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Bizストレージ ファイルシェア:導入事例

東京コンピュータサービス株式会社

1GByteメニューを導入

中西文彦氏の写真

ビジネスシステム事業統括本部
システム統括部
課長
中西 文彦 氏

USBメモリー、外部デバイス利用の全面禁止
お客さまから大容量デザインデータを安全に受け取りたい

課題

  • USBメモリー、外部デバイス利用の全面禁止
  • お客さまから大容量デザインデータを安全に受け取りたい

対策

セキュリティの確かな方法でデータ交換

効果

クラウドサービスを日常業務に取り込むことで大幅にコストも削減

課題
USBメモリー、外部デバイス利用の全面禁止
お客さまから大容量デザインデータを安全に受け取りたい

東京コンピュータサービス株式会社(以下、TCS)は、1971年の創業以来、各種システムの開発・運用などを手がける情報サービス企業として、さまざまな分野のIT化の要望に対しベストソリューションを提供している。そのため、自社の情報資産を外部からのさまざまな脅威から守るのはもちろんのこと、人的ミスがまねく情報漏えいリスクに対応するため、全社的に厳格なデータ保全ルールを定めている。たとえばUSBメモリーやCD-ROM、DVDなどの外部メディアでの入出力は持ち運ぶ際の紛失リスクが高いため、TCSでは全面禁止となっていた。

「しかし、私たちの業務では、取引先とのデータ交換が不可欠です」とファイルシェア導入当時を振り返り、システム統括部課長の中西文彦氏は語る。「しかも、どちらかといえば受け取ることが多く、それらはたいてい、フォトショップやイラストレーターなどで作成された大容量のデザインデータも含まれ、メールに添付するのは困難です。取引先と機密性の高い大容量ファイルをやりとりできるセキュアな環境が必要でした」

TCSグループ、一般社団法人 新産業技術開発機構、MUTOHホールディングス株式会社のポスターなどが展示されている風景

対策
セキュリティの確かな方法でデータ交換

TCSで扱うデザインデータは、Webサイト公開前の重要な情報であり、外部に流出してしまえば、お客さまの意図したニュースバリューが失われるだけでなく、企業体制の信用を失墜してしまう。こういった状況の中、セキュアな受け渡しにBizストレージ ファイルシェアが採用された。

「データの扱いは慎重を期しています」と中西氏は語る。「送信の際にはファイル自体にパスワード付きの圧縮をかけます。さらに、ファイルシェアの機能で、ダウンロードパスワードを設定し、そのパスワードは別途メールなどで相手に知らせます。たとえ、ファイルシェアの送信先メールアドレスを書き誤ってしまってもダウンロードできません。こういった二重の対策を講じられる仕様も気に入っています」と中西氏は語る。

「世の中には、あまりセキュリティを意識しないで、無料のFTPサービスを利用して重要なデータをやり取りしている会社が少なくないですし、中には無料のサービスを使ってファイルを送ってくるところが現にありますが、当社では、そのようなサービスにはアクセスすらできないようになっています。大切なデータをやり取りするには、それなりの仕組みが必要です。それがあってはじめて、当社なりの仕事ができているのだと思っています」

中西氏がBizストレージ ファイルシェアの機能でメリットを感じているのは、ファイルのアップロード・ダウンロードの際に自動で行われるウイルスチェックである。他社のオンラインストレージサービスでは有料の場合もあるが、ファイルシェアは標準装備している。

「ウイルスチェック実施中のポップアップ画面を見た取引先からも、『これだったら安心だね』と評価していただけたことがあります」と、中西氏はBizストレージ ファイルシェアの選択に自信を深めたという。

ファイルシェアの活用は、取引先だけにとどまらない。中西氏はこんな使い方もしている、と解説する。「プロジェクトが正式にスタートする前の企画段階やプロジェクト立ち上げ時には、体制がまだ固まっておらず、社内の有識者が一堂に会する機会がほとんどありません。そのわりには、活発な意見交換が発生しますし、遠く離れた拠点にいる技術者の知見が必要になることもあります。『インフラの詳しい技術情報を教えて』とか『この資料にコメント頂戴』とか。そんなとき共有フォルダーの機能を使って、聞きたい情報や知りたい情報を集めているのです。本格的にプロジェクト体制が立ち上がれば、ファイルシェアの共有フォルダーは役割を終え、社内のコアサーバーに移行します」

つまり、送受信機能だけでなく、Bizストレージ ファイルシェアのファイル共有機能も有効に活用し、社内の流動性に富むノウハウ共有に役立てているわけだ。

Bizストレージ ファイルシェアでクライアントとTCS:クライアントはアップロード時に自動でウイルスチェック。TCSはダウンロード時に自動でウイルスチェック。Bizストレージ ファイルシェアは社内システムとは独立して運用。Bizストレージ ファイルシェアでTCS本社とA支店とB拠点:Aプロジェクト 共有フォルダーで社内ノウハウ収集。社内サーバー(クローズド環境):プロジェクト立ち上げ時には社内サーバーへ移管し、データを完全に削除。

効果
クラウドサービスを日常業務に取り込むことで大幅にコストも削減

TCSはITシステム開発事業を生業としているため、実は、Bizストレージ ファイルシェアの導入に際して当初、自前でシステム構築することも検討された。「ただし、その場合、サーバーをどうするか、データセンターをどうするか、セキュリティのソフトウェアや運用をどうするかなど、いろんな問題が出てきました。そして、コストや維持管理稼働を試算した結果、内製よりも既存のクラウドサービスを利用するという結論に達したのです」と中西氏は回想する。導入前の無料トライアルも活用し、機能を実感として納得できたこともクラウドサービス採用の決め手となったようだ。

また、画面にTCSのロゴを表示できる機能も、抜群の効果を発揮しているという。「サービス自体はNTTコミュニケーションズのものではあるのですが、表示されているロゴがTCSの顔になりますし、お客さまに対してTCSとして一貫したサービス提供を実現しています」

企業のセキュリティ意識の高さが、ビジネスパートナー選定の一つの要素になるともいわれる現代のビジネス社会。ISO認証に加え、2017年6月にはPマーク(プライバシーマーク)も取得しているTCSにとって、取引先との良好な関係を維持・発展させていくうえで、今後もBizストレージ ファイルシェアが必要不可欠のツールであり続けるのは間違いなさそうだ。

東京コンピュータサービス株式会社

売上高 283億円(2017年3月期実績)
従業員数 2,100名(2017年4年現在)
事業概要 社員数1万人超、企業数約70社を誇る“TCSグループ”の中核企業として、ハードウェアの保守サービスを主としながら、システムの提案、設計・構築から運用・保守まで幅広い分野で情報通信(IT・ICT)事業を展開。
URL https://www.tcs-ipnet.co.jp/
  • 掲載内容は2017年12月現在のものです。

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