ケース2新たなDaaS導入に立ちふさがる設定変更の嵐!
限られたIT人材で乗り切るベストな方法とは?
顧客B社
業種 | 金融 |
---|---|
拠点数 | 120拠点 |
既存WAN回線 | MPLS |
既存インターネット接続 | DC集約型 |
要約
- 新たなDaaS導入に伴う既存サーバー環境の設定変更の煩雑さを解消
- DaaSの利用に最適なセキュリティ対策の強化
- 多数のセッションを張るAWSの利用に向けた増速対応
課題
-
IT部門の人材不足
DaaS導入に向けた各種設定変更への対応が困難
-
安全性、快適性の確保
各種セキュリティ対策に加え増速対応が必須
効果
クラウド型UTMの導入で設定変更の手間を劇的に軽減!
B社では自社データセンターでプロキシサーバーを運営し、全社のインターネット接続を集約しています。新拠点の開設に併せてDaaS(仮想デスクトップ)の利用を検討していましたが、導入にあたりインターネットゲートウェイのスケールアップに加え、プロキシ設定の見直しといった既存環境の大幅な構成変更が必須となっていました。
さらにDaaSでの利用を想定していたのがAWS。このため、インターネット接続する際のセキュリティリスクへの対応、多数のセッションを張るAWSの特性を踏まえた増速対応も不可欠に。少人数体制のIT部門ではとても対処できない状況でした。

そこで同社ではWANからインターネットに直結する「インターネット接続機能(vUTM)」の導入を決断。高信頼なインターネット接続と各種セキュリティ機能をクラウド化してセットで提供するサービスです。さらにDaaSを利用する新拠点にはアクセス回線に「Arcstar Universal One ベストエフォートアクセス(IPoE)」を導入することで通信の安定性向上を図りました。
- 効果1:すべての設定変更がポータルで可能になりオンサイト業務がゼロに
- 効果2:ファイアウォール、IPS/IDS、アンチウイルスなどで安全対策も万全
- 効果3:DaaS用のアクセス回線にIPoEを導入し、AWSの快適な利用を実現
クラウド型UTMの導入により、各種セキュリティ設定が容易にポータル上で行えるようになったため、同社のDaaS導入は既存環境の構成を変更することなく安心・スピーディに完了しました。懸念されていたセキュリティリスクもUTMの複数のセキュリティ機能を組み合わせることでクリアに。WANのアクセス回線をIPoEにしたことでAWSも快適に利用できています。今後はIPoEの利用領域を拡大、テレワーク導入などの働き方改革に取り組んでいく予定です。