インタビュー / INTERVIEWS

収穫とこれからのこと:「日本のラグビーを盛り上げていきたい」

羽野一志選手写真

――終わってみれば、失礼ながら予想外の大健闘でしたね。

はい、いい意味で予想を裏切ることができました。メディアの方々の取材も最初は少なかったのですが、勝っていくごとに増えていきました。日本でラグビーが盛り上がってくれて、良かったです。

メダルを持って帰ることはできなかったのですが、しっかり胸を張って日本に帰ることができました。

――この経験によって、どんな財産が残りましたか。

初めて日本代表クラスのチームで、リーダー的な役割を任せてもらいました。メダル獲得に向けて、チームがどういう方向性を持っていけばいいかをリーダー陣で話し合いましたし、自分自身リーダーとして模範となるような行動を心掛けました。そういう面で、すごく成長できたと思います。

また大舞台でニュージーランドとかフランスといった強豪国を倒せたことは、僕のラグビー人生にとってかけがえのない経験になりましたし、自信にもなりました。

――日本でこれだけラグビーが注目される機会は、去年のワールドカップしか無かったですね。

オリンピックは誰もが見るスポーツ大会ですので、今回からセブンズが導入されていろんな人に見ていただけたと思います。そして活躍もできましたので、セブンズの注目度も高まったと思いますし、ラグビー界全体を盛り上げる材料にもなったと思います。

――スキル面では、セブンズの経験をこれから15人制にどう生かしていけますか。

まず一人で広いスペースを守らなければいけないので、ディフェンスが一番成長したかなと思います。それとセブンズはロングパスを多用したり、早いボールを放らなければなりませんので、パスのスキルが上がりました。またディフェンスに対してステップを切っていってどう抜いていくか、その駆け引きも養われました。

――逆に15人制にシフトする上での課題は?

まずは体重を増やして、走り方を15人用に変えることですね。セブンズは短い時間で何回もスプリントしますので、それを80分間ある程度のスピードで動き続けられるように変えなくてはいけません。

それと、やっぱりキックですね。セブンズではずっとやっていませんでしたから、キックとキック処理を練習し直さなければなりません。

――久しぶりにチームに戻って、昨シーズンと比べて感じるところは?

ずっと外へ外へと振っていって、そこへ縦に切って来るランナーも出てきて、攻撃のバリエーションが増えたと感じます。ただ、なんでそこでトライを獲られるの?というようなミスがまだあるかなと思います。気持ちが切れてしまう時間があるかなと。でも、うまく嵌ればトライを獲らせないで、トライを獲れるチームになっていると思います。自分も早くトップリーグの試合に出たいです。

――では最後にセブンズで応援してくださった方々も含めて、ファンの皆さまへ。

セブンズは6、7年前からやっていますが、ようやく15人制の陰から抜け出して、日の当たる場所に出ることができました。やっぱり結果が出たことはすごくうれしく思います。これから2019年には日本開催のラグビーワールドカップ、そして東京2020オリンピックと、ラグビー界の大きなイベントが国内でありますので、これまで以上に日本のラグビー界を盛り上げていければと思います。

僕としてはシャイニングアークスでしっかりプレーして、チームの勝利に貢献できるように頑張っていきます。今はまず15人制の身体に直して、チャンスがあれば15人制での代表も狙っていきます。これからも応援よろしくお願いします。グランドで会いましょう。

羽野一志選手写真

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