平成14年10月8日


Webサービスによる新しいB2Bサービスを目指した
UDDIビジネスレジストリの運営開始について
~アジア初のUBR運営事業者として参加~


 NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、10月9日よりアジア初のUDDI(Universal Description Discovery and Integration)仕様バージョン2(※1)に準拠したパブリックUDDIビジネスレジストリ(以下:UBR、※2)の運営を開始します。今回のUBRの運営を通して、Webサービス(※3)による新しいB2Bサービスの世界を切り開くとともに、この分野におけるリーダーを目指していきます。

1.UBRの運営について
 NTT Comは、昨年12月にUDDIプロジェクト(※4)より、アジア初のUBR運営事業者として承認されています。このたび運営を開始するNTT ComのUBRは、様々な企業同士が、インターネット上で提供するサービスに関する情報を素早くかつダイナミックに共有していくことにより、オープンな環境での電子商取引などを行うことを可能とするものであり、本格的なWebサービスの実現に向けて中核的な役割を担うものです。 
 アジア以外では、北米で米国IBM社と米国Microsoft社が、欧州では、ドイツSAP社がすでにサービスを開始しており、各UBR運営事業者が提供しているUBR内のデータは定期的にコピーされ、世界中で共有および利用することが可能となります。(別紙参照


2.UBRへの登録検索について
 このたびNTT Comが提供するUBRは、インターネット上でアプリケーションサービスを提供していく企業同士が自主的に登録し、活用していくオンライン・ディレクトリです。また、UBRを利用するユーザは、登録された企業情報やサービスに関する情報を自由に検索できるようになります。登録や検索などについては、次のURLから行うことができます。
http://www.ntt.com/uddi/
 なお、登録や検索などUBR利用に必要な費用は無料となっています。
現時点で登録している企業数は1万社以上、利用可能なWebサービスは7000以上に達しています。NTT Comとしては、このたびのUBR公開にともない、1年間で1000社の登録を見込んでいます。


3.Webサービスへの活用
 NTT Comは今後、アジア初のUBR運営事業者として、UBRを広く一般に公開し、そのフィードバックを得ることにより、UDDIおよびWebサービスの普及促進に取り組んでいきます。また、NTT Comが提供する.com Co-Buy(※5)や.com Exchange(※6)といった企業間電子商取引における多くのソリューションサービスとその実績、あるいはグローバルIP企業としての強みを活かし、Webサービスを活用した付加価値の高いビジネスソリューションを提供していきます。そのほか、NTT/VERIO(※7)グローバルデータセンタサービスのラインナップも活用し、グローバルレベルでのバックアップ体制についても強化していく予定です。

(※1)UDDI仕様バージョン2:UDDIバージョン2は従来のバージョン1などと比較して、次のような特徴がある。
企業名、企業説明文、住所などを複数の言語で記述できるようになり、国際化対応が可能
アプリケーション用インタフェースを強化し、UDDIレジストリのデータにアクセスする際、より詳細で複雑な検索条件を指定できるようになり、検索機能が大きく向上
企業や組織の関係を定義することができ、企業情報の検索の幅が拡大
これによって、たとえば製造業界では、パブリックUDDI(Web上で全世界に公開)またはプライベートUDDI(一定のグループ内にのみ公開)を通じて、部品在庫のWebサービスに関する情報をパートナー企業と共有することができるなど、社内外のWebサービスの管理や利用が容易になる

(※2)パブリックUDDIビジネスレジストリ(UBR):グローバルかつパブリックなオンライン上のデータベースであり、統一された記述方法に従って、各企業が企業情報や自らの提供するサービスに関する情報の登録を行い、新規取引先の発見および企業間電子商取引の相互接続に必要な技術情報を提供。UDDIビジネスレジストリは、Webサービスを実現するための枠組みの中で重要な構成であり、UDDIプロジェクト(※4)により策定されたUDDI仕様に基づいて構築される。UDDI仕様についての情報は、UDDIプロジェクトの公式サイト(http://www.uddi.org/)で確認することが可能。このたびのNTT Comの提供開始によって、グローバルなUBRの運営事業者は3社から4社に増え、UDDIバージョン2に対応したUBRの運営事業者のサイトは以下の通り。
NTT Com:http://www.ntt.com/uddi/
米国IBM社:http://uddi.ibm.com/
米国Microsoft社:http://uddi.microsoft.com/
ドイツSAP社:http://uddi.sap.com/

(※3)Webサービス:UDDI、XML、SOAP、WSDLなどの最新のインターネット技術を利用し、アプリケーションの横断的な統合やシステム構築を行う仕組みのこと。Webサービスに関する詳細な説明は、NTT Comが提供するEC総合情報サイト「next ExC.」(http://www.next-ec.com/)でも、幅広く解説している

(※4)UDDIプロジェクト:インターネット上における企業間取引の一層の発展と効率化を目的として、2000年9月に北米で設立された団体。本年7月より、UDDIプロジェクトの活動は、XML関連の標準化団体OASIS(Organization for the Advancement of Structured Information Standards)(http://www.oasis-open.org/)が引き継ぎ、今後は、OASISがUDDI仕様の開発や関連する活動の管理を行っていく

(※5).com Co-Buy:.com Co-Buy(ドットコムコーバイ)は、NTT Comが2000年7月よりサービスを開始した日本初の電子調達マーケットプレイス(インターネット上に展開される仮想の取引市場)。MRO物品などの調達コストや調達業務におけるプロセスコストを削減し、効率的な購買を実現することが可能。また、オークションや決済など、調達業務をさらに効率よく進められるサービスも提供している
(http://www.MarketCrossSite.net/)

(※6).com Exchange:.com Exchange(ドットコムエクスチェンジ)は、NTT Comが2001年1月よりサービスを開始したEDI(Electronic Data Interchange:異なる企業間で、電子商取引のためのデータを、通信回線を介した端末間で標準的な仕様に基づいた形でやり取りすること)アウトソーシングサービス。EDIサーバをVAN(Value Added Network:企業間や遠隔地間の情報交換や、情報の蓄積、時間調整など、付加価値を伴ったデータ交換処理が可能なネットワークシステム)事業者間で共用化することにより、「VAN間接続課題の克服」と「大幅なコストダウンを可能」にする
http://www.ntt.com/exchange/

(※7)NTT/VERIO:NTT/VERIOブランドは、NTT Comが提供するArcstarサービスを含む、NTT ComとVerioが共同開発したグローバルサービス製品で使用。IPテクノロジーによって、あらゆる規模のお客さまが、ビジネス上で重要なサービスを様々なプラットフォーム上で、短期間に、かつグローバルに展開することを可能にする。NTT/VERIOブランドの下、NTT Comグループの企業力およびグローバルコミュニケーションの技術と知識を結集し、世界最高レベルのデータ配信サービスを提供。 先進的なグローバルIPネットワーク技術、グローバルプロダクト、およびIPに精通したスタッフが、お客さまのインターネットビジネスのさらなる発展をサポートしていく

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