試合日程・結果 / FIXTURES & RESULTS

2016年1月9日13時00分 KICK OFFジャパンラグビートップリーグ LIXIL CUP2016 1回戦

NTTコミュニケーションズシャイニングアークスNTTコミュニケーションズシャイニングアークス

vs

ヤマハ発動機ジュビロヤマハ発動機ジュビロ

7vs26

前半7 - 7

後半0 - 19

ミスが多く、アタックを継続できずに敗戦

1月9日土曜日、大阪・金鳥スタジアム。ヤマハ発動機ジュビロを相手に「LIXIL CUP 2016」1回戦が行われました。相手は昨シーズンの日本選手権王者であり、今シーズンのトップリーグレギュラーシーズンをグループB1位で勝ち上がってきた強敵。トップリーグ・2015-2016シーズンの1位~8位を決めるトーナメントのスタートです。

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13時、シャイニングアークスボールでキックオフ。そのボールをキープし敵陣で展開しますが、ノックオンの反則を犯して相手ボールスクラムに。このスクラムはイーブンで組みましたが、ここから自陣でアタックを受ける時間帯が多くなっていきます。ただディフェンスは安定して機能しており崩されることはありません。相手はPGを狙える距離でのシャイニングアークスの反則にもタッチに蹴りだしトライを奪いに来ました。しかし、相手の得意とするモール攻撃にもしっかりと対策を立てて凌ぎ、トライを与えません。

逆に前半19分、自陣45mでのマイボールラインアウトから中央をCTB石橋拓也が抜け出して大きくゲイン。そしてサポートしていたCTB諸葛彬にオフロードパスを繋ぎ、諸葛が相手のいないコースに角度を変えて走り切りトライ。SOエルトン・ヤンチースのゴールも決まって7-0。得意とする形でのアタックで幸先の良い先制点を奪うことができました。

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しかし、この後はノックオンなどのハンドリングエラーやミスが多く、攻撃のリズムを掴んで波に乗ることができません。流れは再びヤマハ発動機へ。粘り強く耐えていましたが、前半39分に自陣ゴール前でNO.8アマナキ・レレイ・マフィが相手ボールのラック状態からオフサイドの反則を犯してシンビンを宣告され、10分間の退場に。

前半終了ラストワンプレーを告げるホーンが鳴った後、自陣ゴール前5mでの相手ボールスクラムを押し込まれてトライ。ゴールも決まり、7-7。何とももったいない得点を相手に与えてしまいました。

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後半開始。シャイニングアークス選手の入替はありません。

後半4分、自陣で獲ったり獲られたりとボールが落ち着かない合間に、相手のクイックスタートからディフェンスが整わないうちにトライを奪われてしまいます。G×7-12。

後半5分にマフィがシンビンから戻りアタックも仕掛けていきますが、相変わらずミスが多くボールを継続することができません。

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後半9分、選手入替。CTB諸葛彬→鶴谷知憲。

後半10分、選手入替。PR上田竜太郎→秋葉俊和。PR甲斐尚哉→小野慎介。

後半13分、自陣22m内で攻撃を受けていたところで相手の鮮やかな切込みでトライを奪われ、ゴールも決まり7-19。

後半14分、選手入替。LO馬屋原誠→栗原大介。

後半20分、選手入替。NO.8アマナキ・レレイ・マフィ→ヴィリー・ブリッツ。

ここで一本トライを返しておきたいところでしたが、逆に後半23分にゴール前スクラムでの認定トライを奪われ、7-26とセーフティリードに離されてしまいます。

後半24分、選手入替。SOエルトン・ヤンチース→ブラッキン・カラウリアヘンリー。WTB小泉将→小倉順平。

後半27分、選手入替。HO須藤拓輝→種本直人。

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後半に入るとスクラムで相手に圧力をかけられ、前半に続きミスも多く敵陣に入れずに、有効なアタックをほとんど仕掛けることができませんでした。そして試合終了。

前半はディフェンスでしぶとく我慢し先制トライも奪えました。しかし試合を通してミスが多すぎました。ハンドリングエラーが12、反則が15ありました。そして相手の強みとするスクラムを組まなくてはいけない状況が増えて、ボディブローのように体力を削られていったのかもしれません。ただディフェンスシステムは破たんすることなく、チームの大きな武器になっていました。

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次戦は、1月16日土曜日12時キックオフ、5位~8位をかけてトヨタ自動車ヴェルブリッツと花園ラグビー場で戦います。一つでも上を目指して、共に戦い、共に喜びを。

