NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、企業向けブロードバンドVPNサービス「Group-VPN」のフレッツプランで提供中の「スタンダードルータ」において、平成19年2月27日より「インターネット接続サービス」の提供を開始します。
また、同時に「バックアップPlus」プラン、「フレッツ・ISDN」プランにおいて、複数ネットワークへの対応など高付加価値機能の提供を開始します。
これらのオプション、機能については、NTT Comがレンタル提供するルータとともに、設定から保守までをワンストップで対応しますので、簡易なVPN構築、運用管理が可能です。
1. 「スタンダードルータ」における「インターネット接続サービス」の提供について
(1)概要
現在、Group-VPNのフレッツプランでレンタル提供している「エントリールータ」に加え、「スタンダードルータ」でも、オプションとしてインターネット接続サービスの提供を開始します。インターネット接続サービスは、Group-VPNを経由せず、NTT Com網内に設けたファイアウォールを介しOCNバックボーンに直接接続される通信となります。新たにインターネット用接続回線を設置することなく、既存のルータをそのまま利用してインターネットに接続できます。
(2)新規対応プラン
- Bフレッツプラン/光サービス(F) スタンダードルータ
(ベーシックタイプ/ハイパーファミリータイプ/ニューファミリータイプ※/ファミリー100タイプ/ビルタイプ/マンションタイプ)
- フレッツ・ADSLプラン/ADSLサービス(F) スタンダードルータ
(1.5M/8M/モア/モアII/モアIII/モア24/モア40/モアスペシャル)
※ニューファミリータイプ、ビルタイプ、マンションタイプは、光サービス(F)に対応しておりません。
(3)サービスメニュー・利用料金
別紙参照
(4)受付開始日
平成19年2月27日
2. 「バックアップPlus」プラン、「フレッツ・ISDN」プランにおける高付加価値機能の提供について
(1)概要
Group-VPN「バックアップPlus」プラン、「フレッツ・ISDN」プランにおいて、以下の高付加価値機能を提供します。
- [1]
- 複数ネットワーク対応
拠点内のネットワークを10ネットワークまで登録できます。
- [2]
- NAPT/NATオプション
拠点内のネットワークアドレスやIPアドレスを、別のIPアドレスに変換してVPN通信を行います。これにより、各拠点間のネットワークアドレスが重複する場合でも、アドレスを変更することなく、VPN通信が可能になります。なお、NAPTでは拠点発の通信のみ、NATでは双方向の通信が可能です。
- [3]
- IPフィルタオプション
IPアドレスによるフィルタ機能を提供します。これにより、センタ拠点との通信のみを許容したり、特定の拠点間の通信を制限することが可能です。
- [4]
- DHCPリレー
お客さま管理のDHCPサーバ(拠点の外部)へ、DHCPの中継機能を提供します。*1
(2)新規対応プラン
- 「バックアップPlus」プラン*2
- 「フレッツ・ISDN」プラン
※「Bフレッツ」プラン、「フレッツ・ADSL」プランについては、すでにスタンダードルータにて提供中。
(3)利用料金
追加料金はかかりません
- ※
- ただし、NAPT/NATオプション、IPフィルタオプションを利用する場合、別途工事費 5,000円(税込5,250円)がかかります。
(4)受付開始時期
平成19年2月27日
- *1
- DHCPサーバ機能については、現在提供中です。
- *2
-
経済的かつ簡易に構築可能なバックアップサービスです。メイン回線(NTT東日本・西日本が提供する「Bフレッツ」または「フレッツ・ADSL」を利用)に、工事や故障が発生した場合、自動的にバックアップ回線へ切り替わることでお客さま通信を確保します。
バックアップ回線にアッカネットワークスの「ACCA ADSL(12M)」を利用し、異キャリア・異メディアの高信頼、広帯域バックアップを実現する「バックアップPlus」プラン(ACCA)と、バックアップ回線にNTT東日本・西日本のINSネット64などを利用し、より広域な全国規模のネットワークに対応する「バックアップPlus」プラン(ISDN)があります。本機能には、両プランとも対応します。