試合日程・結果 / FIXTURES & RESULTS

2017年8月18日17時00分 KICK OFFジャパンラグビートップリーグ 第1節

NTTコミュニケーションズシャイニングアークスNTTコミュニケーションズシャイニングアークス

vs

リコーブラックラムズリコーブラックラムズ

13vs17

前半3 - 14

後半10 - 3

15年目の「ジャパンラグビー トップリーグ」2017-2018シーズンがついに開幕。

我らがNTTコミュニケーションズシャイニングアークス(以下アークス)の開幕戦は、リーグ戦全104試合のオープニングゲーム。8月18日(金)、東京・秩父宮ラグビー場の第1試合で、昨季6位のリコーブラックラムズ(以下リコー)との対戦になりました。

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試合当日は、連日の雨から一転、バックスタンドに西日が射すなど好天に恵まれ、第1試合には7793人の観客が詰めかけました。

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対戦相手のリコーは、ディフェンス力に定評アリ。昨季はアークスと同じくチーム過去最高の順位(6位)をマークするなど、近年成長しているチームのひとつです。

互いに負けられない開幕戦は、陽の傾いた午後5時、日本協会・麻生彰久レフリーの笛でキックオフとなりました。

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好スタートを切ったのはリコーでした。

試合開始直後、リコーはキックカウンターからNO8コリン・ボークがビッグゲイン。相手陣22mエリア内に入ると、ここでアークスが反則を犯してしまい、リコーはすかさずショットを選択。

SOタマティ・エリソンのPG(ペナルティゴール)成功で、リコーが3点を先制します。

さらにアークスは、直後のキックオフがタッチラインに出てしまい、相手ボールのセンタースクラムを迎えます。

先発FW8人の合計体重は、アークスが841キロ、リコーが859キロ。このファーストスクラムで、アークスはコラプシングの反則を犯してしまいます。リコーは再度PGを狙いますが失敗し、スコアは0-3のまま。

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アークスもハイパントを相手にキャッチさせ、狙いすましたダブルタックルでカウンターラックを成功させるなど、準備したプレーを披露。

しかしミスによってボールを失うと、前半10分、自陣のラックで反則を犯してしまい、リコーのSOエリソンにPGを決められて0-6。反則とハンドリングエラーにより、ペースを握ることができません。

アークスの初得点は前半16分でした。

相手ドロップアウトから連続攻撃を仕掛けたアークスは、リコーの反則にショットを選択。ここはSO小倉順平がPGを冷静に決めて、チームの今季初得点をマーク。3-6と差を縮めます。

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その4分後でした。

精確なタックルでディフェンスを牽引していたFL金正奎キャプテンが、ノーボールタックルによりシンビン(10分間の一時退場)。ここでペナルティを獲得したリコーがPGを成功させて3-9。リードを広げられてしまいます。

前半29分頃まで14人でプレーすることになったアークスは、スクラムを7人vs.8人で組むなど苦しい展開を強いられます。

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すると前半29分、リコーは相手陣ゴール前スクラムから連続攻撃を仕掛けると、最後はSH山本昌太がトライ。ゴールは失敗で、リコーがリードを11点(3-14)に広げます。

攻勢に転じたいアークスですが、パスミスが続くなどして相手インゴールへ迫ることができません。

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しかし苦戦しながらもHO三浦嶺がスローワーを務めるラインアウトは安定し、8人vs.8人に戻ったスクラムも改善。

FL栗原大介が好タックルを連発するなどディフェンスでも粘り、迎えた前半39分、自陣10m付近のマイボールスクラムでは、この日初めて相手からコラプシングの反則を引き出し、敵陣深くに侵入。

ここは前半終了前に差を縮めておきたいところ。しかしマイボールラインアウトからのサインプレーで、左タッチラインを割ってしまい前半終了。

シンビンに加えて計7つのペナルティ、さらにハンドリングエラーが重なったこともあり、リズムに乗り切れないまま3-14で前半を折り返しました。


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しかし迎えた後半、魅力的なラグビーを展開してスタンドを湧かせたのは、アークスの方でした。

後半開始直後、SO小倉がキックカウンターから抜け出して大きくゲイン。一気呵成に敵陣へ侵入すると、安定しているラインアウトから連続攻撃を仕掛けるなど、相手をゴール前に釘付けにします。

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迎えた後半6分でした。

敵陣ゴール前のマイボールスクラムで、フロントファイブ(FW前5人)にPR庵奥翔太、HO三浦、PRレイルアマーフィー、両LOに金嶺志とアイザック・ロスを並べたアークスFWが、リコーFWを猛プッシュ。

相手がコラプシングの反則を犯した状態で、NO8アマナキ・レレイ・マフィがサイドへ持ち出し、力強いランからゴール下へトライ! 

