シャイニングアークス「未来プロジェクト」が始動!選手たちが自ら創造する、未来の姿とは?

グラウンドで熱戦を見せてくれるシャイニングアークスの選手たち。
その一方で、彼らは職場で任務を遂行する社員の顔を持つ。
二つのキャリアを持つアスリート社員として
これからどのような未来を描いていくべきか。
選手自らが考え、行動し、答えを導き出すプロジェクトが
今、動き出す。

「未来プロジェクト」とは?

シャイニングアークス「未来プロジェクト」とは、選手たちがフューチャーセッションを重ねながら、アスリート社員しての魅力を高め、NTTコミュニケ—ションズの未来を切り拓いていこうという、壮大な目標を掲げたプロジェクトだ。

では、彼らの行うフューチャーセッションとは一体何か。それは、未来のステークホルダーたちが集まり、意見を出し合い、互いに刺激し合いながら、自分たちのありたい未来を構想していく学びの場。
下図のフローのようなステップを踏みながら、内容を進化させ、未来を具体化していく手法である。

5ステップ

そして、このフューチャーセッションを牽引するのが、イノベーション・ファシリテーターと呼ばれる存在。
本プロジェクトでは、株式会社フューチャーセッションズの上井雄太氏が、選手たちに未来を思考するための問いを投げかけ、導いていく役割を担う。

熱気を帯びたキックオフミーティング

3月31日、汐留ビルディングの会議室にて、プロジェクトのキックオフミーティングが開かれた。招集されたのはシャイニングアークス選手会の面々。今回のプロジェクトのコアメンバーである。スーツに身を包み、颯爽と表れた彼ら。その引き締まった表情からプロジェクトへの熱い想いが伝わってくるようだ。

参加メンバー

ミーティングは、高橋信孝チームディレクターの挨拶からスタートした。
「2018年3月に浦安にホームグラウンドが移転することを見据え、地域で愛される存在となるためにも、選手たちが企業の社員として、また、アスリートとしてどんな未来を描いていくかを考えていくことが大切だと思います」。
高橋チームディレクターの抱いたこの想いが、今回のプロジェクト実現のきっかけでもあった。

高橋チームディレクター
高橋信孝チームディレクター
上井雄太氏
プロジェクトのファシリテーター上井雄太氏
(株式会社フューチャーセッションズ)
ミーティングの様子

互いの知らない面に触れ、絆を深める

ファシリテーター上井氏の説明のあと、この日最初のワークは選手の自己紹介から。グラウンドでの姿は知ってはいても、社員としては仕事内容もオフィスの場所もさまざま。仲間のラグビー以外の姿を知ることも、さらに絆を深めていく重要なステップなのだ。

中島さん

LO中島進護さん

ネットワークサービス部で、総務系を担当しています。今、3年目ですが、入社当時に比べたら、仕事に対するメンタルも相当強くなりました(笑)

須藤さん

HO須藤拓輝さん

第二営業本部企画部で人事・育成を担当。同僚が自分の名前の書かれた応援幕を持って試合を観に来てくれた時に、この会社に入って良かったと思いました。

栗原さん

FL栗原大介さん

第一営業本部企画部に所属。全国のコールセンターを統括する部署なので、ラグビーで各地を遠征したときに近くのセンターの人が応援にきてくれる。自分の仕事を通してラグビーが好きになってくれる人が増えるとうれしいですね。

目崎さん

LO目崎啓志さん

カスタマーサービス部企画部に所属。シンボルチームという言葉を知りました。社会的に認められているチームにいて、応援してくれる人がいると感じられる職場でよかったと思います。

西橋さん

SH西橋勇人さん

第三営業本部企画部に所属。理解のある職場、表彰制度などで営業の士気高揚、働き方改革などを行っています。社会人になってから大勢の人に応援されるなんてそう経験できませんよね。

小野さん

SO小野寛智さん

ネットワークサービス販売推進部門で会社の中でさまざまなサポート業務を行ないます。職場の仲間から『ありがとう』と言われると、やっていてよかったなと思います。

選手たちの話を聞き、「僕が若い時は、こんなにしっかり話せなかったな」と高橋チームディレクターは目を細める。「ラグビーだけでなく、仕事での評価も上げていこう。2019年ワールドカップに向けて、ラグビーを通してワクワク・ドキドキできることをしていこう!」と、選手たちに呼びかけた。
さらに上井氏も、「ラグビーでは皆さん勝利をつかみとるために全力で戦いますが、“かち”には“勝ち”だけでなく“価値(バリュー)”もあります。プロジェクトを通して皆さんの社内における価値を引き出していくことで、会社全体を良くするだけでなく、さらにおもしろいことが生み出せると思います」と、それに続く。

2人のメッセージにシャイニングアークス選手会会長の栗原選手は、「チームの“勝ち”を目指すのは、チーム内の各リーダーの役割。ここにいる選手会メンバーは、チームの“価値”を見出すのが役割です。まさにそこですよ」と静かに、かつ、力強い声で応えた。

現状に潜在する課題を見つけ、解決策を模索する

続いて、プロジェクト最初のセッションを開始。これは、上井氏の「アスリート社員の働き方・働く環境について、どのような課題を感じているか」という問いに、6人の選手がAとBの2チームに分かれてディスカッションを行うというもの。

