そろそろ夏休みの計画を立て始める方は多いのではないでしょうか。そんなお盆の真っ只中の8月14日に、Microsoft ではプログラム更新を計画、確実に始業時のPC、ネットは遅くなると予測されます。楽しいバカンスの余韻が一瞬で覚めてしまわないよう、夏休み明けのネット渋滞対策をご紹介します。

連休明けに起こるネット渋滞の原因は?

そもそも、なぜオフィスでは時間帯によってネットワーク環境の「レスポンスが遅い」「接続が切れる」といった現象が発生するのでしょうか。その原因は全事業所からのインターネット接続を本社のデータセンターに集約、ファイアウォールなどでセキュリティを確保している企業が多いためです。多数の社員が一斉にネットワークを利用すると、セキュリティ処理の負荷が増大してボトルネックが発生し、ネット渋滞が起こります。

もうひとつの要因として考えられるのがG Suite、Office 365などのクラウドサービスを利用するケースが増えたことです。インターネット接続が前提となるクラウドサービスは、つねにネットにアクセスした状態で使われるため大きなトラフィックが発生します。一般的に事業拠点と本社を結ぶWAN回線では、そこまでのトラフィックを想定して設計されていないことが多いため、時間帯によってつながりにくくなるのです。

深刻なネット渋滞

もともと、そこまで大きくない二車線道路(ボトルネック)に、四車線でもさばけないクルマ(トラフィック)が殺到している状態をイメージすればわかりやすいかもしれません。加えて連休などでPCを立ち上げない期間が長くなるたびに、待機しているクルマの台数は増えてしまいます。OSのアップデート、クラウドアプリケーションの同期が一斉に押し寄せ、ネットを大渋滞にしてしまいます。

また、ただでさえネットが遅く、PCが使えない状況に追い打ちをかけるのが、読み込みが終わらない大量の迷惑メール。始業が遅くなるだけではなく、迷惑メールに埋もれた重要なメールを見逃してしまう、うっかりクリックしたばかりにウイルスに感染してしまう最悪の事態も起こりえます。

このような大型連休明けに起こる憂鬱を解消するポイントは、渋滞を避ける裏道(別ネットワーク)をつくること、そしてきちんとした交通規制(セキュリティ対策)を実施することにあります。

LBOの実装で連休明けのネットを快適に

ネット渋滞を避ける裏道をつくる方法として、いまローカルインターネットブレイクアウト(LBO)が注目を集めています。各事業拠点で利用するクラウドサービスのトラフィックに限って本社のデータセンターを通さず、拠点から直接インターネットに逃がすものです。G Suite、Office 365などは提供元の真正性が確保、通信も暗号化されているため、例外的にブレイクアウトさせてもセキュリティ上の問題はないという考え方です。

そこで重要となるのはブレイクアウト先となるインターネット接続サービスの選定です。不特定多数の利用者が共用するインターネットは、たとえ大容量の「1Gbpsメニュー」だったとしても帯域が保証されるわけではありません(あくまで理論上の最大値が1Gbpとなっているだけです)。それならば、できる限り混雑しにくい設備構成となっているサービスを選ぶのがセオリーになります。混んでいるサービスを選んでしまうとLBOは効果を発揮しないのです。

IPoE方式を使ったインターネット接続サービスは、従来のPPPoE方式より大容量化した設備を利用することで混雑しにくいネットワーク構成になっています。さらに混雑の原因となりやすい個人向けサービスのトラフィックを論理的に分離し、LBOに必要な高速で安定したインターネット接続が可能になります。

IPoEはクラウド利用にも最適な通信品質

IPoE方式を導入する際には価格やスペックのみならず、サービスを提供するパートナーのサポート体制もチェックしておくべきです。従来のWANからネットワークを分離するLBOの実装には専門的なノウハウに加え、少なからず稼働が必要になります。もし自社の情シスが多忙、情シスが不在の場合には、すべておまかせできるパートナーを選ぶのも一手でしょう。先に挙げた迷惑メールなどのセキュリティ対策も同時に実施するなら、なおさらのことです。

働き方改革にも貢献するLBO実装を

NTTコミュニケーションズではLBOの実装に最適なサービスを豊富にラインナップ。大型連休明けの混雑をものともしない大容量の帯域設計を採用したプラン、大容量の帯域設計にクラウド型UTMをプラスして包括的なセキュリティ対策ができるプラン、そしてLBOはもとよりITの課題をトータルに解決するサービスもご用意しています。もちろん、コンサルティングから構築、運用、保守までワンストップで対応できます。

OCN光 IPoEサービス ワイドプラン
従来のPPPoE方式のインターネット接続サービスの6倍の帯域設計を実現するIPoEサービスです。さらに大容量通信の負荷が大きいWindows Updateを、その他の通信から分離するため、大型連休明けでも安定した通信が可能になります。

個人向けトラフィックを論理的に分離

OCN光 IPoE vUTMセット
IPoEインターネット接続とクラウド化されたUTMをセットで提供。アップデートや保守はNTT コミュニケーションズが最新のセキュリティ対策を実施するためクラウドサービス利用時の安全性、信頼性を向上させる手立てとしても最適です。

Network Support Services(NSS)
複雑化したお客さまのIT環境を実績豊富なエンジニアが訪問、ヒアリングを実施。G Suite、Office 365などの利用に伴うLBO対策はもちろん、事業継続を支える冗長化対策、働き方改革に向けたWi-Fi環境整備など、従来はSEを投入するSI案件でしか解決できなかった経営課題をサービスの枠内(NI案件)で容易かつ経済的に解決します。

つねにネットワークが快適に利用できるLBO対策は大型連休明けのモチベーションダウンを防ぐのみならず、働き方改革を強力に推進する手立てにもなります。もはやG Suite、Office 365といったクラウドサービスは働き方改革に欠かせないツールになっているからです。LBO対策のことなら、お気軽にNTTコミュニケーションズにご相談ください。