサービス事業部

    サーバマネジメントサービス部

    担当課長

  • 写真:高橋 哲朗

    高橋 哲朗

    経営企画

    プロキュアメント統括室

    担当課長

  • 写真:櫻田 佳江

    櫻田 佳江

    プロセス&ナレッジマネジメント部

    情報システム部門

    社員