試合日程・結果 / FIXTURES & RESULTS

2017年10月14日14時00分 KICK OFFジャパンラグビートップリーグ 第8節

NTTコミュニケーションズシャイニングアークスNTTコミュニケーションズシャイニングアークス

vs

ヤマハ発動機ジュビロヤマハ発動機ジュビロ

10vs36

前半10 - 14

後半0 - 22

快調な出だしも逆転負け喫す。
スクラムで劣勢強いられ今季4敗目。

タックル

約1か月のトップリーグ中断期間まで残り2試合。

第8節を迎えたトップリーグで、我らがNTTコミュニケーションズシャイニングアークス(以下アークス)は、10月14日(土)、静岡・エコパスタジアムで、ヤマハ発動機ジュビロ(以下ヤマハ発動機)と対戦しました。

スタジアム正面

会場となったのはヤマハ発動機のホームとなるエコパスタジアム。

2019年ラグビーワールドカップ日本大会の会場にもなっている敵地へ乗り込み、今季5勝目を目指しました。

トレイン

対戦相手のヤマハ発動機は、ここまで5勝2敗でホワイトカンファレンス2位。昨シーズンのトップリーグで準優勝している手強い相手です。

ヤマハ発動機の強みは、トップリーグ最強とも謳われるスクラム。2011年シーズンからスクラムの本格強化に着手し、過去2度にわたりスクラムを組むためだけにフランスへ遠征するなど、徹底的にスクラムを強化。強いこだわりを持つことで知られています。

両軍入場

アウェイゲームとなったアークスは、前節でNTTドコモレッドハリケーンズとの"NTTダービー"を制して4勝3敗。レッドカンファレンスの4位につけていました。

試合直前になって雨が降り、芝生も濡れてハンドリングエラーの起きやすい状況に。ノックオンやスローフォワードの反則を犯せば、ヤマハ発動機の強みであるスクラムからのプレー再開となります。

暗雲が垂れ込めるなか、試合は午後2時にキックオフを迎えました。

牧野内

序盤戦で輝きを放ったのは、アウェイのアークスでした。

試合開始早々、相手がオフサイドの反則を犯して前進したアークス。ここでさらに相手6番がラインオフサイドの反則を犯します。

ここでアークスはペナルティーゴール(PG)を選択。SO小倉順平が冷静に決めて、幸先良く3点を先制します。

そして立て続けに前半7分、アークスにトライが生まれました。

鶴田

相手のキックを捕球したWTB鶴田諒が、キックカウンターからチップパント。これをみずから捕球してディフェンスの裏へ。ここからFL金正奎キャプテン→LO鶴谷昌隆とつないで敵陣へ。

さらに連続攻撃を重ねて相手インゴールへ迫ると、SH光井勇人がラック脇のスペースを見逃さずにランを選択。

さらにサポートしていたCTBシェーン・ゲイツが力強くゲインして、左隅に先制トライ!SO小倉のゴールも成功し、アークスが10-0とリードを広げます。

鶴田

しかしスクラム戦にこだわるヤマハ発動機が次第に反撃。

前半11分、アークスはファーストスクラムを押し切られてペナルティを与えてしまいます。しかし直後のアタックで、インゴールを割られながらもFBブラッキン・カラウリアヘンリーが相手にグラウンディングを許さない"トライセービング"を披露。

さらに続くヤマハ発動機のアタックで、今度はNO8アマナキ・レレイ・マフィがラックで相手に絡みつき、ノット・リリース・ザ・ボールの反則を誘います。

アークスはその後もスクラムでプレッシャーを受けますが、FL金キャプテンがタックルから相手4番のノックオンを誘うなど、ディフェンスで粘り失点を防ぎます。

金

しかしヤマハ発動機は前半27分、相手陣左のラインアウトから12番がラインブレイク。そのまま突進を許して、ゴールも決められ10-7と迫られます。

【HIA/前半29分 → 前半39分】WTBマックス・ウッドワード→小野寛智

この辺りから雨は本降りとなり、本格的な雨中戦に。

強力スクラムを起点に攻勢をかけるヤマハ発動機ですが、ラインアウトではこの日ルーキーのLO牧野内翔馬が再三スティールで攻撃権を奪うなど、ラインアウトの攻防ではアークスが優位。

ハイパントを捕球したことで前半33分頃から始まったヤマハ発動機のアタックに対しては、FL金キャプテンをはじめPR庵奥翔太、PR三宮累ら若手フォワード、CTB石橋拓也らのバックス陣も運動量豊富にディフェンスで粘ります。

金

ところが前半37分、自陣ゴール前スクラムからヤマハ発動機の13番がインゴールへ突進。

ここはFL金キャプテンらが3人掛かりで止めきりますが、すぐ走り込んできた相手8番にトライラインを割られ、相手15番のゴール成功で10-14。

4点のビハインドで前半を折り返します。

【選手交替/前半 39分】WTBマックス・ウッドワード→小野寛智


円陣

盛り返したいアークスですが、後半はFL金キャプテンが「規律の部分は前半良かったのですが、後半は良くありませんでした」と語った通り、ラックなどでの反則が増えてしまいます。

