平成15年10月29日
報道発表資料
NTTコミュニケーションズ株式会社
慶應義塾大学
株式会社マルチメディア総合研究所


ブロードバンドワイヤレス方式評価実験への参加について


 NTTコミュニケーションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 正誠、略称:NTT Com)は、株式会社マルチメディア総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役:杉村五男、以下、マルチメディア総研)グループが東京都内で実験している「ブロードバンドワイヤレス方式評価実験」に参加します。


 ブロードバンドワイヤレス方式評価実験は、マルチメディア総研の100%子会社アイピーモバイル株式会社(以下、アイピーモバイル社)が実験主体となり平成15年4月より東京都内で開始しており、慶應義塾大学理工学部中川研究室(中川正雄教授、Riaz Esmailzadeh助教授)が提案したTDD方式(*)を採用し、ブロードバンドワイヤレス方式の電波伝搬実験およびデータ通信の検証を行うものです。アイピーモバイル社は、慶應義塾大学理工学部中川研究室、NTT Com、大井電気株式会社の技術協力を受け、新たに東京都心部の3ヶ所に実験用基地局を設置し、実験用免許を申請中です。


 NTT Comは、今回の実験に参加することで、同方式を用いたブロードバンドIP系サービスや無線LANサービス「ホットスポット」の屋外エリア展開の可能性について検証していきます。


* TDD方式
TDD(Time Division Duplex : 時分割多重)方式は、下り回線と上り回線を同じ周波数で時間分割して伝送する方式であり、時間分割の比率を柔軟に変更することでデータ通信のような非対称通信を効率よく伝送することができる方式です。


1. 実験概要

(1)実験内容
   東京都心部に設置する実験用基地局とPCカード型端末などの間で以下の実験を行います。

電波特性の評価
常時接続ワイヤレスインターネットの評価(スループット特性など)
モバイル環境におけるハンドオーバー機能(*)の評価
アプリケーションの品質評価(ストリーミングなど)

  *ハンドオーバー機能:基地局のエリアをまたがって移動する場合に、接続する基地局を切り替えして通信を継続するための機能

(2)実験参加社と役割

  ・アイピーモバイル社
   アイピーモバイル社はブロードバンドワイヤレス方式評価実験の実験主体であり、実験設備の構築ならびに運営を行います。
・慶應義塾大学
   慶應義塾大学理工学部中川研究室は、本評価実験の対象であるブロードバンドワイヤレス方式の基本技術の提案者であり、実験設備の構築ならびに評価実験方法などに対して技術的アドバイスを行います。
・NTT Com
   NTT Comは、ブロードバンドワイヤレス方式評価実験にISP機能を含むバックボーンを提供します。また、NTT Comが培ってきたインターネットビジネスのノウハウを活かし、無線LANサービス「ホットスポット」との連携などによる多様な利用シーンの検討を行います。

(3)実験期間

 平成15年11月上旬より1年間(予定)

(4)実験エリア

 下記基地局(実験用免許申請中)を中心とした東京都内の一部エリア
  ・基地局設置場所 東京都千代田区丸の内
東京都千代田区平河町
東京都港区西新橋

2. 今後の展開

 NTT Comでは、本技術評価実験を通じ、新たなブロードバンドワイヤレス接続技術のノウハウを取得し、ユビキタスサービス実現のための新たな価値創造に向けた展開を検討していきます。



<株式会社マルチメディア総合研究所について>
  株式会社マルチメディア総合研究所は、次世代インターネットの企画、開発、運営、ならびにコンサルティング業務を行います。アイピーモバイル株式会社の株式の100%を保有しています。

・所在地 :東京都千代田区平河町
・代表取締役 :杉村 五男
・設立 :1994年
・URL http://www.mric.jp/

<アイピーモバイル株式会社について>
  株式会社マルチメディア総合研究所の100%子会社
アイピーモバイル株式会社は、日本国内および諸外国でのブロードバンド・モバイルIP通信の普及促進を目的としたベンチャー企業です。

・所在地 :東京都千代田区平河町
・代表取締役 :杉村 五男
・設立 :2002年



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