各自思いついたことをメモ用紙に書き出し、チーム内で議論しながらカテゴリー分けを行うのだが、作業の序盤から会議室は選手達の熱気に包まれた。アスリート社員自身の意識の問題、アスリート社員を受け入れる環境の問題、また、社内外のラグビーファンをどう増やしていくかなど、多様な視点から次々と意見が出されていく。
それぞれのチームでまとめた意見の発表後、最後は全員でディスカッション。選手たちは、「ラグビーで日本一を目指そうというビジョンがあるように、職場では社員としての目標やビジョンを持つことが大事。また、アスリート社員とどう接するのか受け入れる側の情報共有も必要ではないか」という一つの考えをまとめた。

選手たちの導き出した課題を聞きながら上井氏は、「現状、アスリート社員の立場からすれば、デュアルキャリア問題に効果的な解決策が打てていない。また、企業としては、皆さんの存在をメリットとして生かし切れていないという状況があります。プロジェクトの到達点は『企業に支えられていたアスリート社員から、周囲の共感を呼び、企業の成長を促すトップランナー社員へ』です。これから1年かけて取り組み、来年以降もまた次のフェーズへと、継続的なプロジェクトになるように育てていきたいと考えています」と、今後の目標、また、達成までのプロセスについて語った。

さらにセッションは次の問いへ。「全員で課題を共有した上で、今、何ができるのか」を2人1組で話し合う。これは「未来思考」と呼ばれるディスカッションの手法で、想定した未来から現在を振り返り、とるべきアクションを考えるというものだ。

わずか数分のディスカッションの中で、
「普段、部署間の交流はあまりないが、自分たちアスリート社員はいろいろな組織に属しているため、部署を超えた窓口になれる」
「メタボ対策、社員の健康管理に貢献できる」
「シンボルチームである自分たちを、会社側にこう使ってみてはという提案ができる」
「アスリート社員には、いい大学の出身で、経営者と顔見知りの人が多い。ラグビー懇談会などで営業できる可能性がある」
「選手と社員という立場を生かし、たとえばウェアラブル端末などの開発に協力できる」
といったアイデアが出された。どれもアスリート社員のポテンシャルの高さを実感させるものばかりである。

一人ひとりの夢を共有するセッション

休憩を挟み、この日最後のセッションへ。テーマは、「このプロジェクトを通して、どうなっていきたいか」である。3人1組となり、1人が自分の思いを語り、ほかの2人がそれを傾聴(相手の気持ち、伝えたいことを引き出していくように耳を傾ける)するというスタイルのワークで、最後に傾聴した2人が語り手にふさわしいタイトルをプレゼントする。自分の思いを言葉にするのは難しいものだが、そこはラグビーで培ったチームプレー。時に熱く、時に笑いを交えながら、短い時間の中でも語り手の思いがどんどんと引き出されていった。

そして、他の選手からプレゼントされたタイトルをそれぞれ発表。

西橋さん

西橋さん『未来メーカーのパイオニア』

「文字どおり、未来を作ることをしたい。セッションで地域や会社をよくすることを、ここだけのプロジェクトに留めずに、他の部署や地域に拡げていくための部署を作り、人を配属する。その創設者が僕です!」

目崎さん

目崎さん『スポーツ界のM&A』

街全体を買収してやろうという、すごい野心的な考えで(笑)。浦安のスポーツチームが連携できるようにしたい。他のスポーツのチームと兄弟チームのようになって、企業スポーツの発展した形はこれだ!とゴールを示したいです。

栗原さん

栗原さん『新世界を創る二刀流』

二刀流の意味はよくわからないけど(笑)、このタイトルをもらいました。将来的に浦安の中で我々シャイニングアークスを中心に、社員と街の人と一緒に良い街づくりをしていきたい。NTTコミュニケーションズのICTも活かすことができたらいいですね。

中島さん

中島さん『渋谷とラグビーをつなぐ漢(オトコ)』

ラグビーの試合に来てくれる人は、イメージ的に年齢が高いと思います。僕はもっと若いファンを増やしていきたいと。自分が高校、大学と遊んだ経験を活かし、渋谷のような街で若者を盛り上げていきたいです。

須藤さん

須藤さん『たくるロード、それはシャイニングロード!』

いろいろな目標はありますが、個人的に実現したいのは、新浦安駅からグラウンドまでの道を、飛田給駅から味の素スタジアムまでの道のように、街灯の下に自分たちの旗がかかっているようにしたい。それをシャイニングロードと名付けてもらいました。

小野さん

小野さん『将来の夢、オールマイティファシリテーター』

僕のやりたいことはとてもシンプルで、人のためにどうやって役に立つかということ。これからさまざまな考え方を学んで、ラグビーだけでなく、いろんな人の役に立ちたいです。

タイトルとともに、自らの思いを語る選手達に、高橋チームディレクターは

高橋ディレクター

みんなの情熱が凄い。情熱を持っている人がつながっていけばおもしろいことができると思う。僕は、浦安にホームスタジアムを作りたい。このメンバーならできるのではないか。

と、選手に負けない熱さで夢を語った。

そして、最後はファシリテーターの上井氏。

上井氏

皆さんの夢は絶対実現していけると思いますし、その思いを持ち続ける仲間がいます。一方で、この先思わぬ仲間が増えるのも楽しみ。恥ずかしがらず、思いをまわりに発信していただくといいですね。そして、プロジェクトに共感者が増えると、とんでもないことが起こるかもしれません。引き続き進んでいきましょう。

と、夢の広がるコメントで締めくくり、キックオフミーティング&セッションは終了。

次回は今回に負けない熱い議論を期待したい!