この現場業務は遠隔化すべき!建設・製造・医療業界における現場業務の遠隔化事例

遠隔支援ソリューション「Zao Cloud View」で実際に自社の業務変革に成功した建設業、製造業、医療機関のケーススタディを紹介します。

1.変化への対応が後手になりがちな「現場」を抱える業界

新型コロナウイルス感染症の拡大や働き方改革の推進などで多くの企業で働き方が見直されつつあります。テレワークを導入する企業が増え、日常的にWeb会議が開催されるようになり、日本の労働環境は数年前とは一変しました。

その一方でなかなか変化への対応が進まない業界もあります。建設業や製造業、あるいは医療業界といったいわゆる「現場」を抱えている業界です。もちろん現場の重要性は今も昔も変わらず、他の業界と同じようにテレワークを拡大していくことは難しいでしょう。しかし、人手不足や業務効率の改善、コスト削減などさまざまな課題を抱えるなか、こうした業界も労働環境を変える時期にきています。

とはいえ、これまで直接現場に赴き、行っていた業務はどのように改善すればよいのでしょうか。今回はドコモが提供する遠隔支援ソリューション「Zao Cloud View」で実際に自社の業務変革に成功した建設業、製造業、医療機関のケーススタディを紹介します。

2.現場立会いのための稼働がほぼゼロに

最初に紹介するのは中堅規模の建設業A社での事例です。県内および近郊を中心に建築・土木双方の現場を手掛ける同社では、自治体からの発注が売上高の重要な割合を占めていました。近年、受注に関しては順調だったものの、ある課題が解決できずにいたといいます。

それは、自治体から求められる複数回にわたる現場立会いへの対応です。これまでは現場立会いが実施されるたびに、専門知識を持つ従業員を派遣。現場が遠方の場合は、泊りがけになることあり、業務の効率はもちろん、交通費や宿泊費といったコストもかさんでいました。さらに、発注者と現場立会いの日時を調整するのに時間がかかり、その間の工事がストップしてしまうケースもあったといいます。

そこで同社は、国土交通省が推進する「建設現場の遠隔臨場に関する監督・検査試行要領」に基づいた遠隔臨場を実現できるソリューションの検討を開始、導入されたのがドコモの遠隔支援ソリューション「Zao Cloud View」です。

同社ではZao Cloud ViewのフルHDの映像や音声の品質はもちろん、ボタン一つでスタートできるシンプルな操作性が評価され、実際に遠隔臨場に活用されています。ある現場立会いではこれまで往復で3時間程度かかっていた稼働がほぼゼロになるなど、業務の効率化に大いに役立っているといいます。

変化への対応が後手になりがちな「現場」を抱える業界

遠隔臨場での活用では一定の効果が得られたZao Cloud Viewですが、同社では今後、遠隔での現場支援や技能継承、研修などにも活用していく予定です。

3.機械の保守・点検も遠隔でできる

次は製造業でZao Cloud Viewを活用している事例です。

プラントを製造しているB社では、機械納入後の保守・点検における業務効率の改善に頭を悩ませていたといいます。これまで、納入した客先のプラントにトラブルが発生した場合、多くの場合、保守員が現場に駆けつけて対応を行っていました。しかし、実際には単純な操作ミスや軽微なトラブルも多く、駆け付けずとも解決できるケースも少なくありませんでした。

重大なトラブルにならず良かったとも言えますが、一方で、保守員の稼働や現場までの交通費などは目をつぶることのできない課題です。そこで同社は遠隔での保守対応ができないか検討を始めます。求めていたのは保守・点検に欠かせないクリアな映像と音声、そして複数の現場を同時にサポートできる仕組みです。

このニーズに合致したのがドコモの遠隔支援ソリューション「Zao Cloud View」です。B社では、Zao Cloud Viewを活用し、故障発生時に顧客に貸与している送信機(スマートフォン)を利用し、顧客自身が同社のサポートセンターに連絡するという仕組みを構築しました。連絡を受けたサポートセンターは届いた映像を元に対応策を指示。それでも解決できなかった場合に保守員を手配するという方法を取っています。

機械の保守・点検も遠隔でできる

この仕組みにより、顧客側は軽微なトラブルであれば、保守員の到着を待たずにプラントの稼働を再開できる、B社側も保守員の稼働の削減やサービス品質の向上につながったといいます。

4.徐々に広がる遠隔診療

最後に紹介するのは医療機関でのケーススタディです。

地域によっては病院の診療科が偏在してしまうことは少なくありません。ある地域では医師が充足していない診療科に対して、定期的に基幹病院から専門医が各病院に往診に行くという方法が取られていました。

しかし、医師の派遣元である基幹病院では、移動時間や交通費などが厳しい病院経営の大きな負担になっていたと言います。この課題を解決するために導入されたのが遠隔支援ソリューション「Zao Cloud View」です。

診療に耐えうる高品質かつ乱れのない映像と音声、さらにはネットワークにドコモオープンイノベーションクラウドを採用することで、医療に欠かせない高いセキュリティを担保。往診にかかる診療コストの削減に大きく寄与しました。

徐々に広がる遠隔診療

今後は患者の自宅と病院間をZao Cloud Viewでつなぐことで、医師と患者双方の負担軽減、さらなる効率化も期待されています。

建設業、製造業、医療機関と異なる業界でのZao Cloud View活用事例を見てきましたが、すべてに共通するのは「現場」が重要な業界だということです。すべての現場業務をリモートにすることは現実的ではありません。しかし、テクノロジーの発達により、これまで不可能とされてきた現場業務の一部はリモート化が可能になっています。

人手不足や業務効率改善など多くの課題を解決するためにも、一度現場業務のリモート化を検討してみてはいかがでしょうか。

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