ターゲットは2020年?IoT、リモートの普及で、サイバー攻撃への対策が急務に
印刷かつてない手法のサイバー攻撃が行われる可能性も
近年開催されているイベントのいくつかはサイバー攻撃の対象となってきましたが、2019年から2020年で大きな変化があると予測されています。その理由の1つが、開催地が日本であるという点です。
日本はGNI(国民総所得)が世界第3位の経済大国であり、世界的な規模の企業の拠点が数多く存在します。当然、(実際はともあれ)それらに堅牢なセキュリティ対策が行われていると、ハッカーは考えているでしょう。そんな国で大規模なサイバー攻撃を成功させることができれば、サイバー犯罪者は実力を大いにアピールできます。こうした背景から、前回とは比較にならないほどの質と量の攻撃が行われるおそれがあるのです。
そして、もう1つの理由がIoT(Internet of Things/モノのインターネット)の普及です。2020年は、現在よりもはるかにIoTが普及しているでしょう。テレビ中継・報道、運営など、さまざまな場面でIoTの技術が使われるはずです。それ以外でも社会システムや観衆を含む一般人へも普及しているでしょうから、それらもターゲットにされる可能性があります。IoTは適用範囲が非常に幅広く、攻撃を受けた場合の被害も甚大になる可能性があるため注意が必要です。