グランドで会いましょう。

ロブ・ペニーHCの試合後コメント

ロブ・ペニーHC

選手たちは今日の試合の結果を非常に残念に思っていますが、コーチ陣としてはすばらしいチャレンジもできたと思っています。

セットピースでは同じレベルで戦うことを目指していました。タイトな状況になっていたゲーム序盤でのスクラムにおいて細かい判断が違っていれば、自分たちに自信が生まれ違った展開になっていたかもしれません。

ディフェンスに関しては、様々な場面、例えばキッキングゲームの展開においても事前に対策を練って試合に臨みました。そしてとても素晴らしいディフェンスができたと思っていますし、チームの強みになっていると思います。

アタックに関しては、ミスが多くフェーズを重ねていくことができませんでした。

今日はミスが多すぎました。また相手の強みとするセットピースに対応しきれませんでした。レフリーとのコミュニケーションがうまくいかなかった部分もあります。ただ我々は若いチームですし、今どんどんと成長しています。これからが楽しみです。

金正奎ゲームキャプテンの試合後コメント

金正奎ゲームキャプテン

LIXIL CUPでの優勝を狙っていましたし、今日の試合はチームの歴史を作る上で重要な一戦だと考えていました。結果については本当に残念に思っています。敗因としては、単純なミスが多かったことだと思います。それで相手には26点を獲られ、我々は7点しか奪うことができませんでした。

昨シーズンに続きトップ8に入れましたし、まだ一つでも上に行くチャンスは残っていますので、残り2戦をしっかり戦います。

諸葛彬選手の試合後コメント

諸葛彬選手

相手がヤマハ発動機でも勝つことのできないチームだとは思っていませんでしたので、結果に関しては残念です。ディフェンスに関してはまったく問題無かったと思いますが、守っている時間が長かったのできつかったです。

アタックではミスが多く逆に相手に勢いを与えてしまいました。自分のトライに関しては、僕が良かったのでは無く、その前の石橋選手がいいゲインをしてパスを出してくれたおかげです。トライを獲れたことはうれしいです。石橋選手がいつも縦に出てくれるので、そこで横にサポートできればいいアタックができています。昨シーズンと比べて、アタックで縦に突破する部分が練習の時から変わったと思いますので、トライは狙い通りです。

次戦は絶対勝ちたいです。昨シーズンのセカンドステージで負けていますので、勝って去年よりも上の順位を目指します。

西橋勇人選手の試合後コメント

西橋勇人選手

試合には負けてしまいましたが、準備してきたことが通用した部分もありました。個人的には久しぶりの公式戦出場だったのですごく疲れました。

ディフェンスに関しては、FW8人もバックスのラインディフェンスも体を張ってすごく良かったと思います。

ハンドリングエラーとか最後のライン際でのパスとか、ミスが多かったのでそこをゲーム中に修正できれば結果は変わっていたのかもしれません。

次戦に関しては我々の強みであるディフェンスを全面に出して、今日の試合で出た課題を早急に修正して戦います。相手のトヨタ自動車には昨シーズン負けていますので、リベンジとしても勝って5位に入れるように全力で頑張ります。

鶴谷知憲選手の試合後コメント

鶴谷知憲選手

前半はいい流れだったので、後半もそのままの流れができていれば勝てる試合だったと思うのですが。後半は自分たちのアタックが機能しなかったので少しパニックになってしっかりボールを運べなかったことが敗因だと思います。自分が出場してからもっとアタックのコントロールをできていれば結果は変わっていたのかなと、試合後にずっと思っていました。

アタックのコミュニケーションが足りませんでした。例えばパスの受け手が簡単なことをひとこと言うだけでミスも起こらないし。疲れてきた時にどれだけ声を出せるか。相手は後半も声が出ていました。そこが悔しいです。

自分のプレーに関しては、ディフェンスは良かったと思うのですが、もっとアタックで貢献したかったですね。外に振っていくだけでは相手に対応されてしまいますので、自分からもっと自信を持って縦に強く走り込んで仕掛けていければ良かったと思っています。

次戦はメンバーに選ばれたら、アタックの部分を修正して、このままいいディフェンスを継続していければ勝てる自信はあります。練習中にコミュニケーションをもっと取りあって、試合でどんな状況になろうともしっかりアタックできるように修正していきます。

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*試合写真は、公式facebookページにも多数掲載しています。