平成14年7月31日


「OCN ADSLサービス IPv6デュアル(A)」の提供開始について
~IPv6/IPv4を同時に使える常時接続環境をプラグアンドプレイで簡単に実現できる
世界初の個人/SOHO向けブロードバンドIPv6アクセスサービス~


 NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、株式会社アッカ・ネットワークス(以下ACCA、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:坂田好男)と共同で、個人/SOHO向けブロードバンドIPv6アクセスサービス「OCN ADSLサービス IPv6デュアル(A)」を世界に先駆け8月1日より提供開始します。本サービスは、プラグアンドプレイによる初期設定の簡素化や豊富なグローバルIPアドレスなどのIPv6の本質的なメリットを活かしつつ、IPv4も同時に使える個人/SOHO向けブロードバンドアクセスサービスとしては世界初となります。
 今後NTT Comは、外出先からお客さまネットワーク内の個々の端末に直接アクセスする「パーソナルリモートアクセス」など、本サービスにより実現可能となる新たな利用シーンを、先進ユーザや様々なパートナー企業と共同で開拓していきます。

1.サービス概要(別紙1参照)
(1)アクセス回線
 ACCAのADSL回線8Mプラン(下り最高速度8Mbps/上り最高速度1Mbps、条件により下り最高速度10Mbpsへアップグレードが可能)に対応します。これにより、ブロードバンドな常時接続環境が利用可能となります。

(2)通信プロトコル
 1本のアクセス回線で、IPv6とIPv4の両プロトコルを同時に利用できるデュアルスタック方式を採用しています。IPv4による従来どおりのインターネット利用はもちろん、IPv6によるP2Pアプリケーション(*1)、パーソナルサーバ、情報家電など新たな利用シーンの可能性が広がります。

(3)IPアドレス
IPv6アドレス: /48のIPv6プレフィックス(*2)を1契約ごとに固定的に割り当てます。これにより、お客さまネットワーク内の全ての端末においてグローバルIPアドレスを利用することが可能となり、P2Pアプリケーションやパーソナルサーバなどの利用が可能となります。
IPv4アドレス: 1個のIPv4アドレスを1契約ごとに非固定的に割り当てます。


(4)プラグアンドプレイ機能
 本サービスのプラグアンドプレイ機能(*3)に対応したルーター(*4)を利用することにより、IPv6通信に必要な最低限のパラメータ(お客さまIPv6プレフィックス、IPv6 DNSサーバ情報)がお客さまルーターに自動的に設定されます。IPv6が基本機能として持つIPアドレス自動設定機能などと併せれば、お客さまネットワーク内の全ての端末においてグローバルIPアドレスを持つ常時接続環境が、難しい設定をすることなく簡単に実現できます(*5)。なお、ヤマハ株式会社(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:伊藤修二)の「ネットボランチRTA55i」が、本サービスに対応する最初のブロードバンドルーターとなります。

(5)簡単DNSホスティング
 OCNのサブドメイン(*.users.ocn.jp)を利用希望のお客さまには、IPv6対応の簡単DNSホスティングを無料で提供します(*6)。お客さまは自らDNSサーバを設置することなく、簡単なWebインタフェース(*7)を介して、お客さまネットワーク内の端末のホスト名とIPアドレス情報を設定し公開することができます。これにより、自分のパーソナルサーバなどにホスト名でアクセスすることが可能となります。

(6)付加サービス
 電子メール、ホームページ開設「Page ON」、ホームページ上で電子メールの到着確認・転送・返信などができる「Mail ON」、「ウイルスチェックサービス(有料)」など、従来の個人向けOCNサービスと同様の豊富な付加サービスの利用も可能です(*8)。なお、これらの付加サービスは全てIPv4での利用となります。


2.料金
(1)月額利用料金
定額 5,980円
※NTT東日本・西日本が提供するADSL回線使用料(タイプ1の場合は173円、タイプ2の場合は1,933円)、ACCAが提供するモデムレンタル料金(500円)が別途必要です。なお、これらの月額利用料金については、NTT Comが一括で料金請求します。

(2)初期費用(工事の内容により異なる場合があります)
3,800円(独自ドメイン代行申請がない場合)

