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NTTコミュニケーションズグループCSR報告書2008

人財の尊重

多様な人材が活躍できる職場づくり 個性と人権の尊重

個性と人権の尊重

NTTコミュニケーションズでは、社員一人ひとりの自己実現を可能とする職場環境をつくっていくことで、社会的責任を果たしていきます。また人権啓発研修や体験学習などを重ねることで、高い倫理観をもって人権を尊重できる企業文化を創造していきます。

働きやすい職場づくり

ワーク・ライフ・バランス(WORK-LIFE委員会)

ワーク・ライフ・バランスの向上を目指し、会社と社員の代表から構成される「WORK-LIFE委員会」を設置し、働きがいのある職場づくりや総労働時間短縮に向けたさまざまな取り組みを推進しています。

2007年度は、時短の推進や年休取得の促進などを図るとともに、ニュース配信による啓発活動も積極的に展開し、社員のさらなるワーク・ライフ・バランスの向上に向けた取り組みを行いました。

■平均年間総時間外労働時間
2006年度 2007年度
289時間 289時間
ボランティア活動支援

写真:少年野球チーム■少年野球チーム

写真:「いずみ教室」■いずみ教室

社員のボランティア活動を支援するため、ボランティアに関する多彩な休暇制度を導入、制度利用の促進を図っています。

また、社員のボランティア活動の促進と、その活動を通じた非営利団体の支援を目的として、社員の活動先に物品を寄贈する「ボランティア・ギフト・プログラム」を実施しています。

第9回目となる2007年度は、知的障がいを持つ子どもたちへ自立支援を行っている「中野区第1いずみ教室」へのビデオカメラなどの寄贈、小学生を対象とした少年軟式野球チームの指導を行うNPO千葉県少年野球連盟他に所属する「千代田ファイターズ」へのノックマシンの寄贈など、活動している社員を通じて計5団体への支援を行いました。


■ボランティア休暇制度利用者数
2006年度 2007年度
42人 51人
労働安全衛生・メンタルヘルスケア

安全衛生を第一として作業環境や作業マニュアルの見直し、事例紹介による意識改革、定例の安全点検などを実施し、事故の予防安全と未然防止に努めています。また、万一事故が発生した場合にも、迅速に情報を共有する体制を整備し、必要な場合はお客さまへ速やかにご連絡するとともに、社員への周知・注意喚起を行い、再発防止策の浸透を図れるよう安全労働の定着を図っています。

また、メンタルヘルス対策においては、社員が健全で安心して働くことができる職場環境づくりを目指し、メンタルヘルス研修の開催、メンタルヘルス不調ハイリスク群社員へのカウンセリングの実施などの各種施策の充実を図るとともに、社内外における社員相談窓口の設置などのサポート体制も整えています。

2007年度は、延べ1,800人の社員がメンタルヘルスケア研修を受講しました。今後も健康管理への啓発活動を推進するとともに、健全で快適に働くことができる職場環境づくりに向けた取り組みを積極的に進めていきます。

■労働災害(業務災害・通勤災害)発生件数
2006年度 2007年度
6件
(業務災害2/通勤災害4)
6件
(業務災害2/通勤災害4)
カフェテリアプラン制度

社員が入社してから退職するまでの間、それぞれのライフスタイルやニーズに応じて公平に利用できるさまざまな福利厚生メニューを用意しています。社員が自らのライフスタイルに合わせ、豊富なメニューの中から自由に選択できる「カフェテリアプラン」制度の他、ライフデザインを支援する研修・相談室も用意しています。

■カフェテリアプラン制度メニュー数
2006年度 2007年度
49 49

従業員リレーションシップ

働く社員の声を生かす仕組み

NTTコミュニケーションズは、社員がやりがいや喜びを感じられる企業風土作りを推進するため、社員とのコミュニケーションを重視し、働く社員の声を生かす仕組みづくりを行っています。

社員からの自由な提案をダイレクトに、そして迅速に、経営や事業のプロセス改革に反映する風通しのよい環境づくりを目指しています。具体的には、2006年7月から「カイゼン推進室」を立上げ、組織の壁や上司の壁を越えて、社員からの建設的な提案を吸い上げる仕組みを「ダイレクトライン」として制度化しており、過去約400件の提案がありました(2008年8月時点)。2008年度からは表彰制度も取り入れ、活動を活性化しています。これらの提案を共有するために「カイゼンポータル」を開設し、社員一人ひとりの気づきの機会が増えることを支援するコミュニケーションツールとして活用しています。

また、会社側からの定期的な調査として、毎年、評価制度の運用向上などに向け、「全社サーベイ」を実施しております。2007年度は、社員意識調査の一部施行も加えて実施しました。

