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セキュリティコラム

 
ネットやアプリの利用制限はどうするべき? スマホをとことん使いたいお子さまと危険から守りたい保護者の最適バランスとは
 
[ 2018/07/05 ]
ネットやアプリの利用制限はどうするべき? スマホをとことん使いたいお子さまと危険から守りたい保護者の最適バランスとは

お子さまがスマホを触る時間が増えてしまうのは、夏休みが始まるにあたって保護者の悩みの1つかもしれません。ネット上の危険や使い過ぎを防ぐために保護者にはどんなことができるでしょうか。お子さまに正しく安全にスマホを利用させるために気を付けたいポイントを解説します。

お子さまのスマホ利用時に注意したいことは?

進級、進学からあっという間に3カ月が過ぎ、いよいよ夏休みです。交友関係が広がり、一人で外を出歩くことも増えてきたお子さまにスマホを持たせようと考えているご家庭も多いのではないでしょうか。昨今は、部活動の連絡など、お子さまの学校生活でスマホが必要になる場面も増えています。中高生になると、「みんなが持っているから」という理由でスマホをせがまれるケースもあるでしょう。内閣府の「平成29年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、2017年における青少年のスマホ利用率は、10歳以上の小学生が29.9%(前年度27.0%)、中学生が58.1%(前年度51.7%)、高校生が95.9%(前年度94.8%)に上りました。

ただ保護者としては、お子さまが長時間1人でスマホを利用することには、様々な懸念があるのではないでしょうか。たとえば、わいせつ画像や、犯罪行為を誘引する情報などを掲載する有害サイト、出会い系などの有害アプリに興味本位で近づいてしまうこともあるでしょう。SNSやプロフィールサイト、チャットアプリなどに代表されるコミュニティサイト上で個人情報を不用意に公開してしまい、悪意のある第三者につけ込まれてしまうケースもあるかもしれません。

スマホを使い始めた子どもたちの多くはネットの楽しさばかりに目がいき、そこにさまざまな危険が潜んでいることへの想像が及びません。お子さまのスマホデビュー時には、保護者がネットの利用マナーとセキュリティの教育、および対策を行い、お子さまが正しく安全にスマホを利用できる環境を用意してあげましょう。

まずは親子でスマホの利用ルールを決めること

お子さまをスマホデビューさせるにあたっては、スマホ依存を防ぐためのルールやネットのマナーに関するルールなどを最初に親子で相談し、お互い納得のいくものを決めておくことが肝心です。一度、スマホを自由に使い始めると、後に課されたルールを素直に聞き入れられないものです。また、ルールの一方的な押し付けは反発を生んでしまいます。なぜ、そのルールが必要かを理解、納得させながら親子でルールを決めましょう。こうした話し合いは、お子さまが困ったときに相談しやすい関係を作ることにも役立ちます。

スマホデビューの前に決めておくべき主なルールは以下です。

<ルールの例>

  • 成人向けサイトや出会い系サイトにアクセスしない
  • 保護者の許可なしに会員登録が必要なサービスを利用しない
  • アプリを入れる前に、親に相談する
  • ネットを利用できる時間帯と、1日のネット利用時間の上限を守る
  • 見知らぬ人と電話やメール、メッセージの交換をしない
  • ネット上に自分や他人の本名、住所、電話番号などを勝手に書き込まない
  • 友人、他人の悪口や犯行をほのめかす発言をしない
  • 他人のID/パスワードを使ってSNSやゲームにアクセスしない
  • 困ったことがあれば、すぐに保護者に相談する(保護者は頭ごなしに叱らないことも事前に約束)
  • ルール違反があった場合、ネットの利用を一時禁止する

たとえ、ネットの利用時間や、閲覧可能なWebサイト、使用できるアプリなどを制限するルールを決めても、好奇心旺盛な子どもたちはうっかりルールを破ってしまうこともあるでしょう。そんなときの備えとして、お子さまに渡すスマホには事前にペアレンタルコントロール(保護者による機能制限)を適用し、アプリ内課金や、有害なWebサイトやアプリへのアクセスを制限することが基本です。

スマホの標準機能、および通信事業者やセキュリティ会社がサービスやアプリとして提供しているペアレンタルコントロールを利用すれば、特定のWebサイトや特定アプリの使用、アプリのインストール制限、ネットやアプリの利用時間や利用可能時間帯を指定したりすることができます。

