平成14年10月23日
「VPNゲートウェイサービス(クローズドIPネットワークタイプ)、(OCNタイプ)」
の提供について
~「フレッツ・ADSL」「Bフレッツ」をアクセスラインにした企業向けIPsecVPNサービス~
NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、企業内・企業間ネットワークを高速かつ経済的に構築したいというご要望にお応えするため、「VPNゲートウェイサービス(クローズドIPネットワークタイプ)」および「VPNゲートウェイサービス(OCNタイプ)」を本年11月1日より受付開始します。
本サービスはNTT東日本・西日本の提供する「フレッツ・ADSL」「Bフレッツ」などのブロードバンド環境をアクセスラインに利用し、NTT Comが新たに提供するインターネットの影響を受けない「クローズドIPネットワーク」
(*1)
もしくはインターネット接続サービス「OCN」を経由してVPNを構築するサービスです。 IPsec技術
(*2)
を利用して企業向けVPNを提供し、NTT Comの広域イーサネットサービス「e-VLAN」などへ接続することも可能です。
1.サービス概要
(1)サービスイメージ図
(2)「VPNゲートウェイサービス(クローズドIPネットワークタイプ)」
本サービスは拠点側回線としてNTT東日本・西日本の提供する「フレッツ・ADSL」、「Bフレッツ」を利用し、インターネットのバーストトラヒックの影響を受けないクローズドIPネットワークを経由して、VPNを構築するサービスです。主な特徴は以下の通りです。
○安定したスループットをご提供
(フレッツ区間除く)
インターネットの影響を受けないクローズドIPネットワークを中継網に利用することで、安定したスループットをご提供します。
○お客さま専用のVPNゲートウェイ装置・IPsec技術を利用することでセキュアな環境を実現
網内にお客さま専用のVPNゲートウェイ装置を設置することで、他のお客さまの影響を受けることなく高い信頼性をご提供します。さらにお客さま拠点のIPsec端末とVPNゲートウェイ装置の間でIPsec技術によるセキュリティを確保します。
○ブロードバンド環境を実現
アクセスラインに「フレッツ・ADSL」、「Bフレッツ」(OCN ADSLアクセスIP1「フレッツ」プラン、光アクセスIP1「Bフレッツ」プランの契約が別途必要)を利用することで高速環境を低価格にてご利用頂くことが可能となります。 また、「フレッツ・ADSL」、「Bフレッツ」は、「VPNゲートウェイ(クローズドIPネットワークタイプ)」へのアクセスラインとしてだけでなく、インターネット(OCN)への接続も選択可能です。
○NTT Comの閉域ネットワークサービスと接続
拠点間の折り返しのみの通信形態に加え(基本サービスにてご提供)、NTT Comの閉域ネットワークサービスである広域イーサネットサービス「e-VLAN」などと接続します(オプションにてご提供)。また、センター側にcolocationサービス(ハウジング)を利用する通信形態も可能です。
○信頼性を高めるために冗長化メニューをご提供
より信頼性を高めるために、冗長構成でのサービスをご選択いただけます。
(3)「VPNゲートウェイサービス(OCNタイプ)」
本サービスは中継区間にインターネット接続サービス「OCN」を利用することで、経済的にご提供します。主な特徴は以下の通りです。
○経済的な価格にてご提供
中継区間にOCNを利用することで経済的にご提供します。
○お客さま専用のVPNゲートウェイ装置・IPsec技術を利用することでセキュアな環境を実現
「VPNゲートウェイサービス(クローズドIPネットワークタイプ)」同様、網内にお客さま専用のVPNゲートウェイ装置を設置することで、他のお客さまの影響を受けることなく高い信頼性をご提供します。さらにお客さま拠点のIPsec端末とVPNゲートウェイ装置の間でIPsec技術によるセキュリティを確保します。
○ブロードバンド環境を実現
アクセスラインに「フレッツ・ADSL」「Bフレッツ」 (OCN ADSLアクセスIP1「フレッツ」プラン、光アクセスIP1「Bフレッツ」プランの契約が別途必要)を利用することで高速環境を低価格にてご利用頂くことが可能です。また、「フレッツ・ADSL」、「Bフレッツ」は、「VPNゲートウェイサービス(OCNタイプ)」へのアクセスラインとしてだけでなく、インターネット(OCN)への接続も選択可能です。
