友井川 拓キャプテンインタビュー
シャイニングアークス生え抜き5年目を迎えて、新キャプテンに就任。昨シーズンまでどちらかといえばベテラン頼りだったチームを、どのように引っ張っていくのか。

―キャプテンに選ばれた経緯を。
3月半ばぐらいに大沼監督と話をして、キャプテンがまだ誰になるかわからないという状況でリーダーをとりあえず決めていきました。そして、4月半ばに正式に監督からキャプテンの話がありました。
―どう思いましたか?
任せていただけるならやってみようという気はあったので、いい機会かなあと。
―法政時代もキャプテンをやっていましたね。
そうですね。ただ、学生と社会人ではけっこう違うところもあると思うので手探り状態ですけど、戸惑いは特には無いですね。
―選手会長も同学年の佐藤元太選手ですが。
僕らも5年目で中堅になりますので。僕らの代は人数も多いし、試合に出ている人も多いので中心になっていければなあという気持ちはあります。
―チームの雰囲気はどうですか?
比較的若い選手が多いので、いい時はすごく元気があっていいですね。まあ、始まってまだ一ヶ月ぐらいなので、みんな積極的に取り組んでくれているし、自分から自分からといういい雰囲気で練習ができています。コーチ陣も替わってリフレッシュ感もあり、チーム的にはいい方向に進んでいると思います。
―新しいコーチ陣は?
前の方がどうこうと言うのじゃないのですが、やっぱりコミュニケーションが取りやすいということはあります。コーチ陣が言っていることもスムーズに入ってくるし、こっちからもコミュニケーションが取りやすいし、チームを創っていく上ではコミュニケーションが大事になっていくと思いますので、選手側としてはやり易い環境になったと思っています。
―若手の選手から、キャプテンとして「今日分からないことは、今日中に解決しよう」と言ってくれていると聞きました。
若い選手が多いので、与えられた事は100%できるけど、自分で考えながら練習だったり試合だったりをもっとできていればチームとしてもっといい状態にいけるんじゃないかなと考えています。ですから、わからないことをわからないまま練習するんじゃなくて、わかるようになるまでコミュニケーションをしっかり取っていけば、個人としてもチームとしてもレベルアップしていけると思うので、その日のうちに解決しようという事は、できるだけ言うようにしています。
―去年移籍してきた選手たちが、当初「このチームはおとなしすぎる」とよく言っていましたが。
黙々とやる選手が多くて、いい意味で真面目な選手が多いのですが、それってやっぱりスポーツやっていく上ではレベルアップの妨げにもなりますので。そのことを去年、木曽さんとか石神さんとかがすごくうるさく言ってくれたので、意見を言うことが浸透してきました。若い選手が試合に出てくるようになって、意識が変わってきた部分も出てきているので、そういった意味でもいい方向に来ていると思います。
―今シーズン、チームが目指しているボールを動かすラグビーは、どうですか。
そうですね。コーチ陣が代わって、プレースタイルも変わっていくことになり、まだ導入時期ですので見えないところもたくさんあるし、試合も行っていないのでどうなるかわからない部分はありますが、やっていても面白いですね。去年はアタックの機会もあまり無かったし、得点もリーグで一番下のほうでした。ただそれでも上のチームに勝ったりしているので、今までの基礎がありながらアタックを磨いていけばもっといいチームになると思うし、ファンの方にももっと喜んでもらえると思います。昨シーズンは観ていても戦い自体はそんなに面白くなかったと思うので。魅力的なカラーがあるチームは、ファンの方も多いですし。会社関係という枠にとらわれないファンの方がもっと増えてくれればいいなあと思いますし。
―観ている方としても、あのバックス陣がいながらもったいないなという思いがありました。
やっている側としても、個人的にはそういう思いはありました。バックスの顔ぶれをトップリーグの中で比べてみても遜色ないと思いますし、…ただ昨シーズンは、セットプレーにしろ、フィールドプレーにしろ、すごくFWの選手が頑張ってくれたので、BKももっと貢献したかったという思いはあります。戦い方が変わればもっともっとFWもBKも生きてくると思うので。
―キャプテンとして、チームをどう引っ張っていきたいですか?
自分の意見を言えるチームになって欲しいですね。やっぱり一人ひとりがもっとリーダーシップを取って欲しいし、これからずっとトップリーグに残って戦っていくためには、今の若い選手がもっと中心になってやっていくべきだと思います。若い選手が多いので雰囲気がいいときはいいんですけど、ちょっと気が緩んだ時にふわっとなっちゃう時があるので、一人ひとりが何をすべきかもっと考えて欲しいし、逆に僕としてはチームがいい方向に向かっているときは何も言う必要は無いと思うし、うまくいっていない時に引っ張っていけるようになりたいです。
―最後にファンの方々にメッセージを。
去年も遠くの会場まで足を運んでいただいて、皆さまの声援に非常に勇気づけられました。皆様の声援のおかげでまた今年もトップリーグで戦うことができました。選手・スタッフ共に今年の戦いを楽しみにしていますし、去年よりも楽しいラグビーをしたいと考えていますので、引き続き応援よろしくお願いします。