参考情報)
スマホの標準機能を利用したペアレンタルコントロールについて

iPhoneのペアレンタルコントロール機能

iOS8以降のiPhoneは、ペアレンタルコントロール機能を標準で搭載しています。「設定」から「一般」へ進み、「機能制限」をタップ後、「機能制限を設定」を押し、4桁のパスコードを入力すると、使わせたくない機能やアプリを指定できます。たとえば、「Safari」「iTunes Store」「インストール」「Appの削除」「App内課金」をオフにすると、Safariでのネット検索やiTunes Storeの利用、App Storeでのアプリのインストール、アプリの削除、アプリ内での課金ができなくなります。

ネット検索の制限を緩める場合は、コンテンツの許可項目にある「Webサイト」へ進んで「指定したWebサイトのみ」をチェックし、アクセスを許可するWebサイトのURLを登録しておきましょう。アダルトコンテンツのみアクセスさせない設定も可能です。もちろん、各通信事業者やサービスプロバイダが提供するペアレンタルコントロールサービスやアプリも併用できます。

Androidスマホのペアレンタルコントロール機能

Androidスマホには、iPhoneの機能制限に該当する機能は標準では提供されていません。ただし、Google PlayのPlayストアからインストールできるアプリなどを制限できます。Playストアの左上にあるメニューから「設定」へ進み、「保護者による使用制限」をオンにします。PINコード(4桁の数字)を入力し、アプリとゲーム、映画、音楽のコンテンツごとに年齢区分に基づくインストール制限を設けることができます。「購入時には認証を必要とする」をタップし、「この端末でGoogle Playから購入するときは常に」をチェックしておけば、お子さまがGoogle Playで勝手にアプリをインストールしてしまうことを防げます。
ネットの閲覧制限など、アプリのインストール制限以外のコントロールを行う場合は、ブラウザの機能や各通信事業者やサービスプロバイダが提供するペアレンタルコントロールサービスやアプリを利用しましょう。

※上記iPhoneとAndroid端末のペアレンタルコントロールに関する機能は、2018年7月5日現在における一部機種での確認情報であり、端末メーカー毎に提供機能が異なったり、今後のソフトウェア更新によって機能が追加、変更されたりする可能性があります。

アプリの利用制限やネットの閲覧制限に加えて、お子さまにスマホを渡す前には、SNSのプライバシー設定や、セキュリティアプリの導入も忘れずに行いましょう。

SNSの利用開始時に適切なプライバシー設定を行う

SNSやチャットアプリ上で公開した情報は、友人や知人、家族だけでなく、見ず知らずの人の目にも触れる可能性があります。お子さまに使わせる場合、保護者が事前に適切な公開範囲設定などを行いましょう。不特定多数に自身を特定できるような個人情報を公開してしまわないよう、プロフィールに記載する内容をお子さまと一緒に確認することも大切です。

セキュリティアプリやセキュリティ製品を利用する

お子さまが使用するスマホにセキュリティアプリも入れ、最新の状態に保ちましょう。インストールするアプリの危険度を事前に教えてくれたり、不正アプリを拡散する不正サイトや詐欺サイトへのアクセスを未然に防いだりしてくれます。また、お子さまが自室に持ち込めるスマホや携帯ゲーム機などではネットの利用状況が見えにくくなりがちです。

トレンドマイクロの「ウイルスバスター モバイル」では、不正アプリや危険なWebサイトへのアクセスをブロックしたり、保護者による使用制限機能を使って有害サイトの規制を行ったりすることもできます。

ペアレンタルコントロールサービスによっては、家庭用Wi-Fiルータに接続して利用する際、スマホのフィルタリング制限が機能せず、有害サイトにアクセスできてしまう場合もあります。このため、ホームネットワーク環境下にあるスマホやゲーム機なども一括で保護してくれるセキュリティ製品の利用がおすすめです。

トレンドマイクロの「ウイルスバスター for Home Network」では、事前に指定したお子さま用のスマホでの有害サイトへのアクセスや不適切なアプリの利用をブロックしたり、保護者に通知したりできます。Wi-Fi経由のネットの利用時間にも制限をかけられるため、お子さまのネット依存リスクも軽減できます。

スマホの利用ルールは、お子さまの成長と利用実態に合わせて見直していきましょう。お子さまにスマホを持たせる前にフィルタリングを含むペアレンタルコントロールを適用することも保護者の義務です。お子さまが自立して安全にスマホを利用できるよう導いてあげましょう。

コンテンツ提供: トレンドマイクロ「is702」

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