○NTT Comの閉域ネットワークサービスと接続
拠点間の折り返しのみの通信形態に加え(基本サービスにてご提供)、 NTT Comの閉域ネットワークサービスである広域イーサネットサービス「e-VLAN」などと接続します(オプションにてご提供)。また、センター側にcolocationサービス(ハウジング)を利用する通信形態も可能です。
○信頼性を高めるために冗長化メニューをご提供
より信頼性を高めるために、冗長構成でのサービスをご選択いただけます。
2.提供品目など
下記のサービスを提供します。
なお「e-VLAN」およびNTT Comデータセンターにおけるcolocationサービス(ハウジング)をご利用になる場合には、別途契約が必要となります。
3.利用料金
(1)月額利用料金
[1]【VPNゲートウェイサービス(クローズドIPネットワークタイプ)】
■基本料金(月額)
■オプション料金(月額)
VPNゲートウェイ装置増設
15万円/台
アクセス付加料金
200円/回線
※
アクセス付加料金は、OCN ADSLアクセスIP1「フレッツ」プラン、または光アクセスIP1 「フレッツ」プランのオプション料金です。
※
別途、 ご利用形態に応じて、NTT東日本・西日本の「フレッツ・ADSL」または「Bフレッツ」、 OCN ADSLアクセスIP1「フレッツ」プランまたはOCN 光アクセスIP1「Bフレッツ」プラン、OCNビジネスパックVPN、e-VLAN、colocationサービス(ハウジング)、コネクティビティサービスの料金が必要です。
[2]【VPNゲートウェイサービス(OCNタイプ)】
■基本料金(月額)
■オプション料金(月額)
VPNゲートウェイ装置増設
15万円/台
※
別途、ご利用形態に応じて、NTT東日本・西日本の「フレッツ・ADSL」または「Bフレッツ」、OCN ADSLアクセスIP1「フレッツ」プランまたはOCN 光アクセスIP1「Bフレッツ」プラン、OCNビジネスパックVPN、e-VLAN、colocationサービス(ハウジング)、コネクティビティサービスの料金が必要です。
(2)初期費用
契約料 800円
工事料金
・
基本工事費
1,000円/工事
・
VPNゲートウェイ装置設置工事費
10,000円/台
・
VPNゲートウェイ装置など各種設定工事費※
5,000円/アクセス回線
・
センタ接続工事費
5,000円/接続回線
※
お客さま拠点毎の設定以外の場合は、5,000円/契約となります。
4.提供エリア
NTT東日本・西日本が提供する「フレッツ・ADSL」「Bフレッツ」提供エリアにて利用可能です。
詳細についてはNTT東日本・NTT西日本のホームページにてご確認ください。
NTT東日本ホームページ
http://www.ntt-east.co.jp/flets/index_f.html
NTT西日本ホームページ
http://www.ntt-west.co.jp/flets/fba/index_f.html
※
一部エリアではご提供までに時間を要する場合があります。
※
e-VLANとの相互接続場所、colocationサービス(ハウジング)の提供場所は、東京(大手町)のみとなります。
5.受付開始時期
本年11月1日から受付を開始します。
(*1)
「クローズドIPネットワーク」:高速で安定したVPNの構築を望まれるお客さまのニーズにお応えするため、インターネットの影響を受けず、かつトラヒックのコントロールが可能なネットワークを今回新たに構築しました。従来から提供しているArcstar IP-VPNが基幹系ネットワークサービスであるのに対し、本ネットワークは、アクセス回線とe-VLANなどの基幹系ネットワークを接続するために利用します。今後もこのネットワークを利用し、安定した品質が必要なサービスを提供する予定です。
(*2)
IPSec(IP Security Protocol):インターネットなどの公衆網で安全に通信するために標準化された、「相互認証・暗号通信・トンネリング」などの技術を組み合わせたセキュリティ通信技術の規格。
(*3)
Act回線:冗長構成において、通常時使用する回線です。
(*4)
Standby回線:冗長構成において、Act回線故障時などに切替えて使用するバックアップ用回線です。
別紙:
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