今後も、上記の取り組みを通じて、社員の声を生かす職場環境づくりを目指していきます。

倫理観・人権の尊重

人権を尊重する企業体質の確立

人権問題を重要な課題として位置づけ、あらゆる差別を許さない企業体質を確立し、「明るく活力のある職場づくり」の実現を目指しています。そのため、すべての社員、パートナー社員(人材派遣社員など)は平等であることを認識し、多様性とお互いの個性を認め、信頼と敬意を払いながら日常業務を行っています。

人権啓発研修の開催

NTTコミュニケーションズグループでは、全社員および全パートナー社員に、職場のさまざまな人権問題を防止するためのマインド修得を図る、「職場人権啓発研修」の年1回以上の受講を義務づけ、また、役員・組織長など経営幹部自らが同和問題をはじめとする人権問題を学ぶトップ層研修会を年1回開催しています。これらの研修を通じて、人権同和問題の基礎知識、差別を「しない、させない、許さない」の徹底、職場環境の改善(マネジメント)などを図っています。

セクシュアル・ハラスメントおよびパワー・ハラスメントについては、社外講師による研修を年1回実施しています。さらに、集合型研修以外にも、月1回、全社員・全パートナー社員を対象に、職場で発生しそうなハラスメント事例などを掲載したメールマガジンを発信、人権意識の高揚を図っています。

こうした研修の継続的な開催や啓発活動の積極的な取り組みなどによって、人権意識の高い企業風土の醸成を図ってまいります。

■人権啓発研修受講者数
  2006年度 2007年度
ハラスメント研修 213人 237人
職場人権啓発研修 17,789人 17,910人
人権問題を学ぶトップ層研修 42人 45人
人権・コンプライアンス標語の募集

写真:「人権啓発・コンプライアンス カレンダー」■「人権啓発・コンプライアンス カレンダー」

写真:「人権啓発・コンプライアンス メモ帳」■「人権啓発・コンプライアンス メモ帳」

NTTコミュニケーションズグループでは、人権問題を再認識するきっかけづくりと人権意識のさらなる高揚を図るため、標語の募集を毎年実施しています。

2007年度の人権とコンプライアンスに関する標語を募集した結果、2006年度に引き続き10,000作品を超える応募があり、31作品、6団体が受賞しました。最優秀賞には“人権を百の言葉で語るより 自然に湧き出るひとつの行動”、“社内LAN 情報漏洩社内乱 信用失墜社会欄”の2作品が選ばれ、優れた作品を掲載した「日めくりカレンダー」や「メモ帳」を作成し、全職場に配布することで、人権について身近に考える機会を提供しています。

体験学習会の実施

写真:アイマスク体験■アイマスク体験

写真:車いす体験■車いす体験

障がい者や高齢者への理解を体験的に深めるため、アイマスクや車いす・シニア疑似体験などのプログラムを毎年実施しています。

2007年度は12月19、21日、1月16日に実施し、参加した社員から「アイマスクをして、まっすぐ歩くことが難しいと思った」「車いす、シニアの方の目線を実感でき、苦労の一部を知ることができた」「介護する側ではなくされる側からみての介護方法が変わりそう」「普段体験できない、不自由さを身をもって実感できた」など、基本的人権の尊重につながる多くの感想が聞かれました。


■体験学習会参加者数
  2006年度 2007年度
アイマスク体験 37人 44人
車いす・シニア疑似体験 43人 45人
体験学習会参加体験談私が体験したのは車いす体験とシニア(高齢者擬似)体験でした
写真:関口 英一郎

関口 英一郎第一法人営業本部 事業推進部 主査

車いす体験は普通の歩行者用通路で体験しましたが、普段気にも留めないような小さな段差が障害となり、補助してくれる方がいないと転倒する危険を感じる箇所が100mに満たない距離で何カ所も存在しました。

シニア体験では耳栓や視野が狭くなる特殊ゴーグル、手足に重りなどを装着し、高齢者になったときの身体的能力の低下や心理面の変化を体験するものでしたが、高齢者の世界はまるで異次元、階段を1段降りるだけでも危険を感じ、手すりに掴まり緊張しながらゆっくり行動しないと階段を降りられませんでした。

車いす体験でもシニア体験でもあらゆる場面において補助していただける方の存在がとても重要に感じられました。バリアフリー施設などハード面での充実だけでなく、周りで困っている方がいれば補助できる方が一声かけてあげる、そんなソフト面の充実も忘れてはならないことを思い起こさせてくれる貴重な体験となりました。