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「eスポーツ」市場を狙うサイバー脅威、増加が予想される4つの手口を解説
[ 2019/11/14 ]

トレンドマイクロは11月13日、公式ブログで「『eスポーツ』を狙う脅威、現在と今後の危険を解説」と題する記事を公開しました。

ゲームをスポーツ競技として捉える「エレクトロニック・スポーツ」(eスポーツ)が、スポンサーの増加と広告収入の拡大により、近年急成長しています。一方で上昇する人気と投入資金は、サイバー犯罪者にとっても魅力的な存在となっています。

その内容も、プレイヤーのデータや通貨を狙うものから、ゲームを有利に進める不正ツールを提供するものまで、多岐にわたります。トレンドマイクロでは、今後数年間のうちに増加しそうな手口として、以下の4つを予測しています。

(1)ハードウェアハック
プロゲーマーの大会では、プレイヤー自身によるマウスやキーボードの持ち込みを許可しています。しかし、不正を行えるように、これらの持ち込みハードウェアに特殊な仕掛けを仕込んでいるケースがあります。アンダーグラウンドでは、不正行為を検出できないようにカスタマイズしたハードウェアも販売されています。

(2)DDoS攻撃
ゲームサーバへのDDoS攻撃によってゲームが重くなる、あるいはラグ(遅延)が引き起こされることがあります。これは、ミリ秒が勝敗を決定するeスポーツにおいては、重大な問題となります。DDoS攻撃は、サービス提供者の風評被害や大会主催者への恐喝、競争相手への妨害等に使用されます。

(3)脆弱なゲームサーバを狙う攻撃
ゲームの進行を担うゲームサーバにも、セキュリティが不十分なものが存在します。トレンドマイクロが検索サービス「Shodan」を使いeスポーツ関連サーバをスキャンしたところ、21万9,981台のゲームサーバがインターネットからアクセス可能でした。さらにこれらのサーバのなかに、重大な脆弱性を抱えているサーバが存在することも判明しました。

(4)ゲームプレイヤーを狙う攻撃
これまでにも、ゲームプレイヤーがランサムウェアの標的となった事例が発生しています。また、ハッキングにより奪われたと思われる高ランクのゲームアカウントが、アンダーグラウンドで売買されている事例も判明しています。一方、ゲーム内アイテムの転売目的でアカウントが狙われる場合もあります。また、このような不正なツールやメッセージの拡散手段として、SNS(ソーシャルネットワークサービス)のアカウントが狙われると予測されています。eスポーツ人気の高まりにつれ、この種の攻撃活動は、エスカレートする可能性があります。

ゲームプレイヤーを狙うランサムウェアなどのマルウェア攻撃やフィッシング攻撃に対しては、その手口を知って注意する共に、パソコンのOSとセキュリティソフトを最新の状態に保って利用することでサイバー脅威からのリスクを下げることが出来ます。

トレンドマイクロでは、eスポーツ業界が近い将来直面すると予想される脅威について詳細に解説したレポート「Cheats, Hacks, and Cyberattacks: Threats to the Esports Industry in 2019 and Beyond」(英語版)を公開しています。

アンダーグラウンドフォーラムで売買されていた「Counter-Strike: Global Offensive(略称CS:GO)カウンターストライク:グローバルオフェンシブ」のアカウント

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