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エバンジェリスト対談 2020年に向けたエンタープライズクラウドの展望

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クラウドを利用するお客さまのご要望

林:

実際にお客さまのところに伺うと、どのようなご要望がありますか。

桂島:

最近お会いしたお客さまで、「将来的にはクラウドに移行したいが、既存システムを大規模に移行するには、移行コストがかさんでしまう。今までのシステムの安定性やセキュリティを損なわない形で、徐々にクラウドに移行するには、どうしたらよいか」というご相談がありました。

現状は、VMware vSphereの仮想基盤で大規模にシステムを運用されているのですが、これをもしNTTコミュニケーションズの「Enterprise Cloud」に移行するとなった場合、 「Enterprise Cloud」ではオンプレミスと同じvSphereハイパーバイザーをクラウド環境でも利用できるので、非常にスムーズに移行できることがメリットになると思います。また、日々の運用ルールを変更することもないので、その点も評価されると思います。さらに、最近の新しいビジネスに対応すること、例えば「OpenStack」のように、開発者が利用しやすいようなクラウド環境を実現することも同時に求められるようになってきています。ハイブリッドなクラウドサービスを一体型の管理しやすいプラットフォームで提供することが、強く求められていると感じますね。

ハイブリッドクラウドの現状と今後

林:

ハイブリッドクラウドという点では、従来は、いわば「温泉旅館型」であり、温泉から一本の廊下を延ばして各部屋を利用するようなモデルでした。NTTコミュニケーションズが目指しているのは、「近代ホテル型」。つまり、フロントは1つだけれど、VIPが長期滞在するルームや商談ルームなど、別々の目的の部屋があたかも1つのロケーションとして、管理できるようなハイブリッドクラウドでありたいと思っています。

桂島:

それは面白いですね。様々な品揃えのサービスを一つのフロントで対応する、という考え方ですね。

林:

さらに、ハイブリッドクラウドではネットワークレイヤーがとても重要になってくると思います。IDC社の資料によると、クラウド移行において約70%の利用者が「ネットワークの設計を見直す」というデータもありました。

桂島:

ネットへのアクセスが外部に出て行くので、クラウドへの移行は、ネットワークも含めて提案できなければなりませんね。

林:

NTTコミュニケーションズでも、クラウドサービスは、ネットワーク、データセンターを絡めて提案しています。また、ハイブリッドクラウドの世界では、一社単体で提供する時とは違い、他社との連携も考えなければなりません。「Enterprise Cloud」では、アプリケーションレイヤーは、「クラウドマネジメントプラットフォーム」で複数のクラウド環境を制御し、ネットワークレイヤーは「マルチクラウドコネクト」で、AWS社やMicrosoft社のサービスと連携もしています。今後、ハイブリッドクラウドでますます連携が進んで行くと、連携のコスト、セキュリティの脆弱性、部門間の責任所在の明確化など、ハイブリッドクラウドならではの悩みも出てくると思います。

桂島:

そういった悩みがあるのは、お客さまが本格的にハイブリッドクラウドを活用されるようになってきたからともいえますね。

クラウド化においてIS部門に期待されること

林:

今後、クラウド化を進めるにあたり、企業のIS部門に求められるのは、どのようなことだと考えますか。

桂島:

そうですね。クラウド化を進めるには「よりプロアクティブに動くこと」だと思います。これからは、事業部門の要求にただ応えるだけのIS部門は価値が失われていくことになるでしょう。事業部門がイノベーションを起こすことを助けられるような役割が求められていますね。

林:

事業部門が新しいビジネスを立ち上げる時に、「デジタルトランスフォーメーション」のようにデジタル化を推進するシーンも増えて、IS部門の支援がますます必要になってきていると感じます。これまでは、事業部門から出される要件を受けている立場だったところを、対等なパートナーになる動きがでてきていますね。

桂島:

おっしゃる通りだと思います。それから、「プロアクティブ」という点で私が強く感じているのは、サイバーセキュリティへの対応ですね。最近は、攻撃方法も多様化していて、決められた設定はした、標準に則って対策した、としても事故がおきています。IS部門は、社内の専門家だけでなく、社外の意見もうまく取り入れながら、事業部門が安心してデータやインフラを使えるようなセキュリティの仕組みをつくることが非常に重要だと感じています。

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