※NTT東日本・西日本の契約料(800円)が別途必要となります。これらの初期費用については、NTT Comが一括で料金請求します。
※工事内容によっては、ADSL回線工事費がNTT東日本・西日本からお客さまに直接請求される場合があります。



3.提供エリア
 サービス開始当初は、東京23区、埼玉県朝霞市、川口市、戸田市、千葉県市川市、浦安市、松戸市などの計116局にて、8月下旬には東京都国分寺市、武蔵野市、八王子市、神奈川県川崎市、相模原市、埼玉県川越市、久喜市、所沢市、千葉県柏市などの計9局で追加提供します。以降、順次周辺エリアに拡大予定ですが、詳細については、OCNのIPv6ホームページ(http://www.ocn.v6.ntt.net/dual/overview.html)で随時お知らせします。


4.提供開始時期
 8月1日より提供開始します。なお、本サービスは2003年3月31日(予定)までは試験サービスとして提供し、試験サービス期間終了後、本格サービスとして継続提供する予定です。なお、本格サービス移行時に、一部のサービス仕様が変更となる場合があります。


5.申込方法
 OCNのIPv6ホームページ(http://www.ocn.v6.ntt.net/dual/overview.html)から申込手続きができます。詳細は、上記のIPv6ホームページにてご案内しています。


6.今後の展開
 IPv6による次世代インターネットは、P2Pアプリケーション、情報家電、マシン-to-マシンの情報交換など、非常に大きな可能性を秘めていますが、より身近なメリットとしては、豊富なグローバルIPアドレスという特徴を活かして、外出先からお客さまネットワーク内の個々の端末に直接アクセスするなどの新たな利用シーンを挙げることができます。
 NTT Comでは、「パーソナルリモートアクセス」(別紙2参照)というキーワードのもと、このような新たな利用シーンの具現化のために、先進ユーザや様々なパートナー企業と共同での利用事例の開拓、無線LANサービス「ホットスポット」のIPv6対応などに取り組む一方、この「パーソナルリモートアクセス」を誰もが「簡単に、安心して、どこでも使える」ためのプラットフォームの開発に積極的に取り組んでいきます。


(*1) P2Pアプロケーション: Peer-to-Peerアプリケーション。ネットワーク上の複数の端末が対等な立場で双方通信を行うアプリケーションの形態。
(*2) IPv6プレフィックス:IPv6では、128ビットのアドレス空間の中から、上位nビットの値を同じくするアドレスブロックを単位としてアドレスの割り当てが行われますが、これを「/nのIPv6プレフィックス」と呼びます。一般的には、1契約につき/48のIPv6プレフィックスを割り当てることが世界的にルール化されていますが、これは理論的には264個のホストを持つ216個のサブネットを保有することが可能なアドレス空間となります。
(*3) プラグアンドプレイ機能: IETF(Internet Engineering Task Force)にて標準化中のDHCPv6-PD方式などに対応します。本方式は現在標準化中であり、試験サービス期間中に詳細仕様について変更される可能性があります。標準化に伴い本サービスの仕様変更が発生する場合については、本サービスについてのACCA認定ブロードバンドルーター(*4)に対する最新ソフトウェアの無償提供が各ルーターベンダから行われる予定です。
(*4) 本サービスに対応するルーターが「ACCA認定ブロードバンドルーター」としてACCAホームページを介して販売されます。また、各社から本サービス対応のルーターの発売、本サービス対応のためのソフトウェアの無償提供が順次予定されています。
(*5) ルーターへの認証ID、認証パスワードの設定は必要です。
(*6) 簡単DNSホスティングは、対象となるお客さまに9月中旬よりご利用いただける予定です。なお、独自ドメインを利用希望のお客さまはご自身でプライマリDNSサーバを用意いただく必要があります。
(*7) WebインタフェースへのアクセスはIPv4でのみ可能です。
(*8) ボイスモード、Vポータル、PayON、PlaceON、OCNパーソナルファイアウォールサービスなどには対応していません。また、本サービスは「OCN ADSLサービス(A)初期費用無料祭り」や「ADSLマイラインセット割引」の対象外です。


<本件に関する問い合せ先>