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セクストーション(性的脅迫)に新手法、iPhone利用者に注意を呼びかけ
[ 2019/12/25 ]

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は12月24日、「プライベート動画・写真を入手したので、それを友人・知人にばらまく」と脅して金銭を要求する“セクストーション”(性的脅迫)に、新しい手口が確認されたとして、注意を呼びかけました。

これまでの手口としては、「Android端末の利用者に対し、公式ストア(Google Play)以外から不正アプリをインストールするよう誘導し、そのアプリで電話帳情報を窃取して、プライベート動画等をばらまくと脅す」「iOS端末(iPhone)の利用者には、iPhoneを脱獄(機能制限の解除)させた上で、公式ストア(App Store)以外から不正アプリをインストールするよう誘導」、さらに「正規のSNSアプリのメッセージ機能を使って脅す」といったものが知られていました。

しかし今回、新たに「iPhoneを“脱獄”させることなく、公式ストア(App Store)以外から不正アプリをインストールさせる」手口が、12月に入り確認されたことで、IPAは「安心相談窓口だより」にて、注意を呼びかけています。

iPhoneは本来、App Store以外からアプリをインストールできませんが、“脱獄”(ジェイルブレイク)と呼ばれる改造を施すことで、App Store以外からもアプリのインストールが可能になります。しかし、今回確認された「Apple Developer Enterprise Program」を悪用した手法では“脱獄”が不要なため、利用者の危険性が高まったと考えられます。なお、「Apple Developer Enterprise Program」は本来、企業や組織で社内用アプリを配信するための正規の仕組みです。

報告されている新しい手口では、LINEで見知らぬ女性から突然コンタクトがあり、ビデオ通話をするようもちかけられます。さらにこの女性と親しくなると、ビデオ通話等でお互いの性的な姿を見せ合うことを誘われます。しかしこの女性は犯罪グループの一員で、やりとりを録画されてしまいます。次にこの女性は、「LINEがつながりにくくなった」等の理由を付けて、他のアプリを紹介するとして、App Store以外に誘導します。そうして不正アプリをインストールさせ、スマホ内の連絡先情報を窃取します。その後違う人物から、「ビデオ通話の動画を、スマホの連絡先に登録している知人等にばらまかれたくなかったら、20万円支払え」と恐喝されることとなります。さらに、金銭を支払っても恐喝され続けるケースや、金銭の支払い如何にかかわらず動画をばらまかれるケースも確認されているとのことです。

セクストーションの被害に遭った場合は、スマホを機内モードにするなどして通信を遮断し、すぐ警察に相談してください。 このような被害に遭わない為にも、SNSでは正体や目的を偽った何者かがコンタクトをとってくる可能性があることを改めて認識しておき、悪用されたら困るような動画や写真を撮影しないようにしましょう。また、SNSを介したトラブルは成人だけの問題ではありません。子どもが利用するスマホは、ペアレンタルコントロール機能などを活用して安全性を高めておきましょう。

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