南半球最高峰リーグ「スーパーラグビー」で2017年度のベストフィフティーンにも選ばれた世界最高峰のNO8が、その実力を存分に発揮。SO小倉のゴールも成功し、ビハインドを4点(10-14)に縮めます

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【選手入替/後半10分】HO三浦嶺→種本直人 / LOアイザック・ロス→ヴィリー・ブリッツ

勢いに乗るアークスは後半10分、自陣左のラインアウトからWTB羽野一志がフリックパス(逆手ワンハンドパス)を披露し、FB小川優輔が右サイドでゲイン。

さらにFL金キャプテンもラックでボールに絡みついて攻撃権を奪うなど、アークスの好プレーが会場を湧かせます。

後半13分には、相手13番がCTBブラッキン・カラウリアヘンリーへノーボールタックル。しかしイエローカードは出されず、ペナルティの判定。

ここでショットを選択したアークスは、SO小倉がHポールを射抜いて13-14とし、1点差に迫ります。

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【選手入替/後半15分】PRレイルアマーフィー→白隆尚

【選手入替/後半16分】SH光井勇人→友井川拓

【HIA/後半19分→26分】HO種本直人→三浦嶺

後半20分、ピッチ幅いっぱいにボールを動かしながら高速展開するアークス。しかしパスのこぼれ球をリコーに拾われ、一転ピンチへ。しかしここはSO小倉の好タックルでトライセービング。

【選手入替/後半22分】PR庵奥翔太→上田竜太郎 / CTBブラッキン・カラウリアヘンリー→シェーン・ゲイツ

ところが後半27分、ラックでのターンオーバーから自陣に攻め込まれると、反則を犯してしまい、ここはリコーがPG成功。リコーが後半初得点をマークし、14-17とふたたびリードを広げられます。

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【選手入替/後半29分】FB小川優輔→小泉将

3点差を追いかけるアークスですが、リコーも規律正しく激しいブレイクダウン(タックル後のボール争奪戦)で対抗。なかなか敵陣22mエリアに入ることができず、逆にインターセプトでボールを失うなど、苦戦が続きます。

そんな中、ルーキーのFL牧野内翔馬が投入され、トップリーグデビューを果たします。

【選手交替/後半31分】WTB羽野一志→牧野内翔馬

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逆転を懸けたアタックを続けるアークスは後半35分。

FW第1列がPR上田竜太郎、HO種本直人、PR白隆尚の3人に替わっていたハーフウェイライン付近のマイボールスクラムで、リコーFWを押し切り、ペナルティを獲得。勝負所で快心のスクラムを披露し、チームの逆転勝利を後押しします。

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ペナルティを得たアークスは、ここまで成功率100パーセント(12本中12本成功)で安定感のあるラインアウトを選択。

試合時間は残り3分。敵陣左ゴール前ラインアウトのチャンスを得て、相手インゴールめがけて連続攻撃を仕掛けます。

しかし途中出場のLOヴィリー・ブリッツがボールをファンブル。すぐに確保しますが、直前に相手4番が触っていたとしてノックオンの判定。運にも恵まれず、攻撃権を失ってしまいます。

試合終了間際、相手ボールのラインアウトで、アークスは見事なスティール。こぼれ球を確保して、逆転を懸けたラストアタックを続けたいところでしたが、ブレイクダウンでボールを奪われ、万事休す。

精度の高いラインアウト、層の厚いスクラム、観客を魅了するダイナミックな攻撃――後半は「Arcs ATTACK(アークス・アタック)」の片鱗を見せたアークスでしたが、最後はリコーがタッチに蹴り出してノーサイド。

最終スコアは14-17で、開幕戦の80分間を終えました。

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ロブ・ペニー ヘッドコーチの声

ロブ・ペニーHC

とても残念な結果でした。特に前半はミスが多く、たくさんのペナルティがありました。大きなポイントは、前半にイエローカードが出され、その間に8点を失ったことです。

リザーブメンバーがインパクトある姿勢とエネルギーを見せてくれました。課題が多いので、次の試合に向けて頑張ります。リコーさんにはおめでとうと伝えたいです。

金正奎キャプテンの声

金正奎キャプテン

チームとして「ビッグスタートを切ろう」ということで準備をしてきましたが、前半があまりにも消極的というか、今までやらない事をやってしまったので、あれだけ点差をつけられてしまいました。

試合では雨が降るだろうと想定して、前半はキックを多用するかもしれないとミーティングで話し合っていましたが、結果的に雨は降りませんでした。そこはリーダーたちが上手くベクトルを変えてあげれば、もっと前半からアグレッシブにプレーできたと思います。

後半は立て直して良いラグビーをしましたが、やはりラグビーは80分間あって、最終的な結果がすべてです。今回負けたことは残念ですが、始まったばかりです。取り返すチャンスは自分たちで掴めると思うので、しっかり反省して、一戦一戦、しっかり勝てるようにしていきたいと思います。

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*試合写真は、公式facebookページにも多数掲載しています。