ミスが多く、アタックを継続できずに敗戦
1月9日土曜日、大阪・金鳥スタジアム。ヤマハ発動機ジュビロを相手に「LIXIL CUP 2016」1回戦が行われました。相手は昨シーズンの日本選手権王者であり、今シーズンのトップリーグレギュラーシーズンをグループB1位で勝ち上がってきた強敵。トップリーグ・2015-2016シーズンの1位~8位を決めるトーナメントのスタートです。
13時、シャイニングアークスボールでキックオフ。そのボールをキープし敵陣で展開しますが、ノックオンの反則を犯して相手ボールスクラムに。このスクラムはイーブンで組みましたが、ここから自陣でアタックを受ける時間帯が多くなっていきます。ただディフェンスは安定して機能しており崩されることはありません。相手はPGを狙える距離でのシャイニングアークスの反則にもタッチに蹴りだしトライを奪いに来ました。しかし、相手の得意とするモール攻撃にもしっかりと対策を立てて凌ぎ、トライを与えません。
逆に前半19分、自陣45mでのマイボールラインアウトから中央をCTB石橋拓也が抜け出して大きくゲイン。そしてサポートしていたCTB諸葛彬にオフロードパスを繋ぎ、諸葛が相手のいないコースに角度を変えて走り切りトライ。SOエルトン・ヤンチースのゴールも決まって7-0。得意とする形でのアタックで幸先の良い先制点を奪うことができました。
しかし、この後はノックオンなどのハンドリングエラーやミスが多く、攻撃のリズムを掴んで波に乗ることができません。流れは再びヤマハ発動機へ。粘り強く耐えていましたが、前半39分に自陣ゴール前でNO.8アマナキ・レレイ・マフィが相手ボールのラック状態からオフサイドの反則を犯してシンビンを宣告され、10分間の退場に。
前半終了ラストワンプレーを告げるホーンが鳴った後、自陣ゴール前5mでの相手ボールスクラムを押し込まれてトライ。ゴールも決まり、7-7。何とももったいない得点を相手に与えてしまいました。
後半開始。シャイニングアークス選手の入替はありません。
後半4分、自陣で獲ったり獲られたりとボールが落ち着かない合間に、相手のクイックスタートからディフェンスが整わないうちにトライを奪われてしまいます。G×7-12。
後半5分にマフィがシンビンから戻りアタックも仕掛けていきますが、相変わらずミスが多くボールを継続することができません。
後半9分、選手入替。CTB諸葛彬→鶴谷知憲。
後半10分、選手入替。PR上田竜太郎→秋葉俊和。PR甲斐尚哉→小野慎介。
後半13分、自陣22m内で攻撃を受けていたところで相手の鮮やかな切込みでトライを奪われ、ゴールも決まり7-19。
後半14分、選手入替。LO馬屋原誠→栗原大介。
後半20分、選手入替。NO.8アマナキ・レレイ・マフィ→ヴィリー・ブリッツ。
ここで一本トライを返しておきたいところでしたが、逆に後半23分にゴール前スクラムでの認定トライを奪われ、7-26とセーフティリードに離されてしまいます。
後半24分、選手入替。SOエルトン・ヤンチース→ブラッキン・カラウリアヘンリー。WTB小泉将→小倉順平。
後半27分、選手入替。HO須藤拓輝→種本直人。
後半に入るとスクラムで相手に圧力をかけられ、前半に続きミスも多く敵陣に入れずに、有効なアタックをほとんど仕掛けることができませんでした。そして試合終了。
前半はディフェンスでしぶとく我慢し先制トライも奪えました。しかし試合を通してミスが多すぎました。ハンドリングエラーが12、反則が15ありました。そして相手の強みとするスクラムを組まなくてはいけない状況が増えて、ボディブローのように体力を削られていったのかもしれません。ただディフェンスシステムは破たんすることなく、チームの大きな武器になっていました。
次戦は、1月16日土曜日12時キックオフ、5位~8位をかけてトヨタ自動車ヴェルブリッツと花園ラグビー場で戦います。一つでも上を目指して、共に戦い、共に喜びを。
グランドで会いましょう。