インタビュー / INTERVIEWS
Newface Interviewニューフェイスインタビュー
2021-2022 SEASON


オーストラリア出身の強力No.8。
迫力ある突進はもちろん多彩なパスも得意。
―お世話になった指導者たちへの恩返しを誓う
新加入の有望No.8。仲間とのコンビネーションを高め、
信頼に応えチームのためにベストを尽くす
-活躍誓う21歳のチームマン
「選手が成長できるチーム」で再スタート
まずは入団の経緯から教えてください。
以前のチーム(コカ・コーラ)が活動を終えることになったのですが、声を掛けてもらい、プレーをする場所を見つけることができました。
連絡があった日は、朝起きたら不在着信があり、掛け直したらオファーのニュースでした。肩の力が抜ける感覚があり、本当に嬉しかったですね。その後すぐに家族にも電話をしました。
シャイニングアークスは歴史もあり、選手として成長できるとても良いチームだと思っていました。トップのカテゴリー(リーグワン Div.1)でプレーしたいという気持ちは常にあったので、決断には時間がかかりませんでした。
新天地で再スタートを切ることに対してワクワクしています。あとは自分が活躍し、今までお世話になってきたオーストラリアのクラブ、州代表のコーチ、そしてコカ・コーラで沢山のサポートをしてくれたムカイさん(向井昭吾監督)に恩返しをしたいです。
同じチームからトネ選手(トゥクフカ/CTB)も一緒に入団しましたね。
トネの入団が決まった時は嬉しかったですね。同じチームからの仲間がいることがとても心強いです。ただしシャイニングアークスのメンバーも温かく迎え入れてくれたので、何も問題はありませんでした。
あらためてラグビーのキャリアについて教えてください。
4歳の頃からオーストラリアのパースにある「ワラルー・クラブ」というチームでラグビーを始めました。
地元の「ウエスト・スカーブラ」というクラブにも所属し、高校時代は「アラモア・カトリック・ハイスクール」 でプレーしました。
その高校時代に「ウエスタン・フォース(豪西海岸のプロラグビーチーム)」のジュニア・チームに選ばれ、そこからフォースのU15、U16と年齢順に上がり、 高校卒業後にフォースのディベロップメント(正選手候補チーム)に入りました。
厳しい練習を仲間と乗り越えることがお互いのリスペクトに繋がる。
「メンバーに入る、入らないに関わらずベストを」
シャイニングアークスに合流した感想は?
ラグビーチーム特有の良い雰囲気が漂っていました。フィールドの内外でお互いを尊重していますね。
今はプレシーズンで厳しい練習をしていますが、選手たちがお互いにリスペクトをしているので、きつい練習であっても励まし合ったり、背中を押し合ったりしながら乗り越えています。たとえば金正奎(FL)やリアム・ギル(FL/No.8)は練習中から周囲を鼓舞して、若い選手にモチベーションを与えています。
厳しい練習を仲間と乗り越えることがお互いのリスペクトに繋がり、そのリスペクトが試合において仲間のために身体を張ろう、という気持ちに繋がると思います。シャイニングアークスはそのようなことができるチームです。
そんなシャイニングアークスで、今後どんな役割を果たしたいですか?
試合のメンバーに入る、入らないに関わらず、自分のベストを尽くすことです。もし試合のメンバーに選ばれたら、自分の強みである強いボールキャリーで存在感を出したいです。
メンバーに選ばれるということは信頼されてチャンスをもらったということで、その信頼に応えることが私の仕事です。もちろんメンバーに選ばれなかったとしても、レギュラーをしっかりサポートすることを全力でやります。
機動力を保ちつつサイズアップへ
アークスの「スペースにボールを運ぶラグビー」にフィットするために取り組んでいることは?
上半身のサイズアップに取り組んでいます。トレーナーにトレーニングメニューを組んでもらい、練習後などにやっています。サイズアップをしながらフィットネス、機動力を保つことが重要です。そのためには同時に食事も重要なので、タンパク質が多めの生活を心掛けています。
料理は自分でするのですか?
料理は好きですね。基本的には自分で調理しています。選手である以上は身体のメンテナンスが重要です。身体がしんどいときは惣菜を買ったりもします。炭水化物を取るときはパスタを作ることもありますが、それもヘルシーなメニューにしています。
10月以降の練習試合では「学び」を重視。
仲間とのコンビネーションを高めつつ、いざ開幕へ
アークスファンに見て欲しい強みは何ですか?
ボールキャリーとオフロードパス(タックルを受けながらのパス)ですね。フィジカルも強みだと思っています。
ボールキャリーもオフロードパスも小さい頃から得意でした。オフロードパスは練習前に後ろに投げてみたり、遊びの中で上達させることを心掛け、強みにするために取り組んできました。
10月から多くの練習試合がありますね。
練習試合がたくさん組まれていることはエキサイトしています。プレー時間を勝ち取ってアピールしたいですし、同時にチームメイトについていろいろ知りたいです。自分についてだけではなく、「チームメイトがどういったプレーが好きなのか」「試合中に求めているプレーは何か」といった部分についてもたくさん学びたいです。仲間とのコンビネーションを高めつつ、チームのためにベストを尽くしたいと思います。
2022年1月に開幕するリーグワンへ向けて意気込みをお願いします。
目標は公式戦でプレーすることです。自分のベストを尽くします。またチームメイトをしっかりサポートし、シーズンへ向けたチームの準備についても努力し、貢献したいと強く思っています。応援よろしくお願いします。
今年の意気込みを一言で表すと…
ブロディ・マカスケル
- 生年月日
- 1999/10/27
- 身長/体重
- 190cm / 111kg(インタビュー時)
- 出身地
- オーストラリア
- 略歴
- オーストラリア西海岸のパース出身。4歳から地元ワラルー・クラブで競技を始め、ウエスト・スカーブラを経て、アラモア・カトリック高校時代に地元のプロチーム「ウエスタン・フォース」ジュニアに選出。2019年に来日してコカ・コーラで2季プレー。オーストラリア バーバリアンズ スクール代表。