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アカマイ・テクノロジーズ合同会社

事業の根幹となるネットワーク基盤にIPトランジットを活用
市場ニーズに応えるべくクラウド配信プラットフォームを強化

アカマイ・テクノロジーズ合同会社
アカマイ・テクノロジーズ合同会社 Asia Pacific Network Business DevelopmentDirector 高梨斉氏

アカマイ・テクノロジーズ合同会社
Asia Pacific Network Business Development
Director

高梨 斉氏

「レスポンスが良好でパケットロスも少ないNTTコミュニケーションズのネットワークは、我々の求めているものに合致しています」

アカマイ・インターナショナルB.V. ネットワーク本部 シニア・ネットワーク・サポート・コンサルタント 道向 新氏

アカマイ・インターナショナルB.V.
ネットワーク本部
シニア・ネットワーク・サポート・コンサルタント

道向 新氏

「グローバルTier1キャリアであるNTTコミュニケーションズはパフォーマンスに優れ、どこにでも接続できるのがメリットです」

 

課題

トラフィック増大に対応可能な高品質かつセキュアな
コンテンツ配信プラットフォーム構築が急務

ECサイトや音楽のダウンロード配信、ビデオオンデマンドサービスなど、インターネット上でサービスを提供するために多くの企業で採用されているのがアカマイ・テクノロジーズ合同会社(以下、アカマイ)のCDNサービスである。

1998年に設立された同社は、インターネットユーザーにとって身近な問題であるネットワークの輻輳の問題を解決するため、世界最大規模のコンテンツ配信プラットフォームを活用して、世界中のユーザーへさまざまなコンテンツをスムーズに届けている。

アカマイが構築するコンテンツ配信プラットフォームは、世界各地に配置されたエッジサーバーと、顧客が持つオリジナルのWebサーバー(オリジンサーバー)からのコンテンツ取得に利用されるIPトランジットなどから構成されている。このIPトランジットの重要性について、高梨斉氏は次のように説明した。

「アカマイ自身はコンテンツを持っておらず、さまざまな場所に遍在するお客さまのコンテンツを取得し、エンドユーザーの近くにあるサーバーでキャッシュした上で配信することで、お客さまの迅速なサービス提供を実現しています。この際、各地にあるコンテンツを効率よく取得するために、IPトランジットは非常に重要な存在となります」

このコンテンツ配信プラットフォームを運用する中で、重要な命題であり続けているのが需要の増加に対応し続けることだ。同社の道向新氏は「昨今のトラフィックの増加を考えると、インフラのキャパシティを毎年1.5倍程度に増強する必要があります。お客さまの期待に応え続けるために、この設備増強を継続して行っています」と述べる。

コンテンツにはさまざまな種類があるが、特にレスポンスが求められるのはEC系である。ダウンロードに時間がかかってページがなかなか表示されなければ、ユーザーは別のサービスに移ってしまうことになり、売り上げの低下につながりかねないためだ。このように、コンテンツによっては極めてシビアなパフォーマンスがCDNには求められる。

さらに高梨氏は「コンテンツを効率よく配信するためにはセキュリティ対策も重要です。特にインパクトが大きいサイバー攻撃としてはDDoS攻撃があり、これを受けるとパフォーマンスを維持して配信することが困難になります」と、付け加える。

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対策

Tier1プロバイダのIPトランジットサービスを採用
脅威への対策として分散型プラットフォームを構築

こうして継続的に増強することが求められるプラットフォームのIPトランジットに対し、アカマイが求めているのは高い品質である。

「我々はさまざまなキャリアのIPトランジットを利用しています。しかしながら、パケットロスの比率が高いなど、場合によっては思うような品質が得られないこともあります。膨大なコンテンツを配信するためには、相応の帯域を確保しなければなりませんが、キャリア側で十分な帯域を確保できないといったこともあります」(道向氏)