後半5分にはラックでの反則を取られて自陣ゴール前へ後退。ヤマハ発動機の連続攻撃を受けるなかでさらにラックで反則をしてしまい、ここでヤマハ発動機はスクラムを選択。

スクラムを押しきられ、アークスが反則でトライを防いだとして認定トライ(7点)を与えてしまい、スコアは10-21に。

【選手交替/後半 16分】LO鶴谷昌隆→アイザック・ロス/FBブラッキン・カラウリアヘンリー→友井川拓

マフィ

さらに後半20分、アークスは自陣のラックで反則を犯し、相手15番がPGを成功させて10-24。リードを広げられてしまいます。

【選手入替/後半 20分】PR庵奥翔太→楢山直幸/HO三浦嶺→種本直人/PR三宮累→白隆尚
【選手入替/後半 27分】WTB鶴田諒→鶴谷知憲

後半31分には途中出場の相手20番にビッグゲインを許してしまい、ふたたび走り込んできた相手8番にゴール下を奪われ(ゴール成功)、10-31とされます。

石橋

【選手入替/後半 33分】FL栗原大介→杉浦直人

この日は両チームにノックオンが増え、必然的に増えたスクラム戦でたびたびペナルティを与えてしまったアークスの攻撃機会は少なく、後半はほとんど敵陣深くでプレーをすることができませんでした。

しかし、ヤマハ発動機がいわば雨中戦でのセオリー通り、自陣ではキックを使い、敵陣深くでは少ないパスでゲインを目指したのに対し、アークスは積極的にボールを動かすアタックを展開。得意のスタイルを貫く姿勢を見せます。

鶴谷・弟

後半終了間際、アークスはふたたびスクラムで劣勢を強いられるも、ボールを確保して自陣から左展開。

トライを目指してSO小倉がビッグゲインを切ると、80分を知らせるホーンのなかで波状攻撃。

小倉

しかしパスミスを確保されて自陣へ後退すると、後半ロスタイムとなる44分、2度にわたるスクラム戦を起点にインゴール左隅を奪われてしまい(ゴール失敗)、ノーサイド。

アタックでは雨のなか積極的にボールを動かし、ディフェンスではラインアウトやフィールドなど随所で奮闘するも、スクラムでの劣勢から自陣へ。最後はパワーで押し切られる形で、最終スコアは10-36となりました。

金

これでアークスは4勝4敗の五分に戻り、レッドカンファレンス5位へ。

次戦は10月21日(土)、東京・秩父宮ラグビー場で、今シーズン唯一の未勝利チームであるコカ・コーラレッドスパークスと対戦します。

小倉

ロブ・ペニー ヘッドコーチの声

ロブ・ペニーHC

今週は良い準備をすることができ、最初の10分間は制圧することができました。しかしその後はエラーやタックルミスが多かったです。

後半はヤマハ発動機さんが良いパフォーマンスを見せ、特にセットピースを制圧されました。今日の天候(雨)でも素晴らしかったです。セットピースは完全に負けてしまいました。

金正奎キャプテンの声

金正奎キャプテン

結果については本当に残念です。ロブ(ペニー ヘッドコーチ)が言った通り、一週間の準備が良かったです。「前半の10分間を大事にしよう」というところは、いい形で出すことができました。しかしセットピースの場面などで崩されてしまい、後半は特に自分達のペースでラグビーをほとんどさせてもらえませんでした。

規律の部分が前半は良かったですが、後半は良くありませんでした。セットピースの部分は改善しないとトップチームには勝てない、ということを痛感しました。

(次戦の)コカ・コーラ戦は良い準備をしたいです。もっと成長できると思うので、そこはポジティブにやっていきたいと思います。

PR三宮累選手の声

PR三宮累選手

――1年目のシーズンです。入社当時と比べ、体重はどう変わりましたか?

体重は12キロくらい減りました。筋肉量が上がって体重が減ったので、良い変化だと思います。

――バネがあって力強いボールキャリーに見えるのですが、ご自身の手応えは?

今日は一本しかありませんでしたが、それに関してはけっこう前に出ることができたと思います。しっかりやることができれば、武器にできるのかなと思います。

――大学時代からスクラムは成長しましたか?

大学時代はひとりで力任せで押すことが多かったのですが、トップリーグになると自分一人の力ではどうしようもありません。チーム全体でまとまって押すようになってから、大学時代の時よりも押せるようになりました。

――今日は雨でしたが、スクラムの際に足場は滑りましたか?

思ったよりぐちゃぐちゃではありませんでした。今日は純粋に自分の力不足です。(スクラム戦は)用意してきたことがほとんど上手くいきませんでした。修正して、コカ・コーラ戦に出場することができたら、謙虚に頑張っていこうと思います。

PR楢山直幸選手の声

PR楢山直幸選手

――後半20分からHO種本直人選手、PR白隆尚選手とそろって途中出場。替わってから最初のスクラムは、素人目には止まっていたように見えました。

"フロント3枚交替"で、「スクラムを改善してほしい」ということで入りました。最初にピタッと止まったというところは、しっかり出来たのかなと思います。

――それまで押されていたスクラムがどうして止まったのでしょうか?

僕らがフレッシュだったということありましたが、(相手が)こちら3人の"面"を割りにきているので、そこはもっとタイトに(フロントローの)3人が固まり、8人の重さを使っていこうということでした。自分達にフォーカスしたことで、結果として止まったのかなと思います。

――昨シーズンのチームと変わったところがあれば教えてください。

一人ひとりがボールキャリー、タックルの精度にこだわるようになりました。1対1ではやりきれない部分があるので、チームとして周りを助けてあげよう――そういったシステムの点では上がってきたと思います。

――次戦のコカ・コーラ戦へ向けて、そしてファンの皆さまへ向けてメッセージをお願いします。

まず今日はしっかり反省します。次は誰が出るか分かりませんが、出場することができたらしっかりやるだけです。

遠くから応援に来てくれる方もいらっしゃいます。勝利を見せたいと思っています。しっかりと戦うので、応援よろしくお願い致します。

試合写真
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*試合写真は、公式facebookページにも多数掲載しています。