平成16年4月19日

赤外線機能搭載の携帯電話を利用した
「モバイルペイメントサービス」の銀行向け提供について
―4月21日より大垣共立銀行にて先行導入―


 NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、キャッシュカード情報を搭載した携帯電話とその赤外線通信機能を利用し、キャッシュカードなしでも携帯電話で現金自動預け払い機(ATM)からの現金引出を実現するサービスを、4月21日より銀行をはじめとする全国の金融機関向けに提供を開始します。
 NTT Comでは、赤外線通信機能搭載の携帯電話を利用したクレジット決済サービス「モバイルペイメントサービス(MoPS)」の商用化実験を昨年10月より行っているところですが、このたび、これを銀行キャッシュカードに適用し、金融機関を通したサービス提供を行うことになります。


1.サービス概要(別紙参照
 本サービスは、既存の銀行インフラ(ATMなど)に装着する赤外線サービスアダプターと、携帯電話端末の赤外線機能を利用した金融サービスを実現する仕組みです。本サービスの利用者は、携帯電話からのインターネット接続でダウンロードセンター(NTT Com運営の「MoPSセンター」)にアクセスし、携帯電話端末に組み込むキャッシュカード情報(以下、モバイルカード)および携帯電話端末用アプリケーションを一度取り込むだけで、赤外線機能を使った金融機関ATMの利用が可能となります。これによって銀行利用者は、キャッシュカードを持ち歩かなくても携帯電話さえ持っていれば、銀行ATMで現金の引出しや残高照会をすることができるとともに、ATMでの操作も省略されることから、利便性の高い銀行サービスを受けることができます。
ATMサービス自体は、銀行をはじめとするそれぞれの金融機関が提供するサービスとなります


2.大垣共立銀行における本サービスの導入
(1)導入の詳細
 大垣共立銀行の出張所を除く、大垣市内店舗のATM(9ヵ店計10台)と岐阜・名古屋市内の一部のATM(3ヵ店計3台)で導入します。なお、本サービスに利用するATMは沖電気工業株式会社が開発した赤外線通信機能を実装したATMです。

(2)サービス利用の手順
[1] まず預金口座を持つ銀行利用者は、NTT ComのMoPSセンターを通じて必要な情報を自分の携帯電話にダウンロードします

[2] そして銀行ATM利用の際に、ATMの赤外線通信マークに向かって携帯電話の赤外線ポートをかざし、キャッシュカード情報を送信します

[3] 現金引出しや残高照会などのATMサービスを利用できますが、現金引出においては、携帯電話側であらかじめ金額を入力できることから、ATM画面には暗証番号を入力するだけで現金の引出が可能です

(3)本サービス対応の携帯電話機
 NTTドコモから発売されている赤外線通信機能搭載のムーバ(R)504i、504iSシリーズ、505i、505iSシリーズの全機種、およびFOMA(R)の一部機種となります。
「ムーバ/mova」および「フォーマ/FOMA」はNTTドコモの登録商標です


3.今後の予定
 大垣共立銀行で提供を予定している現金引出し・残高照会のほかにも、振込もあらかじめ携帯電話でセットできるようにすることで、迅速な銀行ATM処理の実現を目指します。
 NTT Comでは、大垣共立銀行での先行導入を受け、今後他の地方銀行および都市銀行などの金融機関に対しても同様のサービスを提案していくことで、赤外線通信による携帯電話を利用したATM現金引出サービスの普及を進めていきます。また、金融機関が営業展開するエリアにおける地域店舗との共通クーポンの発行、顧客層別キャンペーン情報配信などのポイントサービスやプロモーションサービスへの対応も検討していきます。

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