このような課題を解決できるIPトランジットとして、同社のコンテンツ配信プラットフォームで幅広く採用されているのが、NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)が提供する「グローバルIPネットワーク トランジットサービス」である。NTT ComはグローバルTier1キャリアであり、アジア太平洋地域では最大級のIPバックボーンネットワークを運用している。このため、広帯域を求めるユーザーの要求にも迅速に対応可能であることが採用の大きな理由だ。

加えて同社が評価するのはネットワーク品質の高さだ。高梨氏は「NTT Comのトランジットサービスは、良好なレスポンスが得られる上、パケットロスも少ない。我々がネットワークに求めるものを備えています」と述べる。

セキュリティ対策として大きな効果を発揮しているのは、全世界24万台のエッジサーバーを擁する超大規模分散型アーキテクチャーだ。仮にDDoS攻撃が行われても、そうした通信のほとんどが世界各地に点在するエッジサーバーで吸収されるため、オリジンサーバーが高負荷状態に陥ってコンテンツの配信ができなくなるといった事態を避けられる。また同社のコンテンツ配信プラットフォームを使えば、オリジンサーバーから離れたところで攻撃を遮断できるため、インターネット接続回線の輻輳も回避できる。

クラウド配信プラットフォームのイメージ

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効果

IPトランジットがグローバルな事業展開に貢献
セキュリティサービス事業も順調に拡大中

アカマイがNTT ComのIPトランジットを使うのは国内にとどまらず、アメリカやヨーロッパ、そして香港やオーストラリアといったAPAC各地にも及んでいる。その理由として道向氏が挙げたのは、NTT Comのトランジットサービスにおけるネットワークの接続点(PoP:Point of Presence)の数だ。

「我々はエリアのニーズを踏まえて最適なサービスを選択していますが、NTT Comは世界各地に接続点を持っていることが大きなメリットであると認識しています。我々の顧客のコンテンツはグローバルに遍在しているため、場合によっては複数のネットワークを経由してコンテンツを取得する必要がありますが、カバレッジが広いNTT ComのIPトランジットであれば、ほかのネットワークを経由せずにコンテンツを取得できるため、パフォーマンスを維持することができます。この点も大きなメリットであると感じています」と、同社の世界での事業展開の観点からNTT ComのIPトランジット採用の利点を話した。

また同社は、プラットフォームを活用した統合Cloudセキュリティソリューションを展開。コンテンツ配信と並ぶ同社の主力事業として、多くの顧客の支持を得ている。

なお2018年4月には、同社のコンテンツ配信プラットフォームが使われたインドのクリケット国内リーグのストリーミング配信サービスにおいて、1,030万人という最大同時視聴者数を記録した。2020年に向けて、インターネットのトラフィックは今後もますます増加していくのは間違いなく、同社が提供するCDNサービスの役割は極めて大きい。

このような背景を踏まえ、高梨氏は「Asia Pacific Network Business Developmentとしては、これからもコンテンツ配信プラットフォームのパフォーマンスを引き上げて、エンドユーザー、そしてコンテンツプロバイダーの皆さまに満足できるサービスを提供できるように努力を重ねていきます。その中でNTTコミュニケーションズとのパートナーシップもさらに強化し、事業展開を図っていきたいと思います」と語った。

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導入サービス

グローバルIPネットワーク トランジットサービス

グローバルTier1IPバックボーンにダイレクトに接続し、高速で広帯域なインターネット接続を提供するインターネットゲートウェイサービスです。

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アカマイ・テクノロジーズ合同会社

アカマイ・テクノロジーズ合同会社

事業概要
世界最大のクラウド配信プラットフォームを提供し、数十億台のデバイスに年間95エクサバイトのデータを配信。Webおよびモバイルパフォーマンスソリューション、クラウド・セキュリティ・ソリューション、エンタープライズ・アクセス・ソリューション、動画配信ソリューションなどをはじめとする、さまざまなクラウド配信製品/サービスを提供しており、これらを顧客サービスと24時間体制の監視が支えている。

URL
www.akamai.com/jp/ja


 

 

 

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(掲載内容は2018年7月現在のものです)


 

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