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このページは、Business ADVANCEの取材を通してのこぼれ話や裏話など、記事では紹介していないサイドストーリーをお伝えしています。

『東京マラソン2007』をはじめ、20回以上のフルマラソン完走実績をもつ牧野さん。「ひとりで無理して頑張るのではなく、仲間と楽しく走ることも上達の秘訣」と教えてくれました。
2月17日に開催される『東京マラソン2008』にちなんで、今回のSlow Timeのテーマは『ランニング』に決定。それも内容は、「気軽にジョギングをやってみよう」というよりは、無謀にも「フルマラソンに挑戦してみよう!」というもの。一方、健康診断では常に中性脂肪の数値を指摘される私。そんな私でもフルマラソンに挑戦できるものなのか、期待と不安を抱きつつ『JAPAN マラソンクラブ』のドアを叩きました。
「走ることは全てのスポーツの基本であるともいわれていますが、それゆえに、各種目のトレーニングの一環としてしか捉えられていない面も多いのです」と話すのは、同クラブ代表の牧野さん。「まずは走る楽しみを見い出すことが先決」と、ランナーの心得から教えてくれました。
とはいえ、体を動かすといえば年に何回かゴルフコースを回ることくらいしかない私。
「たいていの方は、休日にちょっとした運動すらやっていないのが実状ではないでしょうか。まず15分でも20分でも外へ出ることを始めるといいですよ。最初は歩くことから始め、次に早足で歩き、慣れたらジョギングへと進みます」。

クラブのトレーニングに同行。集合場所は昨年10月、地下鉄九段下駅近くにオープンした『ランナーズステーション』。皇居をランニングする人向けの施設で、男女別の更衣室、シャワーとロッカーも設置されています(ともに有料)。
ジョギングは本来、体を慣らすためにゆっくりと走ること。その目安は「会話をしながら走れるほどのゆっくりした速さ」です。日常生活での運動不足を補い、体調を保持するのがねらいですが、何の準備もなしに走り出すのは極めて危険。
「走る前には少なくとも必ずコップ1杯の水を飲み、そのうえで年齢や体力のレベルに合わせて距離や時間、ペースを決め、入念なウォーミングアップを行って走り始めることが肝心。朝、起き抜けの空腹時に走ることは、循環器系にもいきなり負担をかけることになるため、あまりお勧めできません。栄養補給を行い、体のすみずみまで覚醒させたあとで走り出すようにしましょう」と牧野さんはアドバイスします。

参加者は男性5人、女性15人の計20人で、ほとんどがジョギング歴1年以内のビギナーとのこと。全員でウォーミングアップを入念に行います。
ところで、ビギナーがフルマラソンを走るための秘策はあるのでしょうか。
「初心者の場合、まずはゴールすることが目標ですから、無理なペースで走らないこと。走れそうなら走り、疲れたら歩く。元気が回復したら走り、また歩くという繰り返しでゴールを目指すのです。ほとんどのマラソンは5時間から6時間といった制限時間がありますが、東京マラソンの場合はそれが7時間。極端にいえば、時速6kmそこそこで歩いたとしても7時間で42.195kmを走破(歩破?)できるのですから。歩かずに文字通り走り切る“完走”は、次のステップの目標とすればよいのです」。なんだか目からウロコのような話です。
さらに「初心者が陥りやすいのは、周囲の速いランナーに惑わされて自分のペースを見失うこと。前半飛ばして後半バテてしまい、あとはもう抜かれるばかりでは快走感どころではありません」とも。余裕をもってゆっくり走れば、後半からはごぼう抜きで気分のいいレースとなり、ひいてはマラソンライフの励みにもなるといいます。「くれぐれも速く走ろうなどと思わないこと!」と、最後に“ビギナーの鉄則”を授かりました。
さて、すっかりその気になった私は、取材の翌日からウォーキングを始めています。もちろん目標は、『東京マラソン2009』。もし来年、出場とあいなりましたら渾身の“挑戦レポート”をご報告いたしますので、ぜひお楽しみに!
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“マラソンのメッカ”といわれる皇居周回歩道コース。1周5km、2周で10km。皇居2周を1時間以内で走るペースなら、サブ4(フルマラソンを3時間台で完走すること)ねらいも夢ではありません。 |
颯爽と走るJAPANマラソンクラブの参加者の皆さん。ゆっくり走ることが好きな人なら、誰でもフルマラソンを完走できるそうです。 |